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金沢には老舗おでん店がいくつもありますが、こちらは2015年8月8日にオープンしたバル感覚のおでん屋さんで、おいしさから人気を集めています。可愛らしい店名にもそそられますね。
外食文化研究家 雅珠香

場所は香林坊109の裏手で、同店の目の前にはハントンライスで有名なグリルオーツカさんがあります。窓は大きくガラス張りで、カウンター越しがオープンのキッチンになっており、シンプルでスタイリッシュな空間。カウンターの中央にはおでん鍋があり、ゆらゆらと湯気が立ちのぼります。
外食文化研究家 雅珠香

外食文化研究家 雅珠香

ある日のお通しは、おでん出汁で炊いたおから、牛すじテリーヌなど、おでん屋さんならではでした。
お通しを付けるかどうかは予め聞いてくれるのもお客さん思いの配慮です。
外食文化研究家 雅珠香

【おでん】
特徴は主に3つで、①つ目はちくわやその他の練り物が自家製であること。こんなお店、なかなかありませんね。「ちくわ」は練り込み素材が季節で変わり、ある日は柚子、金時草や打木赤皮甘栗かぼちゃなど加賀野菜の日もあります。
外食文化研究家 雅珠香

②つ目は、おでん出汁。「飲み干せる出汁」を目指しているそうで、真昆布、宗太鰹、サバ節、ウルメイワシに数種類の食材を加えて出汁を引き、大野のお醤油や能登の塩などの調味料で味を整えています。金沢の老舗おでん屋さんは、結構シンプルな素材で出汁を作ってあったりするのですが、こちらは多種の旨味成分を掛け算することによって、複雑な旨味に仕上がっています。

③つ目は、変わりダネがあること。老舗とはまた違った個性の出し方が面白く、オリジナリティーが感じられます。
「真子(鱈)おでん」(380円)は、真子を炊いてすり身と合わせてあるのですが、すり身の比率が低くてほぼ真子なので、さわさわと口の中でほぐれる感じは真子煮そのもの。これは新しくておいしい。
外食文化研究家 雅珠香

「ちくわのたまご」(230円)は、味玉を半分に切ってイクラをのっけたおでん。イクラは醤油漬けで、いい塩気とコクを加えています。
外食文化研究家 雅珠香 

【カニ面】(1480円)
ちくわさんは練り物がお得意なので、身を出してすり身と合わせ、外子を全面にまぶしかけるタイプ。プリッとした弾力とプチプチ食感が美味。
外食文化研究家 雅珠香

外食文化研究家 雅珠香

ちなみにランチ営業もしてくれているのが、同店のありがたいところ。
片町エリアは夜営業のお店が多いのでランチは不毛地帯で、特に日常使いできる和定食のお店は限られていますから有難い限り。1000円前後でおでん定食が数種類ありますよ。
「おでん美活定食」(1000円)は、おまかせおでん3種類に選択できるおかず、かやくごはん、お味噌汁、香の物と充実しています。
外食文化研究家 雅珠香