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旬の地物食材で奏でる日本料理に、鉄板焼きを織り込んだ和魂洋才のコースが食べられるお店で、メインの鉄板焼きステーキが特徴的です。場所は本多町の裏通りで目立たないのですが、昔からのファンも多く年中繁盛しています。ランチも毎日いっぱい!日替わり定食と「はざまのステーキどんぶり」も人気です。さらに強くオススメなのが、冬季限定の魚介の生姜味噌鍋なんです。これはシーズン一度は必ず味わいたいうまさですよ。

外食文化研究家 雅珠香

冬季限定!生姜味噌で食べる白子と牡蠣の鍋

●「はざまの魚介味噌鍋」(要予約、2名から。前菜付きで1人前税別8000円)
具材は季節によって変わります。
外食文化研究家 雅珠香

鍋は生姜たっぷりの味噌がベースで、火をつけると、乳白色のスープがこぽこぽと沸き立つのと共に、鼻腔をくすぐる白味噌の甘い香りが立ち昇ります。そこにまずは牡蠣だけを泳がせます。気持ちよさそうにお風呂に浸かっているような牡蠣を引き上げ、溶き卵にくぐらせ口の中に誘い込むと、つるんと舌の上に滑り込んできて、ぷっくりした身からミルキーなエキスが弾けます。

外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

生姜で生臭みは飛んでいますが磯の風味はそのままで、味噌のふくよかな甘さ調和しておいしさが完成。どれだけでも食べられそうなくらい美味ですよ。お次は白子を加えて食べ進めます。
さらに立派な金沢一本太ねぎや粟生麩、能登115や天然茸など、石川のおいしい食材と共に味わいます。
外食文化研究家 雅珠香

そして、満腹でも食べられるのが、このスープで味わう能登牛の牛しゃぶなんです。エキスが濃く染み出た味噌スープには、美しくサシの入った能登牛がよく合いますよ。手のひらほどある大判のお肉を、ゆっくりとくぐらせるので、ふるふるとやわらかく、口の中で溶けるようになくなります。

外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

この鍋が冬の楽しみ!

ランチ

ランチはおいしく手軽な定食「日替わり(お肉orお魚)880円」からあり、毎日のように訪れる常連さんも多し。平日でも混み合っていて、お昼12時ぴったしでもう満席になっているので、ちょっと早めに入ったほうが確実です。さらにはざまならではのイチオシは「ステーキどんぶり」で、ランチの看板となっています。

●ステーキどんぶり(1280円)
(サラダ、味噌汁、香の物、コーヒーorシャーベット付き)
外食文化研究家 雅珠香

どんぶりが大きくてお肉のボリューム感もあるので、分かっていても毎度ビックリ。大盤振る舞いのサービスメニューですね。注文があってから、はざまマスターがカウンター越しの鉄板でお肉を焼きはじめます。タレのかかったお肉はレア状態で食感も贅沢。ふりかけてある山椒の風味がアクセントに効いており、食べ飽きせずにあっという間にペロリ。食後はコーヒーかシャーベット付き。

その他ランチタイムは、「海鮮どんぶり(1280円)」、「ステーキ定食(1680円)」もあり。

ディナーコース

春のある日のディナーはこんな感じでした。

・春の前菜
センナ、胡瓜の醤油煮に鴨ロース、豆冨の味噌漬け、能登の絹もずくとホタルイカ、山芋醤油漬けとアサツキのふきのとう味噌和え
はざまのコースは毎度、季節感と滋味溢れる前菜から幕が開きます。
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

・自家製バター
レーズンなどのドライフルーツの自然な甘さが、バターに絶妙に調和した自家製のバター。ここのスペシャリテです。
外食文化研究家 雅珠香

・胡麻豆冨の揚げだし
胡麻豆冨を揚げだしにすることで、カリッとした衣の食感と、ねっとり舌に絡みつく粘度とのコントラストがいい感じ~。添えてあるのは、天ぷらにした能登門前の行者ニンニクで、力強い香り良さが胡麻の風味に相まって広がります。
外食文化研究家 雅珠香

・ホタテとトマトのグラタン 山菜天ぷら添え
ホタテとトマト入りのグラタンは、アツアツふるふるで焦げ目がサクッサク。ベシャメルではないのであっさりしています。添え物は、春を感じさせるウドと蓬の新芽の天ぷら。
外食文化研究家 雅珠香

・お刺身
ガスエビ、中トロ、真鯛、しめ鯖
添え物はワラビにワサビの花。シャープな辛味はありませんが、香りはワサビ。
外食文化研究家 雅珠香

・能登の原木椎茸のポタージュ
椎茸の旨味成分がパーンと出ており味わい深く、非常に香り高いポタージュで、思わず唸ってしまった。
外食文化研究家 雅珠香

・コノワタの玉締め
使い方によっては生臭くて塩辛くなるコノワタですが、絶妙な加減で生臭さもなく、ほんのりと効く潮騒がいい味付けになっています。ハマグリの出汁と相まって丸みを帯びた味わいに。お見事。
外食文化研究家 雅珠香

・毛ガニ
ほぐし身の毛ガニと大根は、カニの殻を詰めたソースで。甲殻類の風味が口いっぱいに広がります。タケノコは2時間ローストしてあるため、甘くて香り豊かなことこの上なし。
外食文化研究家 雅珠香

・鉄板焼きステーキ
ここまででかなりの満足度ですが、さらに鉄板焼きステーキも。
外食文化研究家 雅珠香

・シソシャーベット
爽やかなシソのシャーベットで、お口さっぱり。
外食文化研究家 雅珠香

最近金沢はレベルの高い若手料理人さんの和食店が多くて、食べ歩きがさらに面白くなってきましたが、熟練の料理人さんはやっぱりすごいなぁと、はざまさんに来るとしみじみ思います。