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金沢市中心部からは車で20~25分、野々市市の住宅地の一角というアクセスが難しい場所にありますが、その立地の悪さなんてものともしない人気で、県外からもわざわざここを目指して足を運ばれる方が多数。(私は以前徒歩で片町まで帰ったら1時間41分かかったので、アクセスはやはりタクシーでしょう・・・。公共の交通機関だとバスを調べておくのが良さそうです。)
外食文化研究家 雅珠香

太平さんの特徴は大きく2つ。
①大将高谷進二郎さんのお人柄
太平寿しさんの創業は1972年(ですから、大将一代で44年の歩みがあるということになります)。
一流の寿司屋の暖簾をくぐるのは、やはり背筋が伸びる緊張感があるものですが、大将高谷進二郎氏のユーモア溢れるお人柄が、張り詰めた緊張感を解きほぐしてくれます。ユーモラスで優しい方ですから、初めてでも安心して身を任せられます。また、1品1品気の利いた解説もさすが。おいしく食べさせるのも上手な方です。そして、チャーミングな笑顔に潜む、意気揚々とした気迫も魅力。大将の世界に飲み込まれること間違いなし。
外食文化研究家 雅珠香

  
②握りのスタイルが独特!
コースの流れは、最初に小鉢がお通しのような形で出ますが、基本的にその後は握りとなります。ただし握りだけがひたすらというわけではなくて、1皿の中に握りと同じ魚の刺身(もしくは料理)を添えてあるスタイルなんです。魚としてのおいしい食べさせ方と、握りになってこそ昇華されるおいしさの2通りが、1つの身で味わえるというわけです。

・アカイカ(塩、このわたがけ)(2016年9月夜)
太平寿しの塩は「マルドンの塩」なんです。能登の揚げ浜塩よりもまるみのある塩で角のない味に。
外食文化研究家 雅珠香

・甘海老(2015年4月)
シャリに子を混ぜ込んであるので、青色をしていてインパクトありますが、これが珠玉の一貫。米粒と卵の粒々がさわさわとほぐれ、身の甘さと味噌のコクと一体になり、最後にはかすかな海の香が余韻。
外食文化研究家 雅珠香

・サヨリ(2015年4月)
外食文化研究家 雅珠香

・ホタルイカ(2015年4月)
炙ったホタルイカをそのままと握りにて。肝が口の中にぴゅっと飛び出し、濃厚なうまさが広がります。
外食文化研究家 雅珠香

・鯖の棒ずし
人気の定番メニュー。薄い昆布をまとわせてあって旨味が酢の酸味にまろみを与えています。
外食文化研究家 雅珠香

・穴子
青柚子を振った穴子は風味に乗って美味しさが昇華。ツメを塗ったものは穴子のとろけるやわらかさと良さと共に甘さが広がります。
外食文化研究家 雅珠香

・マグロ
大間のマグロをメネギで巻いたものと握りにて。
外食文化研究家 雅珠香

・のど黒の蒸し寿し
太平寿しの名物で、訪れた方のほとんどが注文する逸品。
湯気にのって酢の香りが辺りに立ちこめ、その優しい酸味が鼻腔をくすぐります。シャリの下には昆布が敷いてあるため、旨みが全部に乗り移っており、味わいのまとめ役を果たしています。繊細なのど黒の身が口の中でホロっと解れ、それと同時に極限まで引き出された旨みと甘味が口中に広がります。
外食文化研究家 雅珠香

【コース】 
夜はコースが1万円からで、1万2000円、それ以上のコースもあり。

【受賞歴】
・「ゴエミヨ東京・北陸2017」では17/20点を獲得