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天保元年(1830年)創業の飴屋さんで、名物は水あめ状のやわらかいあめである「じろあめ」です。ドラマ「半沢直樹」に登場したことで、全国的に認知度が上がった商品でもありますね。ここ本店は金沢市小橋町の一角にあり、建物は金沢市指定保存建造物になっています。店前にかかる白地の暖簾が眩しく、辺りからも存在感を放っていますよ。暖簾をくぐるとすぐに商品が並ぶ対面式の販売台があります。
外食文化研究家 雅珠香

商品ラインナップには、固形状の飴もありますが、私はやはり定番のやわらかいじろあめが一番好だなぁ。
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

お店の方が、じろあめを小桶からすくって絡めて試食として出してくれるのですが、これを食べたら味わいに感激して買ってしまうはず~。
照りのある黄金色をしており、舌にのせるとやわらかく重みがあり、それを転がすように溶かして行くと、奥深く滋味のある甘さがゆっくり立ち上がり、懐かしく情のある味わいが広がります。

外食文化研究家 雅珠香

このじろあめが生まれたきっかけは、初代である次右衛門が、母乳が出ずに困り果てていた母親達の姿を見て、母乳のかわりになる栄養価の高い食品はないかと思案し作り出したのがはじまりなのだとか。お砂糖が貴重だった時代に、麦芽の酵素が米のでんぷん質を糖化させることを利用して製造していたのは驚きです。
素材はお米と大麦の芽(麦芽)だけで、お砂糖は入っていないですし、人工甘味料や合成保存料も一切使用していませんから、お子様や健康に敏感の方も安心して食べて頂けるはずです。また、お菓子としてはもちろん、調味料として利用されている金沢のお料理屋さんも少なくありません。

そして、販売店舗のお隣では、じろあめを詰める体験ができるんです。
●じろあめ詰め体験
(※平日のみ。前日までに要予約。料金は1500円で自分で詰めたじろあめを一瓶お持ち帰りできます。1回で5、6人まで。)

まずはお手本を見せて頂き、その後教えてもらいながら自分でもやってみますが、難しくはないものの、上手にはできませんね(笑)

外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

お店の方はさすが鮮やかな手つきです。長く太い箸のような木の棒を使い、あめを絡めてすくいあげ、ビヨーンと伸ばして容器に落とすのですが、加減が分からず、私は少しずつしかできません(笑)
ゆっくりゆっくり、急がず、こぼさないように~
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

容器に詰めるだけの体験なのですが、自分でやると愛着がわきますし、ちょっと職人気分を味わえます(笑)。
商品を購入するのであれば、せっかくなら体験させてもらったら良い経験になります。