「あつあつ亭」冬限定!穴水駅構内にある牡蠣小屋!のと鉄道利用者のみ食べられます。炭火焼き能登牡蠣三昧、能登地酒でほろ酔いイイ気分

料理: 7.2 その他: 6.8 ポイントについて
あつあつ亭 (あつあつてい)
営業時間 【営業期間】令和5年は1月14日~3月19日の土日祝日、【営業時間】 ①10:10〜11:10、②11:30〜12:30、③12:50〜13:50、④14:10〜15:10 ※要予約
定休日 平日
価格帯 あつあつセット(2,000円)※ご利用は当日のと鉄道をご利用の方に限る
訪問回数 1回

能登の冬の味覚といえば牡蠣。冬に能登まで車を走らせて能登牡蠣を食べに行くという方は少なくないはずです。
その牡蠣小屋の中でも、ちょっと変わった話題の牡蠣小屋と言えばここ「あつあつ亭」。
なんと穴水駅のホーム構内にある牡蠣小屋で、のと鉄道を利用した人だけが食べられるというお店なのです。
私もずっと行ってみたかったお店なので、ウキウキで向かいました。

日本海に突き出した能登半島の中でも中島町や穴水町は穏やかな内海で、牡蠣の餌となるプランクトンが多く、牡蠣処として有名なのです。七尾湾を囲むように、中島町から穴水町にかけて国道249号線が延びていますが、この道は通称「能登かき街道」と呼ばれています。かき直売所ののぼり旗が沿道に目立つのは毎冬恒例の光景。牡蠣小屋も営業を開始し、街は牡蠣一色になります。

令和5年(2023年)の営業は、1月14日から3月19日まで。営業日は土日祝日のみで、要予約です。
予約方法など詳細は下記に記載。

(2022年1月訪問の様子です)


七尾からローカル線「のと鉄道」に乗って、穴水まで向かう道中見られる海の景色も良いもので、牡蠣を食べる前に気持ちが高ぶります。のと鉄道沿線は能登牡蠣の産地なので、車窓の景色が牡蠣を食べる最高の序章となります。
ちなみに私は穴水出身で七尾育ちの能登っ子なので、能登の景色は見慣れた日常なのですが、毎日見ていても清々しくなる風景です。世界に自慢したい。

こちらは「ぼら待ちやぐら」と言って、江戸時代に始まった伝統漁法。警戒心が強いボラを網にかけるのに、ひたすら待ち続けるというのんびりした漁法です。内海だからこその漁法です。

(能登も外海の方は景色がガラッと違い荒々しいですよ。内海は湖のように静かです。)

あつあつ亭の食事内容と様子

穴水駅に到着したら早速「あつあつ亭」の看板を発見。

そりゃそうです、駅の構内にあるのですから。
車窓を眺めて能登に浸っていたところに、一気にスイッチが入ります。
「おっしゃ!牡蠣食べるぞ」

受付を済ませて牡蠣小屋入ると、各テーブル珪藻土コンロに炭火が入っておりもうテンション爆上がりです。
この感じ最高。

【メインのセット】あつあつセット(焼きカキ、カキフライ、カキご飯、味噌汁、漬物)(2,000円)
【単品】追加の焼カキ(1個150円)、カキ釜飯(900円)、カキ蒸し焼き(600円)、カキフライ(700円)
その他、干しフグ焼き、イカ焼きなどもあり。

●焼きカキ

来ました来ました待ってました!軍手を装着し、早速炭に並べてゆきます。


能登の珪藻土コンロは火力のキープ力が素晴らしいので、牡蠣はそう待たずに焼きあがるのも良いです。
牡蠣が持つ水分が沸いてきて、フツフツフツと囁き始めます。牡蠣は炭火に乗せておくだけで、自らの殻で蒸し焼きになってくれちゃうという天然の調理器具。

パカッと開いたらすかさず牡蠣ナイフを入れる。白くなっていたら食べて良しのサインです。

ぷるんとした牡蠣をちゅるん。

「これはもう日本酒一択でしょ」と、能登の銘酒「竹葉(数馬酒造)」を注文。
昼間っから酒を飲むという背徳感も手伝って、日本酒の美味しさが倍増。

くはぁ〜

牡蠣は何も付けずに海水の塩気が一番美味しいと思ったので、私はひたすらそのまま食べておりました。これが止まらないのですよね。日本酒を導いて牡蠣、牡蠣を口に放り込んで日本酒、というループ。

まんでまい!!(so delicious!!)


時折バチっと牡蠣の殻が爆ぜるので注意しながら。
この臨場感もたまらないのですけどね(笑)。

牡蠣に日本酒をちょびっと入れて食べるのも最高です。これはもうたまらん。

●カキフライ
ソースで食べるので、味変という意味でもセットのアクセントに良いですね。ザクザク香ばしさの後に、牡蠣のミルキーな海の旨味が広がる。

●牡蠣ご飯
これが予想以上に美味しかった。牡蠣の旨さがギュッと凝縮されており、牛蒡の滋味と相まって箸が止まらない。まだまだお酒行きたいと思いながらも、この美味しいご飯も進んでしまいました。


●【単品オーダー】牡蠣蒸し焼き(600円)

ぷっくりと蒸し上がった牡蠣には、昆布の旨味がほんのりと乗っていました。

●【単品オーダー】追加の焼牡蠣(1個150円)
とにかく焼き牡蠣が最高すぎて、一体何回おかわりしたの?って感じです。

日本酒も進んでほろ酔いイイ気分。

お店を出る頃にはお腹もバケツも一杯に。

雪がチラつく中で雪見酒をしながら焼き牡蠣を食べる。そして、時折ホームに列車が入ってきたりする光景も一興。あつあつ亭にしかない光景です。
これはオススメ!ぜひ冬の間に行ってもらいたい。

あつあつ亭 利用方法・詳細

【営業日時】
営業期間:令和5年1月14日(土)〜3月19日(日)の間の土日祝日
営業時間:お食事時間60分の4コマ制
①10:10-11:10、②11:30-12:30、③12:50-13:50、④14:10-15:10

【利用条件】
①当日のと鉄道をご利用の方
②事前の予約
が必要

【利用方法】
①期間内に電話予約(希望時間、利用列車時間、連絡先など伝える)
・観光列車を利用(のと鉄道観光列車予約センターに1ヶ月〜3日前までに予約)
 0768-52-2300(10:00~17:00、火曜休み)
・普通列車を利用(のと鉄道旅行センターに2週間前~3日前までに予約)
 0768-52-0900(9:00~17:00)
②当日の列車の利用(食事前後に↑いずれかの列車を利用することで予約が可能)
③当日食前に受付を済ませる(代表者の住所・連絡先を記載)

私は観光列車ではなく普通列車を利用しました。
観光列車は景色の良いスポットで少し停車してくれるそうです。
普通列車でももちろん景色自体は変わらないので、お好みな方をどうぞ。

ちなみに穴水駅には、穴水町出身の力士 遠藤聖大さんにお姫様抱っこしてもらえる顔ハメパネルもありますよ。