(※同店は近隣に移転しているので、また訪問したら情報加筆します。)
「献上加賀棒茶」で有名な丸八製茶場さんが直営するカフェで、店名は元禄期の加賀藩を代表する俳人小杉一笑に由来しています。丸八製茶場さんは、文久3年(1863年)創業で、本店は加賀市動橋町にあります。こちらのカフェは、金沢の三大茶屋街のひとつであるひがし茶屋街のメインストリートにあります。ひがし茶屋街は金沢観光で必ず訪れたい場所ですから、観光客さんで賑わっていることが多いですが、同店の暖簾をくぐると、やや灯りが落とされた静かな空間で心落ち着きます。喫茶スペースは通り沿いなので、格子戸から臨む茶屋街の風景も楽しむことができますよ。
ほうじ茶を作る際はかなりの火力が必要となるため、一般的なほうじ茶は焦げた香りが出過ぎてしまいがちなのですが、丸八さんでは、遠赤外線の輻射熱によって表面を焦がすことなく芯から浅く煎ってあり、最大限風味が引き出されています。その格別なおいしさに定評があり、大切な人の贈り物としても人気ですね。
ここでは丸八さん自慢のお茶と、上生菓子がセットで頂けるようになっています。価格は(菓子付きですが)1,080円。正直いいお値段だな~と思ってしまうのですが、お茶のおいしさと心地よいおもてなし、ステキなロケーションもあって満足度は高いです。
飲み物は、加賀棒茶、煎茶、抹茶、玉露、生ジュースから選べますが、ここではやはり加賀棒茶を頂きたいですね。
お菓子は、上生菓子や季節の和菓子など3種類から選択できます。
上生菓子は高砂屋さん製で、こしあん、粒あんなどいくつかの種類が準備されています。
席についたら最初に水出しの加賀棒茶を出してくださって、メニューを決めながら頂き、菓子を頂き終えた頃、再びおかわりをいれてくれます。
●加賀棒茶
ある日のお菓子は「野遊び」という名の上生菓子で、中身はこしあんです。やはり加賀棒茶の立ち上がってくる香ばしさと、口の中に広がる馥郁たる香りは格別。澄みきった琥珀色をしており、軽やかな渋味と旨味を兼ね備えた高貴な味わいです。
●抹茶
お抹茶とセットにしてもらったお菓子は、桜満開の山を連想させる「桜山」という名の上生菓子で、中は粒あんでした。
お会計の際は、テーブルに置かれただるまさんをレジに持っていきます。こういうちょっとした粋な遊び心もステキです。
また、店内には献上加賀棒茶など丸八さん製のお茶を購入できる販売スペースもありますから、ここでお土産選びもできます。私のオススメは、一人分から淹れられる献上加賀棒茶のテトラパック。パッケージも可愛らしくて贈り物に最適です。
もし機会があれば、 石川県加賀市動橋町の本店へもぜひ足を運んでみてください。こちらもオススメです。
「丸八製茶場 茶房実生」お茶の香りに包まれながら本店で味わう一級の棒茶は1味も2味も違う!お菓子とセットで500円は本店の魅力
丸八製茶場 茶房 実生 (まるはちせいちゃじょう さぼう みしょう)
価格帯: 500円
定休日: 水曜
営業時間: 10:00~18:00(L.O.17:30)
住所: 石川県加賀市動橋町タ1番8
電話: 0761-74-2425
カテゴリ: 和カフェ
ポイント: 料理 6.5 + その他の要素 6.0
合計ポイント 12.5/20.0※ポイントについて