「立ち喰い鮨 人人」鮨人の新店が痺れるカッコ良さ!役者が違うよ最高です!自由自在な楽しみ方ができるのもいいね

料理: 8.3 その他: 7.7 ポイントについて
立ち喰い鮨 人人 (たちぐいすし じんじん)
営業時間 11:00〜0:00(通し営業)
定休日 月曜
価格帯 鮨し人コース(15,000円) 、 立ち喰い握りコース(3,800円〜)、アラカルトもあり
訪問回数 2回

富山を代表するすし店「鮨人」の大将 木村泉美さんの新店で、同店は立ち喰い鮨としての出店です。グランドオープンしたのは2023年6月5日で、場所は富山市の中心部エリアである一番町です。

オープン前から期待の声が多く聞かれました。(鮨人は閉めたそうです)
木村大将は魅力に溢れた方で、哲学の詰まったすしと人間性の両方で人々を惹きつけます。海外ポップアップイベントも多々行っており、その破竹の勢いはとどまるところを知りません。世界一COOLなすし職人だと私は思います。

ちなみにすしは独学だそうですが、自らの情熱で模索し確立させたおいしさは魅力の塊。「うわぁ〜これやってくれるんだ!」という大人の夢を実現させたメニューにも毎回心躍ります。
一度ハマってしまったら抜け出すことはできません。

鮨人で最も特徴的なのは赤酢のシャリです。シャリは(砂糖を使用せずに)赤酢のみで仕上げてあるため、茶褐色をしています。赤酢は熟成することでツンツンした酸味は角が取れて丸くなり、ふくよかで馥郁たる香りに変化し、長い期間寝かせることでアミノ酸などの旨味成分が生まれて味に幅と奥行が出ます。個人的にすごく好きです。お米は富山県産コシヒカリ。ネタは富山湾や七尾湾で水揚げされた珠玉揃いです。

席とメニュー 利用は自由自在!

人人は立ち喰いなので、なんと言っても職人さんを目の前にしたカウンター(8席)が特等席ですが、1階フロアにあるスタンドテーブルも良いもので、ふらっと立ち寄れて仲間とおすしをつまみながら談笑できる感じが最高です。
しっかりコースもあり、アラカルトでの注文も可能で、営業時間も11時から0時まで通しなので、食べたい時に食べたいだけという自由度の高さも魅力です。
ゆっくりと味わいたい場合は、2階フロアの個室をどうぞ。1階とはガラリと印象が異なり、静かで落ち着いた雰囲気でした。

【料金】
①鮨し人コース(15,000円)
お鮨と料理のコースで、カウンターに椅子を用意してくれます。
②立ち喰い握りコース(8貫:3,800円)、(10貫、5,400円)、(9貫+料理2品、8,000円)いずれも茶碗蒸し+味噌汁付

●2階 個室(4名~12名)にてコース
6,000円、8,000円、12,000円の3種類のコースと、追加でアラカルトのご注文も可能。

 

激アツ必食スペシャリテ

木村大将は「本当はみんな大好きなこと」を堂々とやってくれるから爽快です。
特に大好きなスペシャリテはこちら。

●のど黒串ネギマ
木村大将を代表する一品。一見焼鳥にしか見えない串焼きですが、のど黒のネギマなのです。炙ることで溢れてくるおいしい脂が美味で、ネギとの相性も抜群。

●かぶす汁
魚の骨と血を水でコトコト長時間に混んで、追い鰹とエビで仕上げた富山伝統スープの木村大将バージョン。味噌が入っていないのに、まるで入っているような奥深いコクに驚きがあります。魚の旨味がギュギュっと詰まった“エッセンス”です。

さらにこんなメニューもあり!
●かぶす汁 大門素麺
がぶす汁を、なんと富山の名物大門素麺でいただくという、うまいに決まってるやつ。
素麺に濃厚な旨味が絡んで、口の中にするりと滑り込んできます。天国。

●梅茶碗蒸し
富山の湧き水と梅だけで作った餡がけの茶碗蒸しです。素材の味わいを活かしきった一品。

●ます寿司
木村大将が開発したオリジナルます寿司。古典的で骨太な味わい。

2023年9月9日 立ち喰い握りコース

今回は、ふらっと立ち寄らせてもらって、握りがメインのコースにしました。
●立ち喰い握りコース(8貫:3,800円)、(10貫、5,400円)、(9貫+料理2品、8,000円)いずれも茶碗蒸し+味噌汁付

8貫でお願いしましたが、結局2貫を追加して10貫頂きました。
このコースで特徴的なのは、鮨人スペシャリテの梅茶碗蒸しが食べられることです。
(以下フォトギャラリー、写真は一部)
撮り忘れましたが、秋刀魚も出ておりました。




のど黒は2種類、焼きとにぎりで。
・焼のど黒
のど黒は焼き立て熱々を、シャリに乗せて海苔で挟んで手渡ししてくれました。じゅわっと口の中に美味しい脂が溢れ、シャリに重なります。

・のど黒 にぎり

・梅茶碗蒸し

2023年8月29日 鮨人コース

この日はカウンターにてコースを頂きました(アラカルトも追加)
(写真ギャラリー。コースの一部です)

●フクラギ 玉ねぎ醤油

●鯵フライ
「すし屋のネタで鯵フライがやってみたかった」という大将の自信作。スパイスやパン粉の荒さまで細部にこだわっており、香ばしさに重なる風味とサクサク食感、ほわっとした身と温度の全てがパーフェクト!アツアツをハホハホして食べる喜び。

●茶碗蒸しブルーチーズ

●紅ズワイと生いくら丼

●白海老にぎり、富山えびにぎり

●紅ズワイガニにぎり、アオリイカにぎり

●牡蠣の煮浸し
満月の日に獲った新湊の岩牡蠣です。

●生春巻き かんずりソース

【この日のアラカルト 一覧】
大将おすすめの一皿、新物生イクラの小丼、鯵フライ
(揚げもの)
マグロの串揚げ、白エビの唐揚げ、日鷲農場のオニオンフライ、アオリイカの下足天ぷら、すり身揚げ、旬魚のふらい、旬菜のふらい かんずりマヨネーズ
(焼きもの)
アオリイカ下足焼き、横山さんのうなぎ白焼き、マグロステーキ、旬魚の炭火焼き
(温もの)
茶碗蒸し 梅あん、茶碗蒸しブルーチーズ、出し巻玉子、魚の治部煮、牡蠣の煮浸し、お野菜の餡かけ
(珍味)
黒造り、こんかいわし
(〆もの)
かぶす汁大門素麺、かぶすおじや、鮨屋のお茶漬け
(一品)
桜鱒の押鮨(1ピース)、骨せんべい、鮨屋の生春巻き、朝採れ野菜 かんずり蟹ソース、岩もずく酢、山利のしらすおろし
(鮮魚)
ガリ巻きコハダ、さす昆布締め、鯵たたき、玉葱醤油和え、マグロユッケ、本日のぬた和え、本日の刺身
(甘味)
塩アイス最中、酒粕アイス、お抹茶のアイス、東方美人茶のアイス、カステラ玉子

お酒・日本酒

日本酒は富山の銘酒「満寿泉」を主に取り扱っています。満寿泉の限定酒が飲めるのも魅力。
おいしいお酒でおすしが進み、おいしいおすしでお酒が進むという、罪な美酒たち。ペアリングをお任せするのも良いでしょう。



ビールは「MASTER’S DREAM(マスターズドリーム)」

その他、「わさびモヒート」というそそられるメニューも発見しました。