札幌中心部から車で約20〜30分にあるディスティネーションレストラン。札幌の中心部を背に、山手に向かって走っていくと、自然豊かな里山に位置する場所にお店があります。

ここはシェフの吉田夏織(かおり)さんが中心となり、自家農園の野菜やハーブ、黒豚などの畜産に取り組む農園レストラン。生命の気配を感じる、まさに「Farm to Table」な料理と言えます。シャルキュトリーが充実しているのも印象的でした。
最初にシェフがその日のお野菜を見せてくれました。大地の息遣いが伝わります。

・菊芋
菊芋をチップス、アイス、スープという異なる調理法で一品に。食材力が強いので味の濃さが印象付けられます。

・ビーツ
鮮やかな赤紫色が美しいビーツの、フレッシュで濃厚な味わいに、山葡萄とイチジクオイルを
合わせた、里山の恵みを味わう一品。

・サラダ
定番のサラダは、農園の野菜やハーブ、エディブルフラワーがたっぷりで、まるで小さなお花畑のよう。植物それぞれの個性を楽しめるのが魅力。

・シャルキュトリー
豚のリエット、豚肩ロースのハム、パテ・ド・カンパーニュ、エゴマのソーセージ、ベーコンなど、豚肉を使った加工肉が多種登場しました。
中でも印象的だったのはエゴマのソーセージ。エゴマの妖艶な風味が豚の力強さをふわっと持ち上げており美味。




・親鶏、クロモジ
親鳥のつくねはクロモジの枝に刺して、親鶏の骨から取った旨みが濃いスープに野趣あふれる天然キノコ、爽やかなクロモジの風味と共にいただきました。



・リコリスミント
お口直しには、リコリスミントのグラニテ。
スアミントやアップルミントなどのミントとはまた個性が異なる風味。

・自家養豚 黒豚
“命の一皿”。愛情たっぷり13か月かけて育てた黒豚です。
現場に携わっている方が自ら、お料理のサービスをしてくれました。私も愛を持っていただきました。
付け合わせには新じゃが、枝豆、間引き蕪。野菜の持ち味を生かした素朴な組み合わせにも、このレストランらしさを感じました。


・デザート
チーズホエーを使ったカスタードとイチジク。最後まで、美しくパワーがあり、愛のある料理でした。

わざわざここまで来た甲斐があったというものです。
シェフの姿勢に向き合って、いただきたくなる料理でした。
アグリスケープ AGRISCAPE
北海道札幌市西区小別沢177

