2022年の私の食べ歩き総まとめとして、NEWオープンの注目店、美味しさでとても印象的だったレストラン、北陸が誇る実力店の究極の逸品、(おまけで県外の感動レストラン)を紹介します。
はじめに今年の出来事アレコレですが、今年は長年愛され続けた超名店の閉店が2つもありました。
2022年6月30日に金沢の「ビーフステーキひよこ」が閉店。創業は昭和39年で、マスターがお一人で58年間ステーキを焼き続けました。もうあのステーキが食べられないのは寂しいですね。金沢を代表する尖った超名店でした。
【閉店】ビーフステーキ専門店「ひよこ」これが金沢の伝説。半世紀以上も前から熟成ヒレステーキ1品勝負。現在の価格は?昭和の東京オリンピックの年に創業
2022年11月29日に野々市市「太平寿し」が閉店。創業は昭和47年で、今年が50周年の節目でもありました。のど黒の蒸し寿司というスペシャリテを生み出した名店。高谷大将への愛、フォーエバー。
さらに振り返って書き出してみると、予想していた以上にNEWオープン店がたくさんあったことに嬉しい驚きがあります。
コロナ禍も空けてきて観光客もドカンと増えており、居酒屋・金沢おでんのお店には行列ができている日が多くなりました。賑わいが戻りつつあります。
また、2024年春には福井・敦賀の北陸新幹線開業も控えているので、2023年に入るとカウントダウン感が出てきて盛り上がりを見せそうです。
個人的には、3年ぶりにようやく海外に行けたので、エンジンかかってきた感があります。
FIFAワールドカップ2022中のカタール、ドーハ空港から入っての、メインはイタリアアルバ地方での白トリュフツアーでした。
白トリュフを食べたレストランはこちらです↓ご興味あればぜひどうぞ。
Ristorante il Centro
La Ciau del Tornavento
Trattoria Marsupino 1901
Osteria del Vicoletto
それでは2022年心に残ったレストランです!
2022年 NEWオープンした注目店
まずは、2022年にオープンしたレストランを紹介します(私が訪れたお店のみ)。
今までになかった面白いコンセプトのレストランや、新しいジャンルのお店や尖ったお店も登場し、コロナ禍を経て、今一度北陸のレストランに活気が出てきた印象を持ちます。
(オープン順に記載↓)
●「立喰い鮨 優勝」(石川県金沢市)
2022年5月3日に金沢港いきいき魚市内にオープンした立喰い鮨。なんと「居酒屋87」と東山「鮨やしち」を手掛ける株式会社八七産業の金丸吉人氏が開業。なんとプロデュースは石川県が全国に誇るすし店「すし処めくみ」山口尚享 大将です。さらに魚は、料理人から絶大な支持を誇る、能登町の漁師「日の出大敷」中田洋助氏から仕入れます。それを手頃な立ち喰い鮨として提供するという夢のようなお店。
●「YOCO」(富山県利賀村)
2022年5月に富山県南砺市利賀村阿別当オープンしたポップアップ専門のレストラン。
オーナーは、富山市栄町のレストランワイン専門店「Cave l’onde(カーヴ・ロンド)」の店主でシニアソムリエである浅野大輔さんです。ポップアップイベントは毎週火曜日に週1回のみ開催され、毎週料理人が変わります。それらの料理に浅野さんがペアリングしていくというスタイルです。
【YOCO】利賀村のポップアップ専門レストラン。「カーヴ・ユノキ」柚木栄樹シェフの回。山羊のプレゼンが本当に素晴らしかった!
●「ESHIKOTO」(福井県永平寺町)
2022年6月17日にお披露目になった、日本酒の超有名銘柄“黒龍”の石田屋二左衛門株式会社(旧社名:黒龍酒造株式会社)さんの新施設で、発泡タイプの日本酒「ESHIKOTO」熟成庫のある棟と、レストランとショップのある棟があります。福井が世界に誇る壮大なプロジェクトです。
【ESHIKOTO】黒龍さんの新ブランドと新施設ついにお披露目。福井が世界に誇る壮大なプロジェクト始動!スケールが違う!どえらい物ができました
●「eaufeu(オーフ)」(石川県小松市観音下)
2022年7月14日に小松市にオープンしたオーベルジュです。シェフはフランスや国内の名店で腕を研磨してきた糸井章太さんで、建物は廃校となった小学校をリノベーションしています。
「eaufeu(オーフ)」小松観音下(かながそ)に廃校を利用したオーベルジュが2022年7月14日にオープン!今最も注目の北陸ディスティネーションレストランの一つ
●「豆半」(石川県金沢市)
2022年7月下旬に突如としてオープンした、知る人ぞ知る金沢の和菓子の超名店「吉はし」さんのかき氷店(テイクアウトのみ・夏限定)。
●「SUGAR RAY DINING AND BAR」(石川県加賀市大聖寺)
2022年8月16日に加賀市大聖寺にオープンした、“モダンオーストラリアン”という新しいジャンルのレストラン。
シェフは、シドニーで腕を研磨した佐藤翔太さん。料理の主役は、奥様のご実家の農家「下出農産」さんのお野菜。
1皿1皿にしっかりと美味しさを置いており、スパイス使いも秀逸で、風味での立体感の出し方も素晴らしくインパクトありました。
「SUGAR RAY DINING AND BAR」加賀市大聖寺にシュガーレイというモダンオーストラリアンが登場。実力派の注目店!2022年8月16日オープン
●「酒蕎楽 くちいわ」(富山県東岩瀬)
2022年9月8日に東岩瀬に移転オープンした、コース提供のみのそば店。全国でも最高峰だと言えるレベルの高さで注目です。“ドレスコードは日本酒が飲めること”ということなので、飲む体制でお越しください。
「酒蕎楽 くちいわ」2022年9月8日に東岩瀬に移転オープン。要注目!全国でも最高峰だと思います。営業は夜のみ・コースのみ。※日本酒ありきのお店なので飲む前提で
●「海老亭別館」(富山県富山市)
2022年10月5日にオープンした日本料理店。
海老亭は現大将の村健太郎さんで4代目の大料亭でしたが、2016年5月に出版された「ミシュランガイド富山石川(金沢)2016 特別版」で2ツ星を獲得した際、星の評価に相応しい実力を身につけたいと、なんと2018年4月からお店を閉店され、東京の松川さんに再び修行に出られました。4年間休業しての移転リニューアルオープンし、北陸で最も注目の一店です。
●居酒屋87(石川県金沢市)
2022年10月22日に、かほく市から金沢市に移転オープンした日本料理店です。以前から看板のない名店として注目されていたお店が、満を持して金沢に移転。
さすが鮮魚卸を手掛けているだけあって良い食材が揃います。価格以上に満足感を得られる質の高さはさすが。特にカニは金石(かないわ)ブランドにこだわり、中でも上等の物を入れています。
●「真営」(石川県金沢市)
2022年10月25日にひがし茶屋街にオープンした日本料理店。まずは茶屋街の風情に溶け込む立派な建物に驚きました。
能登食材を主体とした和食で、自由な型と料理でコースを構成されていました。
「日本料理 真営」ひがし茶屋街の路地裏に2022年10月25日にオープン。建物が立派でびっくり!料理は正統派の型にはまらない流れでした
●「PES」(石川県金沢市)
2022年11月1日に、金沢市片町にある現代版屋台村「とおりゃんせKANAZAWA FOODLABO」内テナントにオープンした、イタリア料理と自然派ワインのお店で、気軽に飲みに来れるカジュアルさで賑わいます。イカ墨パスタが人気。
【PES(ペス)】NEW OPEN情報!とおりゃんせKANAZAWAにイタリア料理店が入りました!〆パスタに訪れたくなる
●「茶寮 杣径(そまみち)」(石川県能登)
(現在プレオープンとして営業。私の訪問は2022年8月。グランドオープンは1階の工事が完了する2023年予定です。)
能登の塗師 赤木明登さんが能登の山奥に開業したオーベルジュです。唯一無比の世界観と料理で今後注目されそう。
2022年 美味しさで印象的だった北陸のレストラン
2022年訪れた中で私が美味しいと思ったレストランを挙げていきます。初めて訪れたお店や、久々訪問のお店の中から選んでおります。
※昨年までに掲載済みのお店は取り上げていません(ここでは初めて取り上げるお店のみ)。
殿堂入りしている超有名店の究極の逸品は下記に記載↓
●「酒蕎楽 くちいわ」(富山県東岩瀬)
(上記の新店)朝日町から東岩瀬に移転オープンしたそば店。食事としてのそばではなく、日本酒と楽しむコース提供のそば店で、“ドレスコードは日本酒が飲めること”ということなので、かなり尖ってはいますが、圧巻のコースでかなりレベル高かったです。目の前でそばがきを仕上げてくれるプレゼンも印象的でした。
「酒蕎楽 くちいわ」2022年9月8日に東岩瀬に移転オープン。要注目!全国でも最高峰だと思います。営業は夜のみ・コースのみ。※日本酒ありきのお店なので飲む前提で
●「YOCO」の「カーヴ・ユノキ」の回(富山県利賀村)
(上記の新店)YOCOは利賀村にできたポップアップ専門のレストランです。私が参加した、東岩瀬のカーブ・ユノキさんの回が素晴らしかった!
特に、炭火焼による生後6週間の黒部 乳飲み仔山羊の部位食べ比べは、美味しさで衝撃を与えてくれました。
いつもは食べられない部位が並び、焼く前からテンション上がりました。プレゼンテーションも味わいも本当に素晴らしかったですし、利賀村の山奥YOCOで食べるからこそ、より一層美味しさが感じられた食材でした。
【YOCO】利賀村のポップアップ専門レストラン。「カーヴ・ユノキ」柚木栄樹シェフの回。山羊のプレゼンが本当に素晴らしかった!
●「comer(コメール)」(石川県金沢市)
2ツ星レスピラシオンが展開するガストロバル。バル形態なのでレスピラシオンよりも肩の力を抜いて訪れることができるのですが、(コロナ禍で一旦長期で締めていたのですが)再始動からは北川シェフが主体となって料理されることになり、美味しいと口コミで人気が加速しており、満席で入れない日も出ています。パエリアは必食。北川シェフの本領発揮をぜひ体感ください。
「comer(コメール)」2ツ星レスピラシオンが展開するガストロバル。北川シェフのカタルーニャ料理がすごい!パエリアも絶品
●「釣亭伝助」(石川県金沢市)
店主は元海上自衛官という異色の経歴で、奥能登直送の鮮魚を提供しており、全国銘酒が激アツのラインナップ、場末感も面白いという、なかなかの情報量でインパクトあるお店です。
今後にも注目!ますます勢いが増している印象。
●「ペルケ(PERCHÉ)」(石川県金沢市)
ひがし茶屋街の路地裏にあるナポリピッツァ店で、臨場感と温度感、食材の活かし方、水分量など細部まで秀逸。同業者からも信頼の厚い一店。久々に訪問してとても印象的だったのでランクイン。
●「鮨いくた」(石川県金沢市)
2020年9月10日に暖簾を上げたすし店。ネタは地物が中心で、大将が自ら釣ってきた魚もラインナップに加わっているというのが最大の強みです。特に、市場に魚が出回らない不漁の期間や市場が休みの水曜・日曜は、いくたさんがレベル高くて心強い。大衆魚も美味しく昇華させてあります。
●「あおやぎ食堂」(富山県富山市)
ミシュランプレートを獲得する富山で注目の行列ができるカレー店。店主は和食出身で、カレーには和の出汁を効かせてあります。辛さの刺激はないのですが物足りなさはなく、スパイスの風味とマイルドな旨味がじわじわと後を引き、食べ出したら止まらない。
オーセンティックなインドカレーやタイカレーとはまた一味違うタイプの美味しさで、私はとっても好みでした。
●「隠れ家 Bar HYDEOUT(ハイドアウト)」(富山県富山市)
“深夜のスパイスカレー”というキャッチに魅かれる、富山でイチオシのハイレベルなバーです。富山県産食材を使用したカクテルは注目で、精度の高い仕事が光ります。
「隠れ家 Bar HYDEOUT(ハイドアウト)」こんなところにキラリと光るハイレベルなBARが!精度の高い仕事をされている。富山県産食材のカクテルも注目!
●「豆半」(石川県金沢市)
知る人ぞ知る金沢の和菓子の超名店「吉はし」さんのかき氷店(テイクアウトのみ・夏限定)。滴水やわらび餅など、吉はしさんのお菓子をかき氷にフュージョンさせたオリジナルで、とにかくさすがと言える素晴らしい美味しさでした。特に私が好きだったのは、わらび餅と黒糖羹を織り込んだ黒蜜きなこです。
北陸が誇る実力店の究極の逸品
2022年もやっぱりすごかった、北陸が誇る実力店の究極の逸品を11品紹介します。
既に取り上げたことのある超名店ばかりなので、番外編として書きました。ご興味ある方はどうそ。
どのお料理もさすが素晴らしいのですが、その中でも特に記憶に刻まれた一皿を紹介します。
目を閉じて振り返ってみて、パッと思い付く、忘れられない美味しさだったものを書き出しました。
2022年 県外の感動レストラン
こちらはご興味あればどうぞ。
私は、県外のお店は自ら模索して開拓するというよりも、全国のフーディーの間で話題になっている(なりかけている)注目店や予約困難店に、予約をもらったりして勉強のために行っている感じです。持つべきものは全国・全世界を食べ歩いているトップフーディー!貴重なお席を頂き感謝ですし、皆さん経験値と情報量が凄くてとても勉強になります。
(順不同)
●「サエキ飯店」(東京都 目黒)
2019年4月3日オープンした広東料理とジョージアワインのお店「サエキ飯店」。店主の佐伯悠太郎さんは、「聘珍楼」「赤坂離宮」「福臨門」という名門を経て、知る人ぞ知る「楽記」で料理長を務め、世界一周ののち同店をオープン。すぐに予約困難店となりずっと埋まっているので、常連で予約を持っている人に同席するしかないかなという感じ。ファインダイニングと街中華の良さを併せ持ち、肩の力を抜いてアットホームな空気感だが、料理が卓越していて度肝を抜かれました!
●「馳走 西健一」(静岡県 焼津)
静岡県焼津市に2022年6月18日にオープンした超注目店です。
オーナーシェフ 西健一さんは、広島「馳走 啐啄一十」で腕を磨かれ、広島の人気フレンチ「馳走2924」を約3年営業されていましたが、静岡焼津「サスエ前田魚店」の魚に惚れ込み、なんと焼津に移転しちゃうという情熱家。サスエ前田尚毅さんとの最強タッグで「駿河キュイジーヌ」という新しいコンセプトで展開。最高の駿河湾のお魚に、フレンチをベースとして和のテイストも織り込み、食材のポテンシャルを最大限感じさせるコースでした。
●「薪鳥新神戸」(東京都 三田)
飛ぶ鳥を落とす勢いの焼鳥店。炭でなく“薪”を使用するという、これまでなかった新スタイルなのですが、斬新なだけではなく、完成度の高さと卓越した美味しさで食通の間で噂となり、もはや超予約困難店に。人気に大きく納得する美味しさでした。度肝抜かれました!
●「SÉZANNE」(東京都 丸の内)
2021年7月1日、「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」に登場した超注目店。シェフはダニエル・カルバート氏。料理は、厳選された日本食材と世界の食材を組み合わせたフレンチで、クラシックを基盤に、斬新で新しい組み合わせも多い印象。シェフのセンスと繊細なシゴトが随所に感じられますが、一番のポイントと言えるのは、着地にもしっかり美味しさが構築されていることで、味でインパクトを残します。
●「天寿し」(福岡県 小倉)
福岡が誇る日本を代表するすし店。
「小倉へ行ってきます」と言えば、「天寿しさんですか?」と返ってくるほど超名店であり超予約困難店。アクセスに時間もお金もかかるにもかかわらず、何よりも予定を優先させて、博多まで飛び、新幹線に乗って小倉へわざわざ向かう価値が大いにある、これぞディスティネーションレストラン。
●「NARISAWA」(東京都 南青山)
ご存じオーナーシェフの成澤由浩氏は日本を代表するシェフ。「The World 50 Best Restaurants(世界のトップレストラン50)」のランクインは常連。「Asia’s 50 Best Restaurants」では2013年に1位になっております。
成澤シェフの料理のテーマは“イノベーティブ里山キュイジーヌ(Innovative SATOYAMA Cuisine)”で、お皿の上から、食べ手に生産地や生産者の存在を教えてくれます。「サスティナビリティーとガストロノミーの融合」をテーマにした、土のスープや水のサラダも代表作。
めっちゃ久々に訪問しましたが、さすが!と言えるお料理でした。
●「瞬」(静岡県静岡市)
静岡の「瞬」さんと言えば、もはや全国で知られる超予約困難の鰻割烹。
市街地からタクシーで25分ほど山手に移転され、郊外に大きくお店を構えます。建物へのアプローチも、待合もお庭もメインダイニングも広々としておりとても立派でした。非日常の空間に身を置いて、食べ手も真っ直ぐに鰻に向き合うことができるというわけです。店主が焼き台の前で鰻に向かう姿は誠実でカッコ良くて見惚れてしまう。個体や部位の違い、身質の違いを食べ比べできるのも素晴らしい体験でした。
ピザやナポリタン、オムライスなど、鰻の間に挟んでくれる料理も魅力的でした。
●「Naz」(長野県 軽井沢)
軽井沢に2020年9月9日にオープンし、瞬く間に食通の中で話題となったイノベーティブレストラン。
シェフの鈴木夏暉さんは、イタリアやデンマーク「noma」・「KADEAU」で修行された方で、28歳という若手。
ご出身は長野県。お料理で特徴的だと思ったのは、発酵と素材力。料理にもペアリングにも発酵を駆使して、とても複雑で奥行きを感じる味構成でありながら、各料理に主役食材を置き、食べ手を良い意味で集中させるし、インパクトもしっかり残します。イタリア料理のダイナミックさと、デンマークの発酵文化、さらに日本料理の季節と繊細が複合的に合わさったお料理でした。
●「蕎斬」(大阪府 北新地)
超予約困難店として知られる「コントワールフー」の佐藤歩シェフ監修のそば店。斬新な食材の組み合わせで想定外の新しい美味しさを構築するとシェフの料理のテイストが同店でも感じられて興奮しました。おつまみもおそばも繊細かつ斬新で美味。リーズナブルさも魅力。
●「変タイ鮨すがひさ」(神奈川県 溝の口)
インパクトが強かったお店。
神奈川県の溝ノ口駅から徒歩5分ほどの場所にある「鮨すがひさ」さんが月10日ほど開催している、すしとタイ料理を掛け合わせたのが“変タイ鮨”すがひさ。店主はすし店を開業する前にタイ料理店で修行経験があったそうですが、融合させてしまおうというアイデアと思い切りも凄い。内容も期待を裏切らないコンセプトそのままで、1品1品が“変態”で“タイ”で“すし”の要素を兼ね備えていました。
以上です。
本年も「あすかの美味献立」をご覧くださいまして誠にありがとうございました。2023もよろしくお願い申し上げます。
いつも素晴らしい料理を作られている北陸のシェフに敬意を表します。
フードアナリスト長坂紅翠香