石川県民の8番らーめん愛がスゴイ!50年以上の歩み。愛され続ける5つの理由とは。安定感と安心感。でもたまにやってくれるところが好き(笑)

石川県民の8番らーめん愛がスゴイ!50年以上の歩み。愛され続ける5つの理由とは。安定感と安心感。でもたまにやってくれるところが好き(笑)

公開日:2020年09月06日
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(2017.2.7投稿の記事に新情報を随時加筆しています。最終編集2020.9.6)
石川県のご当地グルメ代表の一つと言えば「8番らーめん」です。きっと、いや石川県民なら必ず首を縦に振って頷いてくれるはずです。九州や関東でいうリンガーハットのような感じのお店ですが、我らが“8番”はもっともっと県民に根付いています。私も小さい頃からずっと8番らーめんを食べていますが、私のように家族で8番に通ったという石川県民は多いはずですし、“8番で育った”と言っても大袈裟じゃないくらいです。
さて、この「8番らーめん」、一体どんならーめんが食べられて、なぜそんなに県民のハートを掴んでいるんでしょうか。
外食文化研究家 雅珠香

【紹介項目】

掘っ立て小屋から世界へ

8番らーめんの歴史ですが、創業は昭和42年(1967年)にさかのぼります。
ちなみに2017年2月11日で50周年を迎えました。
外食文化研究家 雅珠香
1号店は加賀市国道8号線沿いの、田んぼの真ん中の掘っ建て小屋同然のラーメン店だったそうです。店名は、国道8号線にちなんで「8番らーめん」と名付けられたました(という説あり)。(写真は8番らーめんさん提供)
外食文化研究家 雅珠香
1号店を皮切りに店舗数をどんどん増やし、現在石川県内には約50店舗あります。観光の方は、街を歩けば8番らーめんをちょくちょく見かけるはずです。
(ちなみに、金沢駅の中にある店舗は朝10時から営業しているので、遅めのモーニングとしても利用もできますよ。)
  
日本全国では富山県や福井県など北陸を中心に約120店舗あります。さらに海外はアジアにも進出しており、特にタイに大きく展開しており、なんと124店舗もあるそうですよ(2018年3月1日現在)。ちなみにタイで一番人気のメニューは、ご当地色溢れる「トムヤムらーめん」です。

タイの8番らーめんは、日本の8番らーめんをそのまま持って行っていて“from JAPAN” な感じです。それがウケているんですよね。ただ、タイ人の方はほとんど日本の企業だということは知らず、タイの企業だと本気で思っているそうです(笑)。それだけ多いってことですね。また、日本にもないメニューもあって面白かったですよ。8カマ単品とか、たこ焼き、焼きそばなども。

石川県民が8番へ行く一番の目的は

「8番、ハチバン」と愛されて続けている8番らーめんですが、通う一番大きな理由はやはりコレ。

“野菜たっぷり”なことです。

8番のらーめんには、強い火力で炒めたシャキシャキのキャベツやもやしがどっさりのっています。そのため、お子様連れのファミリーや女性客も多いですね。気になるお味の方は、究極のおいしさを求めているというよりも、週に何度でも食べたくなる安定感のある飽きないおいしさを目指しているため、おふくろの味的安心感があるように思います。(県外の方にとっては予想と違う味かも。でも我々にとっては親しみ深い味です。)
8番らーめんのCMキャッチコピーである「なんでやろ8番」どおり、思いついたようにふと食べたくなる味、体が欲する味です。
(ちなみに、8番らーめんのトレードマークである8カマですが、8の赤い部分は、現在では天然由来の色素を使用しています。)

8番らーめん人気TOP3と私のTOP3

8番らーめんには、定番を中心にたくさんのメニューがありますが、、、
(※価格は値上げなどで変動している可能性もありますので違う可能性もあります。)
外食文化研究家 雅珠香
広報さんに人気メニューをお伺いしたところ、揺るぎないトップ2はやはり、
「野菜ラーメン塩」「野菜らーめん味噌」なのだそうです。
 
石川県民にとっては「うむ、納得。」といった感じ。この「野菜らーめん」はメインメニューで、味噌、塩、醤油、とんこつ、バター風味の5つの味があります。
実際には味噌味の人気度が若干上回っていたそうですが、ケンミンショーで塩味が取り上げられてからは塩のオーダーが増えたのだとか。(テレビ効果ってスゴイ。)石川県民の間では時折、「絶対味噌や!いつも味噌しか食べんよ!」「イヤ、塩が1番ウマイね!8番は塩じゃないと!」と、塩派と味噌派で論争が起こることも~。しかしどちらにも共通しているのは、スープが野菜と8番ならではの“太麺”にぴったり合うこと。もりもり野菜が進む味に計算されている点は、なんだかお母さんの愛情のようにも感じられます。

●野菜らーめん塩
スープはあっさりまろやかで、じわじわと甘さが立ち上る飽きないおいしさ。野菜の甘さにもマッチ。
外食文化研究家 雅珠香
●野菜らーめん味噌
オールシーズン食べますが、特に寒い日はこっちを選んじゃうって人も。
ちなみに2016年12月から、よりおいしくリニューアルされています。2年以上天然熟成させた加賀味噌(米味噌)に米麹を加え、ニンニクや生姜も増量。深みと横幅のあるコクと後引く辛味と甘味。うーむ、やっぱりおいしい。
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香
外食文化研究家 雅珠香

また、「小さな野菜らーめん」と言って、野菜は通常サイズ1人前分で“麺はハーフサイズ”というのもあります。「麺が多い」「ダイエット中」という方もこれなら思い切り楽しめると思います。
さらにさらに、「野菜大盛り」というカスタムトッピングもあり、野菜を通常の2倍にできます。これはすごいですね。1日に必要な野菜の量を摂取することができます。
外食文化研究家 雅珠香

そして、野菜らーめんの塩と味噌(人気1位、2位)に続き、人気ランキング3位はこれ。
●野菜こく旨らーめん
豚脂がスープの表面を覆う濃厚なとんこつスープに、黒いマー油が回しかけてあり食欲がそそられます。小豆島産本醸造醤油とのマッチングも間違いないおいしさ。あっという間に完食。
外食文化研究家 雅珠香

ちなみに私の中のトップ3は、
1位 牛もつ煮らーめん
2位 唐麺
3位 野菜麻辣らーめん
です。

①牛もつ煮らーめん ※期間限定
甘辛い味噌ダレが絡んだ牛もつをトッピングしてあります。基本的に私はお酒が進みそうなやつが好きなんでしょうね(笑)ビールか日本酒が飲みたくなる味でもあります。うまい!
外食文化研究家 雅珠香
②唐麺
特製ダレを太麺に絡ませて食べる汁なし麺で、辛さとコクで食べ出したら止まらぬうまさ。お酢をたっぷり入れて味に変化を付けながらもいいですね。2玉にもできます(笑)最近トッピングに「温玉」が増えたので、これをのせても良さそうです。
外食文化研究家 雅珠香
メンマ追加も好きです。

野菜麻辣(マーラー)らーめん ※期間限定
2019年7月1日から期間限定販売した辛さの効いたやつ(詳細下記↓)

ですが、やはりオーダー回数は圧倒的に「野菜らーめん」の味噌。もしくは塩が多いです、、、。

毎年楽しみにしている季節メニュー

そしてこちらは、人気度の高い季節限定メニューです。
●酸辣湯麺(サンラータンメン)
秋冬の風物詩人気メニューで、提供は10月1日〜3月末頃まで。2003年から発売しており、もう石川県の冬の風物詩のひとつに。寒くなってくると、「8番のサンラータン食べたいな」とうずうずしてきます。ふわふわ玉子入りのとろみスープが、冷えた体をポカポカ温めてくれます。ちなみに発売当初はもっとエッジの効いた味でしたが、年々万人ウケする優しい味にしているそうです。その変わり、トッピング調味料の紅油と黒酢にこだわり、自身で味の好みを調整できるようにしています。“紅油”には、島根県産の「神出雲唐辛子」と和歌山県産の山椒をプラスし、ただ辛いのではなく旨味があって風味も豊か。“黒酢”は、大麦黒酢に「玄米黒酢」が新たにブレンドされ、より深く複雑な味わいに。
外食文化研究家 雅珠香
●野菜トマトらーめん
暑い季節に毎年提供スタートするメニューで、福井県のブランドミディトマト「越のルビー」を使用しています。太麺に負けない、トマトの凝縮したおいしさが印象的。トッピングにチーズあり、2020年9月からはサワークリームも加わりました。これがとっても好相性。

●中島菜ざるらーめん
夏のお楽しみは、能登野菜の中島菜を練り込んだ「中島菜ざるらーめん」。練り込みのないシンプルなざるらーめんもありますが、緑の麺が涼を誘うので、私はこちらのほうが好きです。
外食文化研究家 雅珠香

冒険しちゃってる限定のやつ

8番の良さは“安定感と安心感”なのですが、時折イベント的に出現する「限定メニュー」も要チェック。面白い企画メニューがあって目が離せません。次の新商品を楽しみにしている人も少なくないはずです。そして、短い期間限定のメニューでありながら、お客さんの「また食べたい」という要望が殺到し、定番メニューになっちゃうことも。それほど強力な商品開発部隊を持っている8番。
そう、たまに“やってくれる”チャレンジメニューも見逃せないんです!
ゆず酸辣湯麺(サンラータンメン)

2019年10月21日から約1ヶ月のみで提供するゆず味のサンラータン。お味はまさにゆずの酸辣湯麺で、ゆずの風味が強く感じる秘密は、ピールだけではなく、スープにゆず果汁を合わせて定番よりも黒酢を控えめにしてあるからなのだとか。
野菜麻辣(マーラー)らーめん
2019年7月1日から期間限定販売ですが、定番化しそうな勢いの一品。山椒は3種類。中国の“四川赤花椒”と和山椒の“ぶどう山椒”、そして若い実山椒。唐辛子もシャープな辛さのものや甘みのあるものなど5種類をブレンドしてあります。

●パクチー入り酸辣湯麺
外食文化研究家 雅珠香
2017年2月1日から加賀市の本店と辰口店の2店舗のみの限定販売でしたが、お客さんのリクエストに答える形で2018年は全店で?販売。販売期間は2018年10月1日〜12月下旬まで。
冬メニューとして定番化された「酸辣湯麺」に、個性派ハーブのパクチーをトッピング!8番さんは万人ウケするメニュー多いですから、さすがにこれは「大丈夫かなぁ」「受け入れてもらえるのかなぁ」と開発さんも不安げで(かなりの限定販売に探り探り感が出ていますが)、いやいや根強いパクチーファン(パクチニスト)にとっては「待ってました!」。「まさか8番にパクチーが」と話題に!遠出して食べに行く人も現れています。さすがに“万人ウケ”とはいきませんが、思いの外人気で、逆に8番さんが驚いていましたねぇ。
外食文化研究家 雅珠香
わー!ホントにパクチー入ってます~!
辣油などの辛味がパクチーの独特な風味にぴったりの相性で、あぁもぅ食べ出したら止まらない。さらに 調味料の“ねぎ油” も、美味しさを昇華させるのに一役買っていました。人気なら来年も販売になるはずです。
ちなみに「パクチー増し(税抜150円、同じく確認済)」もありますから、お好きな人はぜひ増し増しでどうぞ!
外食文化研究家 雅珠香
●野菜牛肉らーめん

ありそうでなかった嬉しいメニュー。これは岡山県で限定販売して人気だったメニューだそうです。いつもの8番らーめんに牛肉がのっているだけで“ごちそう感”が出ますね。これが肉の威力!テンション上がるぅ。スープのベースは8番定番の醤油スープなのですが、味付けを施した牛肉のおいしさがそこに溶け込むので、味わいに甘さが強く出ており、旨みの広がり方もいつもよりも幅があります。ちょっとピリ辛なのがまたヨシ。それらが太麺に絡む!野菜ももりもり進む~。お肉を麺に巻いて、野菜に巻いて~・・・器の中で楽しみ方いろいろ。何といっても、やっぱり肉が入ると満足感が大きい。しかもたっぷり!

地元民でも知らないレアネタ8番

オーダーしてからそんなに待つことはない8番らーめんですが、その中でも1番時間がかかるメニューは何だと思いますか?

なんと、意外にも「ギョーザ」なんです。
外食文化研究家 雅珠香
焼きに約6分ほどかかるそうで、らーめんよりも時間を要するのだとか。ですから、ランチ時などの混む時間帯はオーダーが殺到するため、予め見計らって焼いておく場合もあり、早く出てくることもあります。
ちなみに、店頭では食べられませんが、「お持ち帰り用冷凍餃子」にはいろんなバリエーション(パクチー、しそ、唐辛子、レモンまで)あります。

自慢の8番グッズ マイハチコ ハチコマスク

私の自慢の8番グッズをご紹介します。
1つ目は、タイの8番らーめんでもらったハチコ(ハチコは8番らーめんのキャラクター)。日本では超超超レア品です。チャック付きコインケースです。


2つ目は、ハチコマスク。こちらは8番らーめんさんのECサイトにて購入可能(売り切れてたらすみません)。

どちらもなかなかレアでしょう。
 

お得情報 なんでやろドットコム

石川県民は既に登録済みの人が多いかもしれませんが、8番さんのモバイルサイト「なんでやろドットコム」に登録するのはオススメです。
毎月8のつく日(8日・18日・28日)は、おトクな割引クーポンが配信されています。500円お食事券が当たることもありますよ。

なぜ愛されて続けているのか まとめ

さて、ここまで書いてきましたが、8番らーめんが長く愛され続けている理由は大きく5つだと思います。
①なんと言っても “野菜たっぷり” で食べ手の健康面に配慮していること。
②週に何度でも食べられる飽きない(計算された)おいしさ。
③定番の「野菜らーめん」シリーズは手頃価格(でギョーザもセットにしたくなる)。
④「麺ハーフ」や「野菜大盛り」など、食べ手のニーズに寄り添ってくれるところ。
⑤新メニュー開発にも余念なく常に目が離せない。「次は何?」のワクワク感、探求心を掻き立ててくれるメニュー。
 
この記事を見た石川県民は、また8番が食べたくなってうずうずしちゃっていることでしょう。
「ああ、なんでやろ8番。」
外食文化研究家 雅珠香

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