「Restaurant au Jardin」マレーシア ペナン島|Restaurant au Jardin, Penang Malaysia

マレーシア・ペナン島の「Restaurant au Jardin(オージャルダン)」は、ペナン出身のオーナーシェフ、Su Kim Hock(スー・キムホック)氏が率いるイノベーティブレストラン。

同店は「Asia’s 50 Best Restaurants 2026」で39位にランクイン。マレーシアのレストランとして過去最高順位を記録したことでも注目されています。さらに同アワードにおいて、「The Best Restaurant in Malaysia 2026」にも選出されました。
また、「ミシュランガイド クアラルンプール&ペナン2026」では1ツ星を獲得する、マレーシアを代表するファインダイニングです。


このレストランの料理を語るうえで欠かせないのが、地元食材へのこだわりです。
食材の85%はマレーシア国内の生産者から調達し、そのうち65%はレストランから半径20km以内で生産されたものだそうです。
地元の農家や生産者とのつながりを大切にし、地域の食材を積極的に取り入れるだけでなく、野菜の端材や果物の皮なども料理やドリンクに活用。フードロスの削減にも取り組んでいます。

【2026年10月 デギュスタシオンメニュー】

●アミューズ・ブーシュ
メニューにはないアミューズ・ブーシュからスタート。マレーシアの「AYAM BRAND(アヤムブランド)」の缶詰を使ったユニークなプレゼンテーションに、これから始まるコースへの期待が膨らみます。

●自家製パンとトマトバター
パンのおいしさにも驚き!発酵種には、レストランの創業当初から大切に育てている種を使用しているそうです。そして、トマトそっくりの形をしたバターもインパクト抜群。同店を代表するスペシャリテの一つです。

●塩漬けのセルタス(茎レタス)とツブ貝のタルタル|フレッシュグリーンピースのソルベ|黒ニンニク|ペナン産ゴマ油
茎を食べるレタス「セルタス」のシャキシャキとした食感とツブ貝の弾力。グリーンピースのソルベのひんやりとした冷たさと青々しい風味に、黒ニンニクの旨味とペナン産ゴマ油の香りが一体となった一皿です。

●コウイカ|ヤムイモ|四川山椒|ショウガのピクルス
コウイカのデクリネゾン。茎に刺したコウイカは厚みがあり、歯を押し返すような弾力が特徴。四川山椒の爽やかな刺激が優しく効いています。

漆黒のイカ墨ソースを使った一皿は、多彩な食感に酸味や辛味が複雑に重なり、イカ墨の深いコクが全体をまとめています。

●オシェトラキャビア、チリクラブ、ケチャップ、ケルプチッフ、ベニエ
美しい花のような一皿は、オシェトラキャビアと東南アジアを代表するチリクラブを組み合わせたもの。口の中でとろけるような食感が印象的で、後から追いかけてくる辛味も魅力です。

●炭火焼きアワビ|カボチャライス|紹興酒と海藻のブロッシュ
コクのある甘さのカボチャライスと、濃厚な北海道産ウニが見事に調和。アワビを蒲焼きスタイルで味わうのも面白い一品です。

●マグナム・ソルベ|ケドンドン|塩とコショウ|パチパチキャンディー
お口直しには、東南アジアで親しまれている酸味のある果実「ケドンドン」を使ったソルベ。口の中でパチパチとはじけるキャンディーが組み合わされ、どこか懐かしく、遊び心と爽やかさを感じる一品でした。

●干し草で熟成させたペナン産鴨肉|黒く焼き上げたバナナ|バナナの花|ジャガイモのピューレ|鴨のジュ
メインは、干し草で熟成させたペナン産の鴨肉。皮目と身の食感のコントラスト、絶妙な火入れによるシルキーな身質、すべてが完璧。スペシャリテというのも納得のおいしさです。


●ムール貝のケーキ|焦がしレモン|サフランのジュレ|そばの実
貝殻をひっくり返すと料理が登場するという、意外性のある演出も楽しい一皿。ザクザクとした食感に、焦がしレモンの酸味とサフランのジュレが軽やかさを添えています。

●プティフール
コースの最後は、くるくる回るBOXで提供される小菓子。ギョーザの形をしたお菓子や、キャンディーをかたどったゼリーなど、最後まで遊び心たっぷり!心から楽しませてくれました。

シェフはパワフルでとてもフレンドリーな方ですが、料理は繊細で、かつストーリー性もおいしさもしっかり構築されていて、”ギャップ萌え”してしまいました。同店はミシュランでは1ツ星評価ですが、個人的には、2ツ星の方が相応しいと思えた高いクオリティーでした。

Restaurant au Jardin
https://www.restaurant-aujardin.com/