食べ物ではありませんが、伝統工芸のひとつであり、素敵な取り組みなのでご紹介します。
輪島を代表する伝統工芸といえば“輪島塗”です。能登では日常で漆器をお使いのお宅はまだまだたくさんありますが、昔のように何十セットも御膳を持ってるお家は減ってきたようです。石川県内の日本料理店などで、時折特別なものとして出会うことの方が多いように感じます。
その輪島塗の文化を守りたいと、輪島市出身の女性デザイナー鳳至那美さんが企画されたのが輪島塗のアクセサリーブランド「atee（アテエ）」です。現在ピアスを中心としたアイテムが揃います。「atee」というブランドネームには、輪島の方言で「私」を意味する「アテ」、「アテエ＝私へ」という意味が込められているそうです。これらは鳳至那美さんがデザインを起こし、職人さんが1つ1つ手作業でつくりあげています。2019年6月は新宿伊勢丹での展示販売もされていました。
ateeデザイナー鳳至那美さんプロフィール
輪島市出身。高校で輪島塗を学び、大学でグラフィックデザインを専攻。卒業後、企業を経てデザイン事務所（Mewdesignlabo）として独立。
デザインを通して輪島の漆文化を守りたいという想いから「atee」を立ち上げる。
通常派手めのピアスはちょっと重さがストレスになることがあるのですが、これは思ったよりも軽くて、長い時間つけられるのも良かったポイントです。
着物に似合うことは間違いないので洋服で試してみましたが、和にもカジュアルにもアジアンな感じにも合わせられると思いました。これをつけるだけで、漆ならではの艶とチェリーのような可愛らしいデザインがパッと目を引きますし、「そのピアス素敵だね」って必ず言ってもらえるのが嬉しい。
白漆も素敵ですね。
また、自宅のアクセサリーBOXにこのピアスが入っているだけで毎日幸せな気持ちになります。
これらは「Hanetsuki」というシリーズですが、そのほかにも輪島の琴ヶ浜をイメージした「KOTOGAHAMA」はコバルトブルーが素敵ですし、シックでゴージャスな「MIZUTAMA」やカラフルおしゃれな「OMAME」などがあります。
詳細・注文方法などは公式HPにてご確認ください。
https://shop.atee-wajima.com/
ピアスでない方は、イヤリングへの付け替えもできるそうです。
