坂の上ベーカリー（本社：石川県金沢市、代表：若井夏輝）は、石川県内の企業6社とそれぞれ共同開発した、石川の食文化を一度に楽しめる6つのパンセット“旅パン便セット第一弾”を、2021年2月5日（金）より販売します。
私は、発売前日の2月4日に行われた「旅パン便セット商品発表会＆試食会」に参加しました。
坂の上ベーカリー代表の若井夏輝さんをはじめ、コラボ企業さんが登壇。今回の旅パンセットの狙いやコラボの背景、今後の展開などをお話しされました。
昨年から猛威を振るう新型コロナによって、海外や日本各地を移動することが難しくなりました。そんな中、坂の上ベーカリーでは遠くへ行かずとも楽しい時間を過ごせるパンの制作に着手。
街のベーカリーとして、今まではつい当たり前のように感じてしまっていた大切な石川の食文化を、パンを通じて再発見して欲しい。また、こんな時期だからこそ石川の素敵な食文化を全国にお届けしていきたいという想いから「旅ばん便セット」が誕生しました。
【商品内容】
名称：旅パン便セット第1弾
価格：2,400円（税込）
販路:公式オンラインショップ
坂の上ベーカリー店頭
※店舗でのみバラ売り可能
それぞれのコラボ企業の魅力とともに、石川県に受け継がれてきた発酵食文化や和菓子文化、お茶文化、そして農業文化を堪能できるパンを6つ1セットでお届けします。今回のコラボ先は、きよし農園、skuro、高木糀商店、茶菓工房たろう、丸八製茶場、ヤマト醤油味噌の6社です。
【1】丸八製茶フレンチトースト（300円）丸八製茶場
“当たり前の日常を、極上の時間に “をテーマに制作。
温度と時間で香りが落ちてしまうので、技術的に試行錯誤された一品だそうです。
フレンチトーストのパーツは、献上加賀棒茶で作った自家製加賀棒茶シロップと加賀棒茶ミルクティーを使ったカスタード液に24時間漬け込みオーブンでしっとりと焼き上げ、トッピングには葉のほうじ茶「BOTTO！」を使用。普段から食べ慣れているフレンチトーストを極上の味で。
【2】ヤマト醤油チョコサンド（300円）ヤマト醤油味噌
“醤油の種類の多様性、食べ方に合わせた醤油のペアリング”をテーマに制作。かといって、“醤油パン”にはならないように、特性を上手く生かしました。ロ溶けの良いチョコムースには、ヤマト醤油のもろみ醤油を使用。ヴィエノワ生地のパンに、ひしほ醤油で作った醤油ジャムをサッと塗り、炙ってから醤油チョコムースをサンドします。醤油をそのまま食べる香りの良さ、煮る味の引き出され方、焼く香ばしさの計3種類を取り入れました。
【3】塩糀リエットサンド（300円） 高木糀商店
“糀が良いからこそ、美味しい食品ができる”をテーマに制作。糀から起こした米麹発酵種をパン生地に、能登豚のリエットには塩麹、ピクルスには乾燥糀からとった糀出汁を、ドレッシングにも糀、と4パーツに糀を使用。
個人的にこのパンが一番好きでした。塩糀を使った能登豚のリエットは、きめ細かくなめらかで美味。全てのパーツが調和しており、品良くまとまりがあって完成度が高い。素晴らしい。
【4】古代米のカンパーニュ（980円）skuro
“米農業は生活に根ざし、なくてはならないもの”をテーマに、新しいお米の食べ方を提案。完全無農薬、有機肥料のみで育てられた黒米の全てを味わってもらえるように、果皮まで余すところなく使用。原材料の約4割がお米で、むっちりとした食感にプチプチとした粒感も残してあります。香りに味噌や醤油のニュアンスも感じられ、和素材との相性が良さそう。毎日食べたくなる健康的で奥深い美味しさ。
【5】たろうのあんぱん（250円）茶菓工房たろう
茶菓工房たろうさんで通常はモナカに使用している、和菓子職人が炊いたあんをそのまま採用。米飴入りのどっしりとしたあんにパン生地の味わいを合わせ、バターを挟んで調和させるという、まさにたろうさんのあんだからこそのあんぱん。キューブ型のデザインも特徴的。
【6】きよしの柚子ばん（280円）きよし農園
“浅川地区だからこその芳醇な香りの金沢ゆずと、6次産業に取り組むきよし農園の柚子の美味しい楽しみかた”をテーマに制作。寒暖差のある浅川地区では、ゆずが身を守るために皮が厚くなります。ゆずの香りは皮にあるので、浅川地区で香り豊かなゆずが採れるというわけですね。
このパンには、きよし農園さんが年々改良を加えて作っているゆずピールをメインで使用。ゆずのカスタードクリーム、ゆずビスケット、濃厚なゆずクリーム、ゆずピールから3種類の異なる食感のパーツを作り、1つのパンの中に閉じ込めてあります。
【店舗概要】
店名:坂の上ベーカリー
所在地:〒921-8033
石川県金沢市寺町3-2-27
電話番号：080-4255-1595
営業時間：8:00〜14:00
※売り切れ次第終了
定休日：水曜、木曜
