「野趣先(やしゅせん)」2026年3月にオープンした新星の日本料理!七十二候と地元食材で野趣のその先へ

料理: 8.5 その他: 8.0 ポイントについて
野趣先 (やしゅせん)
営業時間 ディナー開始時間 17:00〜19:00、ランチ開始時間 11:30〜12:30
定休日 木曜・不定休
価格帯 ディナーコース(18,500円)、ランチコース(9,500円)※土日限定
訪問回数 1回

2026年3月17日にオープンした、注目の日本料理店です。
店名の意味は、”野趣、その先へ。”
店主の小倉久昭(こぐらひさあき)さんは、京都で25年以上腕を磨かれてきたベテラン。白山市出身で、ご実家はお米農家だそうです。お店でも使用。
場所は金沢市片町エリアではあるもののその中でも閑静なエリア、十三間町。
石川県の季節食材が持つ、ありのままの力強さ(野趣)を、京料理の繊細さと奥深さ、さらに現代的なニュアンスを加えて、その”先”の料理として表現しています。日本の季節感を最も細分化した「七十二候(しちじゅうにこう)」 の考えを取り入れてあり、繊細な季節の息づかいが感じられます。取り扱っている食材の数が多彩ですが、どれも丁寧に仕込みをされていることが伝わります。繊細さと生気(しょうき)が溢れていますね。また、お料理は店主お一人で作られているのに、コースのペースがとても心地よいです。なんだか、店主の優しさがそのまま料理に表れているようなコースでした。本当にいいお店でした。
サービスの方もいらっしゃってホスピタリティに溢れます。
飲み物はノンアルコールペアリングあり、各料理に合わせてくれます。こちらもおすすめ!

予約困難店になることは必至かと思います。

(↓下記は、料理名(お献立まま)と写真です)

〜御献立【立夏、小満】〜(2026/5/6訪問)

先附【紅花栄(べにばなさかう)】
毛蟹、アボカド白和え、キャビア、花穂

御椀【蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)】
甘鯛、潮仕立て、アスパラガス、独活
蚕が食べる桑の葉をあしらって。甘鯛の骨から取ったお出汁がまろみがあって美味でした。

造里【(蛙始鳴(かわずはじめてなく)】
鱸、本鮪、赤烏賊

凌ぎ【麦秋全(むぎのときいたる)】
加賀蓮根餅 鴨治部煮
加賀蓮根の滋味を引き立てた大人のコロッケ。これは感動的でした。

八寸【端午の節句、菖蒲】
皐月和え、粽寿司、厚焼玉子、松風、尼子南蛮漬け、バイ貝、鯛の子
華やかでありながら、小さな一品も細部まで丁寧に作り上げてある。素晴らしい!

焼物【竹笋生 】(たけのこしょうず)
京都塚原 筍木の芽焼き、皐月鱒
杉の木スモークで香り付けの仕上げをして。塚原の筍が美味しいこと。

強肴【野趣味、肉じゃが】
白山麓 月の輪熊、新じゃが、花山椒
熊の脂を効かせてあり、良い意味で野生味をしっかり感じさせる。多彩な山菜をあしらって、山の光景が思い浮かぶようです。

箸休め【立夏(りつか)】
トマトゼリー、水蛸、加賀太胡瓜、振柚子

食事【薫風(くんぷう)】
新生姜、栄螺、豌豆
青々とした風味とシャキシャキとした食感が爽やか。季節の繊細を感じさせる、野趣先さんらしいお食事ですね。

水物【小満(しょうまん)】
枇杷 ブルーベリー ワインゼリー、抹茶寄せ 苺、グレープフルーツ蕨餅
最後のデザートまで手抜きなくキメてくるのはさすが。グレープフルーツの爽やかな蕨餅もさっぱり美味でした。