「PLAT HOME(プラットホーム)」築約110年の蔵をリノベーションしたカッコイイ和食店。プラッとアラカルトが嬉しい!インバウンド大人気店

料理: 7.5 その他: 7.5 ポイントについて
PLAT HOME Kanazawa Kitchen (ぷらっとほーむ かなざわきっちん)
営業時間 17:30~22:30
定休日 月曜 (不定休あり)
価格帯 4,000円~7,000円
訪問回数 5回

金沢市彦三(ひこそ)町の大通り沿いにあるオシャレな一軒家のお店で、和食を基本としたお料理がアラカルトで食べられます。店名は、読み通り“ぷらっと”立ち寄れる場所でありたいという意味が込められています。
近江町市場のある武蔵の交差点からは徒歩3分くらいで、通り沿いに歩いてくると見つけることができます。オフィスビルの並びに突如こんなお店が現れるのでびっくりするはず。建物は築約110年の蔵をリノベーションしたもので、店前にはテラスもあります。店内はアンティーク調の家具とも調和するシックな煉瓦造り。なんでも、店主を始めスタッフ皆さんで改装に携わったそうです。席は厨房目の前のカウンターとテーブル席、さらに奥には蔵を改装した個室もあります。

メニューは季節の単品料理で、1000円〜2000円で充実しています。
<定番メニュー例>
ポテトサラダ、シェアサラダ、お造り盛り合わせ、お野菜の煮物盛、お漬物盛り、かぶらのお刺身、チーズ三種、海女採り岩もずく、茄子の唐揚げ、お手製さつまあげ、サバの燻製と花らっきょ、茄子と生麩の揚げ出し 白味噌仕立て、河内鴨とおひたしのからし和え、アボカドとマグロの海苔がけ、鶏のスパイス唐揚げ、鳥取産 焼き大山鶏、沖縄産 紅豚肩ロースト、小豆島オリーブ牛ランプステーキ(香川)、高木糀店のお味噌汁、本カツオの生ふりかけごはん、小豆島の生そーめん、カタラーナアイスクリーム

飲み物は、ビールはデンマークの「カールスバーグ」があり。日本産のワインや、日本酒は地酒もあり。

特筆したいのは、お客さんはインバウンドのお客さんがとても多いことで、ひっきりなしに海外ゲストが訪れます(予約しておらず、満席で入れずに帰られる方がとても多く見受けられます)。大人気の理由の一つが、「トリップアドバイザー金沢」で上位(2024年9月26日現在、金沢市人気レストラン12位)であること(の可能性もあり)。とにかくすごい人気なんです。

2024年9月25日

舞茸やイチジク、新いくら、松茸、里芋など、秋らしい食材が目立つお品書きでした。

<この日のおすすめメニュー>
能登岩ダコとニラ みょうがのナムル、イチジクと焼ゴマ豆腐 ゴマ酢ソース、鯛の酒盗とクリームチーズ、里芋のコロッケ、舞茸の天ぷらミモレットチーズがけ、松茸とみつ葉 鶏の春巻き、焼き舞茸のいくらおろしがけ、能登岩ダコと野菜の炊いたん、里芋の唐揚げ和牛のすじ煮あんかけ、能登豚角煮とイチジク煮、ブリの照り焼き

・イチジクと焼ゴマ豆腐 ゴマ酢ソース
秋の滋味に胡麻の香ばしい風味と酸味を添えて。

・里芋のコロッケ
ねっとりとした舌触り、滋味と甘さ、香ばしさがいいね。

・焼き舞茸のいくらおろしがけ

・アボカドとマグロの海苔がけ
味付けに添えてある海苔が風味豊かで美味。

・小豆島の生そーめん
店主が現地に足を運んだ際に見つけたお気に入りをメニュー化したもの。古物、大古物とはまた違った美味しさで、生ならではのちゅるっと滑りの良い舌触りともちっとした弾力、甘さが美味。箸が止まらずペロリ。

過去訪問にていただいたお料理

(順不同)
・菊理農園トマトとリコッタチーズ
糖度が高く味がしっかりしたトマト“華小町”のぎゅっと詰まった美味しさが口の中で弾けます。軽やかなリコッタチーズにはガリが混ぜてあり、その酸味と甘みが驚きのベストマッチで、余韻が“和”というのも素晴らしい。オススメ!

・フクラギのレアカツ
氷見のフクラギをカツに。断面からも良く分かるパーフェクトな火入れに食指が動きます。揚げ物なのにふわっと軽くとろけるうまさ。もろみ味噌と梅肉をディップして。

・トウモロコシと海老とバジルのかきあげ
揚げたて熱々のトウモロコシから飛び出す甘いエキスとバジルの風味は夏の味。醤油塩を付けて、焼きとうもろこしのような感覚で。

・小豆島の生そうめん

・出汁巻き玉子 海苔あんかけ
少し潮騒を感じさせてくれる出汁巻き。金時草を添えて。

・ポテトサラダ

・紅豚肩ロースト
「紅豚肩ロースト」の“紅豚”は、沖縄で紅芋を食べさせて育てた豚で、生産頭数が限られているので、沖縄でもあまり出回っていない希少な食材です。店主が味に惚れ込み、生産者に直接出向いてお願いをして仕入れたのだとか。なるほど、とってもきめ細かくシルキーな肉質で、どことなく紅芋に似たコクが余韻に残ります。

・いしるのパッタイ
私のイチオシはこれ。パッタイはタイ料理の代表格で、太めのビーフンを使用した焼きそばのことです。通常は味付けに魚醤のナンプラーを用いますが、ここでは「いしる(いしり)」で調味しています。能登の魚醤の中でも一番クセのないメギスのいしりなので、風味が軽やかで品の良い味わいですし、具のエビや目玉焼きの卵黄の旨味と相乗効果を発揮しつつも、味わいを優しくまとめあげています。ちゅるんとしなやかでもっちり弾力のある米粉麺も美味。ギュッと絞ったライムが、暑さをスカッと吹き飛ばしてくれます。