飲食店が軒を連ねる木倉町通りの一角にある、ベルギービール100種類の取り揃えがあるバーです。
ベルギービールを取り扱うレストランやバーはちらほらありますが、100種類も集めているお店はとっても珍しいのではないでしょうか。
ご存じベルギーは世界有数の“ビールの国”で、私もベルギーを訪れた際にそれを体感しましたが、なんと醸造所は120以上もあってオリジナルビールは1000にも上るとも言われています。ゲデレーは50種類ものベルギービールを取扱うことで評判を呼んでいたのですが、2016年からは店主池田義人さんの兼ねてからの夢であった100種類をラインナップしています。ベルギービールがずらっと書かれたメニュー表も圧巻。それぞれのビールの特徴を読むのも楽しく、選ぶところでまずワクワクします。
さらに、ラベルのデザインも一つ一つが個性的で、さらにグラスもそれぞれのブランドのオリジナルで取り揃えてあるから面白いんです。
●デリリウムレッド
ピンクの象のデザインは、「デリリウムレッド」という名前のチェリービールで、ビールが美しいルージュ色をしており、さくらんぼのチャーミングな風味が口いっぱいに広がります。これは女性が喜ぶ。
●ロイテ ボックビア
ヤギがデザインされた黒ビール。自立できないグラスも珍しい。
●ボスクリアルコール
4種類の果物の天然ジュースを使用したフルーツビール。
（写真では分かりずらいですが）ビールの色が赤みを帯びていて美しく、アルコール度が3.5％と低いので、ジュースのような飲み口でした。
●ロシュフォール10
ローストされた香ばしい麦の風味と、ビターチョコのような苦味あり。ちょっとオトナなビール。
●チャールズクイントブロンド
神聖ローマ帝国皇帝が愛した「朝日」をイメージしたビールで、なんだか高貴な味がした。
●セーフビール
80年の時を経て奇跡の復活を遂げた幻のビール。
●バビロン
原料にパンを使っているという珍しいブレッドビア。思ったよりも苦味がシャープでクリアな味わい。
●キャスティール ルージュ
サワーチェリーを入れて半年以上熟成させたフルーツエール。チェリーの風味が鮮烈で美味。飲み口もよくついぐびぐび飲んでしまうのですが、アルコール度8.0％で酔っ払います(笑)罪なビール。
そして、ゲデレーさんは元々、白山市にあるランチ営業の「西洋料理ゲデレー」の支店としてオープンしたお店ということで、料理もしっかり充実しているのがポイントです。
お料理もとびきりおいしい！それがゲデレーのいいところ。
●お通し
●生ハムサラダ
●バイ貝のガーリックバター焼きバジル風味
ブルゴーニュ地方のエスカルゴ料理を梅貝で作ったもので、梅貝のプリッとした弾力に濃厚でクリーミーなバジルソースが絡まって美味です。私が毎度注文してるやつ。
（梅貝ではなくエルスカルゴの日もあり）
●ソーセージ3種盛り
●牛肉のベルギービール煮込み
ビールで煮込むことで牛肉のやわらかさとコク深さがアップし、ビールにピタリと来ます。
その他、器にたっぷりやってくる「ムール貝の白ワイン蒸しベルギー風」も美味。
