「Bottega di Takamazzo(ボッテガ ディ タカマッツォ)」夜にカウンターでワインを傾けながら〜が好き。初夏の花ズッキーニ、晩秋の香箱ガニパスタ、春のホタルイカパスタもいいね!

料理: 8.0 その他: 7.0 ポイントについて
Bottega di Takamazzo (ぼってが でぃ たかまっつぉ)
営業時間 12:00〜14:00、18:00〜22:00
定休日 日曜・第二月曜 定休日明けのランチはお休み
価格帯 ランチ(2500円、3500円)、ディナー7,000円〜15,000円(定休日明けのランチはお休み)※ディナー小学生以下不可、ランチは人数お知らせのこと
訪問回数 9回

犀川にかかる新橋のたもとにある一軒家のイタリア料理店。開店されたのが2011年3月23日で、2025年で14周年を迎えています。オープンした頃に「すごいお店が出来たぞ!」と口コミでとても話題になったのが記憶に新しいです。今でも相変わらずの人気で、連日混み合っていますね。ランチも人気ですが、個人的には夜カウンターでワインを飲みながら「コレとコレと」とアラカルト注文が好き。カウンター席は厨房に向かう4席のみ。アンティパスト、魚料理・肉料理、デザートまで何かな何までおいしい。パスタもいいですね。秋の香箱ガニパスタ、春はホタルイカのパスタなど季節感あるのも良いです。シェフ高嶋さんの目指すのは、最先端ではなく、“クッチーナトラディショナーレ”=伝統的な料理。華やかさに媚びない、素朴さと力強さ。常連の多さが「また食べたくなるおいしさ」であることを物語っています。ちなみに、店名の“タカマッツォ”は店主である高嶋さんの修行先でのニックネームだったのだとか。

【紹介項目】

ランチ

ランチは、メインありかなしかでコースが2つ準備されています。

●PRANZO A(税込2,500円)
前菜の盛り合わせ、パスタ(5種の中から2種)、ドルチェ、コーヒー
●PRANZO B(税込3,500円)
前菜の盛り合わせ、パスタ(5種の中から2種)、メイン(数種の中から1種)、ドルチェ、コーヒー

●PRANZO B(2025/7/17)
・前菜の盛り合わせ

・パスタ(アサリとフレッシュトマトのリングイーネ、ヤリイカとズッキーニのカラスミスパゲッティ)

・メイン:カジキマグロのカツレツ フレッシュトマト(取り分けてくれました)

・メイン:和牛のグリル、サマートリュフ(取り分けてくれました)

・ドルチェ、コーヒー
ピスタチオジェラート、ティラミス、プリンなど

ディナー

2020年6月中旬のタカマッツォ

当日予約でのディナー訪問。高嶋シェフ、ワンオペでお忙しそうでしたが、こうやって何気に訪れると実力店の凄みが分かります。ポンポンとオーダーさせてもらって、全部外さない。めっちゃおいしい。
●花ズッキーニのフリット
ああ、この季節。花ズッキーニは初夏の風物詩。
中にはモッツァレラとアンチョビが詰めてあり、花ズッキーニの繊細とモッツァレラのミルキーなもちもちがとろり溶け出し至福の食感。アンチョビとハムの塩気でいただきます。


●パスタ ボンゴレ
イカとアサリ、アスパラのパスタ。削ったカラスミの旨味ある塩気で。パスタのアルデンテのしなりが最高です。


●牛ヒレグリル
牛ヒレのグリルにアワビ茸をのせサマートリュフを削って。付け合わせはヤングコーン。ヒレは絶妙な火入れで、ワイルドに見えて繊細な口どけで美味。ふわっと軽いサマートリュフの風味と爽やかなレモンで夏らしく。

2019年11月中旬のタカマッツォ

とにかくこの季節は香箱パスタが食べたくて通います。最初はだいたいサラダから。フォカッチャを切ってもらって、グリッシーニも。さらにその日のシェフオススメからミルクラムを。デザートはティラミスで。

●香箱ガニパスタ
オイルに香箱ガニの甲殻類の風味が写っており、口に含むとパーっとそそられるカニの香りが広がります。ああ、たまらない。さらに、アルデンテのパスタの食感とオイルが絡んでつるっと滑り込んでくる唇、舌、食堂の心地よさ。全てがパーフェクト。うまい。

●ティラミス

2019年3月後半のタカマッツォ

●モッツァレラブラータのサラダ

●ホタルイカパスタ
ホタルイカとそら豆をオイルパスタで、という春らしい一皿。ホタルイカがギュッと蓄える旨味がオイルに馴染みいい塩梅に。うまい!


●乳飲み仔羊(ミルクラム)
ピュアでミルキーなおいしさ。はらりとかけてくれたのは春トリュフ“ビアンケット”。サマートリュフ寄りの白色を帯びた色ですが、風味はずっしりふくよかで口の中で香りが舞います。

●パンナコッタ