金沢の風情漂う長町武家屋敷にある、季節食材と和のエッセンスを重ねたフレンチ懐石レストランです。オーナーシェフの俵徹也さんは、渡仏の後に京都の「祇園おくむら」さんで腕を磨かれ、故郷の金沢に戻って同店をオープンしたのが2012年12月のことです。
店内は木の温もりのある落ち着いた雰囲気で、ワンフロアにL字カウンターとテーブル席があって、厨房との一体感があり、カジュアルさと気品の両方を兼ね備えています。
料理はコースのみで、品数は多いですがポーション控えめで華やかなお料理が続きます。
料理内容からもお店の雰囲気からも、デート需要が高いのに納得(我々はこの日は4人訪問でしたが、それ周りのお客さんは全組デート利用だった)。女子会にも喜ばれそうです。
ホント、いいムードなんですよね、tawaraさんって。
営業は昼・夜で、夜の方が少し皿数が多めです。
●ランチコース(料理7皿と食後の飲み物・お茶菓子、税込6,400円)
●ランチペアリング(6種類、税込3800円)
※12時一斉スタートのみ(1時間30分〜2時間程)
※前日までの予約制
●ディナー(料理10皿と食後の飲み物・お茶菓子、税込10,800円)
●ディナーペアリング(8種類、税込5200円)
※ディナーのスタート時間は18時もしくは19時から(2時間〜2時間30分程)
※前日までの予約制
(2023/2/28)ディナーで訪問し、ワインはペアリングでお願いしました。
なんだか久しぶりの訪問(なので最新の料理だけ載せています。)
やはりお皿の中でパッと咲くような華やかなお料理が多かった印象です。
●グジェール
豚のリエットと牛蒡ペーストをサンドしたリエット
●蟹
今回一番好きだった料理です。
蕪、ズワイガニをミルフィユにして春菊の苦味を乗せた、和の風味と春らしさを漂わせるコンビネーション。
●真鰯
真鰯を乗せたとろねぎがその名の通り、ソースのように口の中でとろけて自然な甘さが広がったのが印象的でした。
●パン
●蓮根
加賀れんこんニョッキと甘海老スープ
●牡蠣
牡蠣、白菜、新青のり、味噌
●河豚
ふぐ、魚醤、バター
●白子
白子コロッケ、海老芋
●牛
和牛カイノミのドライエージング、安納芋、生黒胡椒塩漬け
●トリュフ
黒トリュフとマカデミアナッツのアイス
●デコポン、アールグレイ
●茶 焼き菓子
カフェ・ウ・テの小菓子がオープンの時からカヌレなので、これが出てくるとtawaraさんらしくて嬉しくなるなー。