昭和21年創業の和菓子店「板屋」さんの代表銘菓といえば、「こもかぶり」。このお菓子は、金沢の冬の風物詩「こも掛け」をテーマにしており、本店では熟練の職人さんによる実演が行われており、焼き立てが購入できます。
実演時間は日にちで異なる可能性があるため、あらかじめご確認ください。
この日の実演開催は9:00〜17:00(そのうち12:00〜13:30は実演お休み時間)でした。
「こも掛け」とは、雪や寒さから土の塀を守るために保護するために、わらで編んだ「こも」で覆う作業のこと。金沢市長町の武家屋敷跡では、毎年12月初め頃から3月中旬に、この「こも掛け」が見ることができます。
「こもかぶり」には、蜜漬けにされた大粒の栗が使用されています。この栗を、北海道産の小豆を使った風味豊かな粒餡で包み込み、さらに薄皮の生地でくるみます。特徴的なのは、生地をうさぎの耳のようにぴょんとした形状にはみ出して焼き、海苔を挟み込んでくるりと巻き上げてあること。
この海苔が風味のアクセントになっており、甘さと塩気のハーモニーを奏でます。
お店の方もとっても優しく迎えてくれて、おいしさが増す。
近江町市場や金沢城などからも徒歩でアクセスできる場所ですから、ぜひぶらり金沢お散歩に立ち寄って、焼き立てを味わってください。おすすめ!
時間を置くとしっとりと落ち着き、また別の味わいです。