「サエキ飯店」東京 目黒|Saeki Hanten, Meguro Tokyo

2度目の訪問。今回も本当に凄みがあり、感動の連続でした。
1度目の訪問はこちら

同店は、2019年4月3日オープンした広東料理とジョージアワインのお店です。


店主の佐伯悠太郎さんは、「聘珍楼」「赤坂離宮」「福臨門」という名門を経て、知る人ぞ知る「楽記」で料理長を務め、世界一周ののち同店をオープン。すぐに予約困難店となりずっと埋まっているので、常連で予約を持っている人に同席するしかないかなという感じ。新規予約は受け付けていないそうです。

場所は恵比寿駅と目黒駅の中間です。
席はカウンター6席にテーブル1つ(4席)で、料理もサービスも店主がこなす完全ワンオペというのがすごい。

ファインダイニングと街中華の良さを併せ持ち、肩の力を抜いてアットホームな空気感だが、料理が卓越していて度肝を抜かれる。
実力あってこそのフリースタイルで、どれを食べてもずば抜けて美味しい。料理は淡々と出てくるが本物。シンプルでカジュアルさもあって、まずは美味しそうなビジュアルと香りにやられる。味にセンスが溢れておりノックアウト。
これらの料理はなんと毎回違うということで、自由な感じもしますが、本当にかなりの実力あってこそだと思います。

繊細と力強さが混在し、滋味も豊か。温度感もしっかり出しており、火傷するほどの熱々さと、揚げ物の口の中で鳴る乾いた音の演出、発酵食を知り尽くしているがゆえ思い切って使いこなしている印象。塩気も絶妙。
テーブル席でも料理から炎の存在を感じました。

(東京のお店なので解説短めに総括のみ。以下、写真ギャラリー)
・腸詰餅米、すり身揚げ

・手羽先

・豚の肺と杏仁のスープ

・カイラン菜の炒め物

・豚と湯葉の蒸し物

・伊勢海老のあんがけ麺

・牡蠣と発酵白菜のおかゆ

・担々麺

・ピーカンナッツのアイス

サエキ飯店
東京都目黒区三田2-10-30 荒井ビル 1F