※同店は2025年5月13日、木倉町に移転オープンしました。
これまでのコンパクトなお店から一転し、“金の糸”が織りなす現代アートに包まれる金沢ビストロへと進化しました。新店では、料理はこれまでとは異なり全アラカルトです。田川真澄シェフは、季節の地元食材に重きを置きながら、さらに今回は薪火料理にもチャレンジしております。
2017年6月に産声を上げて以来、金沢の食通たちの心を掴んできたカウンター6席のフレンチ「FILD’OR(フィルドール)」は、2025年5月13日(火)、木倉町にて新たなスタートを切りました。
これまでのコンパクトなお店から一転し、空間の広がりと芸術的な設えが融合した、“金の糸”が織りなす現代アートに包まれる金沢ビストロへと進化しました。

新店舗の場所は、木倉町の通りに面したビルの2階。

螺旋階段を登り店の扉を開けた瞬間、天井から幾筋も垂れ下がる、店名のFILD’ORが意味する“金の糸”に圧倒されます。空間として立体的に具現化したのは、建築家で陶芸家でもある奈良祐希さん。まるでアートギャラリーに足を踏み入れたかのような、唯一無二の非日常空間です。

ワインはナチュラルワインを中心に、さまざまな国のワインをボーダレスに揃えており、お客さんが自分で選べるウォークインのセラーも完備しています。



料理は、これまでとは異なり全アラカルト。田川真澄シェフは、季節の地元食材に重きを置きながら、さらに今回は薪火料理にもチャレンジしております。
お料理は2〜3名でシェアしてちょうど良い分量に設定されており、5名以上のグループならば、同じ料理を2皿注文するのが推奨スタイル。おひとり様だとちょっと割高感があるので、グループが良さそうな気もします。
(何回か訪問しているので、料理は順不同)
・黒トリュフ、フレッシュマッシュルーム

・魚とホタテのクネル、甘海老ビスク

・赤城牛の薪焼き

・ジロールと国産イタリア米カルナローリのリゾット

・カヌレのモンブラン

・自家製ピクルス
優しい酸味の添え方で、野菜本来の味わいが際立つバランス感。フェンネルの風味がふわりと持ち上げます。

・茎付きえだまめ薪の香りと
茎付きというのがとってもそそられます。茹で上げたえだまめに、仕上げとして薪の香りを纏わせてあり、薫香も味付けに一役買っています。

・赤城牛ランイチ
赤身好きにはたまらない逸品。ランプとイチボ、赤城牛の希少部位を薪でしっとりとレアに焼き上げてあり、咀嚼するごとに肉の旨みと薪のスモーキーな薫香が口の中で調和します。付け合わせの間引きにんじんも凝縮した甘さにインパクトあり。

・初鰹カルパッチョ
コリアンダーとクミンをバターで香り付けした一品。この複雑な風味使いは田川シェフらしい!

・バイ貝のエスカルゴバター焼き

・さわらスープドポワソン
のど黒などの出汁を使用し、しつこくないあっさりとしていて濃く深いスープ。

・プロフィットロール カヌレアイス(1500円)

・ヌガーグラッセとベリーのソース(900円)

・タルトショコラと森ミルクのアングレーズソース(1200円)

これほどのスケールと美意識を備えながらも、肩肘張らずに訪れることができるビストロは希少。アート、料理、ワイン、そのすべてを兼ね備えているのが「フィルドール」。金沢の食シーンをさらに彩ってくれることは間違いありません。

メニュー例) 全アラカルトで、1品は2~3名様分の量です。
※メニューは全て税込み表示。チャージお一人様につき600円
<冷前菜>
・マッシュルームとトリュフのサラダ(2300円)、燻製サーモンマリネ(1900円)、カカオと柑橘ピールの鶏レバーペースト(1300円)、パテドカンパーニュ(1200)、グリーンサラダフレンチドレッシング(800円)、キッシュローレンヌ(1300円)、豚のリエット イベリココンソメの旨み(1200)、人参の森ローストのサラダで仕立て(900円)、自家製野菜のピクルス(700円)、初鰹のエスニックソース(2100円)、パン(1ケ、200円)
<温前菜>
焼きスナップエンドウ ジェノベーゼバター(800円)、トリッパー ア・ラ・ニソワーズ(1300円)、トリュフのオムレツ(1700円)、トリッパー ア・ラ・ニソワーズ(1300円)、自家製ブーダンブラン(1200円)、自家製サルシッチャ(1200円)、ガーリックトースト鴨油ニンニクコンフィ(1ケ、600円)、エスカルゴとバイ貝のパセリバターオーブン焼き(1600円)、甘エビと空豆のパセリバターオーブン焼き(1500円)、ムール貝の白ワイン蒸し(ask)(山椒、クリーム、バイマックルの3種類からお選び下さい)
<肉・魚料理>※肉料理はお時間がかかる為、ファーストオーダー時にご注文を。
甘エビのクネルソース甘エビケール(3800円)、スープドポワソン(2800円)、ホタテと鮮魚のパイ包焼き ソースブールブラン(3800円)、サワラの焼きオクラとトマト酢のラビコットソース(3200円)
鴨コンフィ(3200円)、コートドポー ソースシャルキュティエール(100g:2200円、300g~400g 3〜4人前分)、赤城牛のコートドブッフ(750g~1kg 3〜4人前分)、赤城牛 ランイチ(200g〜、100g 1500円)
<デザート>
プロフィットロール カヌレアイス(1500円)、タルトショコラと薪ミルクのアングレーズソース(1200円)、 ヌガーグラッセとベリーのソース(900円)、ババオラム バニラクリーム(1000円)、クレームブリュレ(800円)
<グラスワイン>
スパークリング(1000~1300円)、シャンバーニュ(1200~1600円)、白、赤、オレンジ(900〜1400円)

