「51 シンクエンタ・ウノ」富山の実力店。ワインバーの域を超えたカウンターフレンチ。特にジビエ料理に注目

料理: 7.8 その他: 7.7 ポイントについて
シンクエンタ・ウノ (しんくえんた・うの)
営業時間 19:00~3:00
定休日 月曜
価格帯 5,000〜20,000円
訪問回数 3回

富山市内にあるワインバーですが、ワインバーの域を超えた美味しいお料理が食べられる実力派のカウンターフレンチです。
(私はワイン無知なのでおまかせするのみで多くは語れませんが)ワイン通の方が喜ばれるお店ですし、ワインの取り揃えやセンスはもちろん、料理は特にジビエに注目です。そして地物食材を取り入れたお料理が富山に来た甲斐を感じさせてくれるし、期待を上回る美味しい料理に嬉しくなってワインも進む。フラッと訪れても精度の高い料理が出てきて、本当に凄いお店だなぁと思いました。
勉強になるので、お客さんには同業者も多そう。富山ってすごい!と思える一店です。


創業は2005年7月4日。場所は、富山駅から路面電車の地方鉄道環状線に乗って5つ目の駅「荒町」で下車してすぐのビル2階。お店では店主の佐藤宏一さんとマダムが迎えてくれます。
店内にはコの字型のバーカウンターがあり、ブルーのライティングがグッと大人のムードを醸し出します。ワインボトルがセンス良くディスプレイされている中に鹿の角が飾ってあったりと、料理の期待を高めてくれます。

●チーズ
干柿ブルーチーズ、モンドール、ジロールで花びらのように削ったテット・ド・モアン、枝付干葡萄

●前菜盛り合わせ
名水ポークのパテ、野菜のエチュベ、ポテサラ、五箇山豆腐、糠漬け(野菜、モッツァレラチーズ)

五箇山豆腐は1日脱水をしてペースト状にしてあるため、クリーミーでお豆腐らしさが濃厚。
サラダ、エチュベ、糠漬けと言った野菜料理の美味しさも特筆もの。素材のパワーが強くて驚きがあります。
糠漬けは酸味が絶妙で食べ出したら止まらない。ワインも進みます。
 
●仔鹿のロース 富山山田村産
1ヶ月ほど熟成させた仔鹿を、マデラ酒・ポートワイン・赤ワインとバターの豚の血のソースで。
断面が美しく食べる前にもう美味しい。
最高の火入れで、若い仔鹿の繊細な肉質を活かしてあります。とてもきめ細く、淡白で綺麗な味わいでありながら旨味が骨太で、ベリーのニュアンスがある絶品の血のソースが相性抜群でした。