新天地にあったバー「GECKOS」さんが、カレー店「ゲッコ洞」として茨木町に2020年3月に移転オープンされていました。北陸放送エリア、金沢中警察署の裏手のほう、「旬菜焼はざま」さんのすぐ近くと言ったら分かる人が多いかもしれません。住宅地の一角にある民家を改装した店舗で、外観には昭和な雰囲気が漂います。
この感じ、好きだなぁ。
店内はカウンター6席と、6人ほど座れるテーブル席が1つあり、エキゾチックなインテリアが異国的な空気を醸し出しています。営業は昼夜で、夜はカレーとお酒を楽しみに来るのが良いでしょう。
カレーは全8種類あり、その中から2種類を週替わりで出しています。
口コミでもおすすめ票が多い、シーフードココナッツカレーが私も一番好きです。
同店は店主お一人で営業されており、カレーは作り置きではなく1皿ずづ丁寧に作っているので少々時間がかかります。
●シーフードココナッツカレープレート(ハイビスカスティー付、1100円)
出てきた瞬間に胃袋が騒ぎ始めるカレー。見たことないタイプ。この風貌はそそられる!
具はエビやアサリ、ホタテ、そしてバター焼きのサーモンが乗っているのが特徴的です。乾燥ハーブのカスメリティを散らし、玉ねぎのアチャールと茹でたまごを添えて。
卓上の調味料、ラベンダービネガー、ガーリック醤油、ココナッツソルトをお好みで加えて味を変えながら。
カレーのベースは、シジミで出汁をとってココナッツミルクを加えたもので、輪郭がハッキリした長粒米に、ミルキーでコクのある味わいが相性良し。クミンシードの妖艶で清涼感ある風味がアクセントになっています。
ハーブやスパイス、ココナッツ、魚介、とにかく次から次に違う味が現れて楽しいし、風味がとても複雑でヤミツキになります。一口食べてまた一口と、次の一口が止まらない。シジミとココナッツミルクの旨味が底面で支えて味をまとめあげ、旨味の余韻が長いのもポイントです。
●ひよこ豆とチキン
ひよこ豆ベースで味の主張がまろやかで優しいので、ラベンダービネガーやガーリック醤油、スパイスで調整しながら頂きました。
ちょっと隠れ家的な場所にあるのも良くて、冒険心が掻き立てられます。