富山のお土産の定番といえば、「ますのすし本舗 源」のますのすし。特に北陸の方にとっては定番ですね。
(春限定ホタルイカ釜飯の紹介は定番ますのすし紹介の下に)
富山には大小合わせて約30のますのすし屋さんがあるそうですが、源さんは最大手で、「ますのすしミュージアム」は観光客の立ち寄りスポットの一つ。工場はガラス張りになっており、作業工程の一部を見学することもできます。
源ますのすしを購入できる場所はたくさんあります。
JR新幹線富山駅(中央改札前売店、おむすび屋、上り売店、立山そば)
JR新幹線 新高岡駅 コンコース売店
ロードサイド店舗:富山インター店(富山県富山市上袋632)、黒部インター店(富山県黒部市荻生4081)、砺波インター店(富山県砺波市太郎丸3-94)、金沢百番街あんと店(石川県金沢市木ノ新保町1-1)
北陸新幹線の車内販売もあり 他
そもそも富山で「ますのすし」が作られ始めた理由は、昔は神通川でマスがたくさん獲れたから。源は、初代・源金一郎氏が料理旅館「富山ホテル」を桜木町で開業したことに始まります。この頃ますのすしは、お店で出していた料理のひとつで、その時代から数えると約130年の伝統があることになります。 1908年に富山駅で初めて駅弁の立ち売りをしたのが「富山ホテル」。 1912年には「ますのすし」を販売開始し、現社長で6代目です。
定番ますのすしは、1日数千個から多い日で数万個製造しているということですが、作業でオートメーション化されているのは押しの工程だけで実は手作業がほとんどです。
例えば、ますのすしに欠かせないクマザサは国産を使用していますが、洗浄は手作業で安全を確かめながら行います。また、わっぱに笹付けする作業も1個1個丁寧に行わなければなりません。クマザサは殺菌作用がありますし、わっぱは水分調節を上手くしてくれるため、どちらもますのすしに不可欠なパーツなんですね。
ご飯は、富山県産米を使用。
伝承館ではサクラマスを捌く工程を拝見できました(ガラス張りになっています)。
●ますのすし手作り体験(要予約)
源ますのすしミュージアム見学とますのすし手作り体験もできます。
●ますのすし
定番中の定番。小さい頃お父さんがお土産で買ってくると嬉しかったものです。
みなさんも思い出の中に、この商品があるのではないでしょうか。笹の風味がふんわり移ったますのすし、ずっと変わらぬ美味しさよ。ありがとう。
わっぱの掛け紙に描かれているのは、江戸時代神通川に作られた「舟橋」だそうです。
舟橋は、64艘もの舟を鎖で繋いだ橋のことで、橋のたもとの掛茶屋では「鱒の早ずし」を旅人に出していたそうですよ。
●富山湾 蛍いかの釜飯(1100円)春限定
春楽しみなのが、富山の春の風物詩ホタルイカの釜飯です。
私は、金沢百番街あんと店(076-223-8086)で購入しました(予めお取置きの電話をしておきました)。ゴールデンウィーク明けくらいまで販売するそうです。
(源さんの公式HPやSNSの案内がちょっとわかりにくいです。)
(2023/4/1購入)
ホタルイカをはじめ、山菜など多種の具材で彩られた見た目にも嬉しい釜飯です。
ご飯はたけのこご飯。ワラビ、ますヒレ旨煮、赤蕪酢漬け、椎茸含め煮、栗甘露煮、金平牛蒡、酢蓮根、海老白煮、絹さやと盛りだくさん。次々に違った味が訪れ、食べ進む楽しみがあります。春限定の味をぜひ。
(2022/4/7購入)
●伝承館ますのすし(要予約)
近年人気を集めているのが、昔ながらの製法を再現したこの「伝承館ますのすし」です。
この商品には3キロ級の天然サクラマスを使用。数量も限定のプレミアム版です。
さすがにマスの色と厚みが違います。
天然ものの素材の良さが前に出ていて、口に入れた瞬間違いが分かります。脂がのっているため、押しずしでありながら、とろける口当たりでした。
プレスの工程も機械ではなく重石を使用し、元来の作り方にこだわっています。
●ぶりのすし
●焼鯖すし~塩糀仕立て~
塩麹から醸し出されたあまじょっぱさが焼き鯖に相性良し。昆布は柔らかくて美味でした。