2018年6月10日は(私も特別講師をしている)「スーパースイーツ調理専門学校」にてスペシャルイベント「Top of Cook」が開催されました。年に一度開催されるこのイベントでは、なんと!名誉教授である「料理の鉄人」 道場六三郎先生、フレンチの鉄人 坂井宏行シェフ、中華の鉄人 陳建一氏が料理デモンストレーションを行います。私は料理解説をさせて頂きました。しかも全員分の試食が各デモで準備されますので、目の前で調理を見ながら、解説を聴きながら、味わっていただけます。さらに昼食も準備。イタリアンの落合務シェフが料理長となって、学生たちが料理を作りお客様に振る舞いました(ガスパチョ、リゾット、パスタ、ドルチェ)。
(※このイベントは基本的にはオープンキャンパスとして開催しており、入学を考えられている主に高校生が対象です。今年はすぐに満員になりました。)
まずはフレンチの鉄人、ムッシュこと坂井シェフによるオードブル「ホタテ貝の香草焼き」です。ホタテの片面にパセリの緑が鮮やかに生えるパン粉をつけ焼いてあります。付け合わせにはホワイトアスパラガス、グリーンアスパラガス、ソースはトマトベースでデコレーションも美しく、目でもおいしい一品でした。
道場六三郎先生は椀盛り「梅椀」を披露くださいました。あの“命の出汁”も目の前で実演され、「おおお!」と歓声が上がりました。
梅椀は梅が入ったお椀ではなく、梅の花びらの数(5枚)になぞらえて、5種類の具で構成されている椀物です。鯛、エビ、出汁巻きたまご、ほうれんそう、どんこが入りました。しかも大きな鯛は目の前で捌いてくださいました。葛で作った透明なシート状の葛鏡をのせて。
中華の鉄人 陳建一シェフは“四川飯店”のスペシェリテである「陳麻婆豆腐」を今年も披露してくださいました。
四川料理は唐辛子の辛さと山椒などの痺れからくる“麻辣(マーラー)味” が特徴的ですが、それだけでなく“香り”を味わう料理でもあります。実演では、120人分の試食を目の前で仕上げてくださいました!お豆腐は17丁(試食として)。かなりの迫力で、炎の熱気と、食欲をそそる焦がし山椒などの香りに教室内が包まれました。胃の中で燃えるような辛さ、後引く苦味、さらに豆鼓や醤から醸し出される深いコクもあり、食べ出したら止まらないうまさです。
落合シェフの飛び入り参加も面白かった!笑
昼食後はトークショーを行い、名誉教授のみなさんに料理人として大切なこと、料理への思いなどなど教えていただきました。本当に貴重なお話ばかりで、みなさん頷きながらお話を聞かれていました。
こんな夢のようなイベントもスーパースイーツならでは。
授業では実際に名誉教授が生徒たちに教えてくれますよ。
スーパースイーツ調理専門学校 スーパースイーツ製菓専門学校
名誉教授のみなさん、ありがとうございました!!