金沢市尾山町にある蕎麦粉ガレットと米粉クレープの専門店です。オープンしたのは2021年3月31日。
クレープ屋さんというと若者向けのポップで生クリームたっぷりのキラキラ系もありますが、こちらは対極で、ブルターニュ風で食材にこだわった本物志向。蕎麦粉ガレットは白山麓鳥越の蕎麦粉で、米粉クレープの生地には石川県産米粉を使用。ということはグルテンフリーということになりますね。さらに、お砂糖にもこだわります。
営業は、お子さんのいらっしゃる女性店主さんのワンオペなので、時間と営業日は不定(お店のInstagramで確認できます)。
【蕎麦粉のガレット(食事用)】白山麓鳥越の蕎麦粉使用
●能登豚キーマカレーガレット(卵、チーズ)(1600円)
●ビスマルク風ガレット(卵、チーズ、トマトソース、生ハム)(1700円)
●ガレットパリジェンヌ(シードルと玉ねぎをじっくり煮込んだ)(1600円)
●小エビとアボカドの明太タルタルガレット(卵、チーズ)(1700円)
【米粉クレープ(デザート用)】石川県産の米粉使用
●大人なチョコバナナ、生クリーム多め(カカオ65%ビターチョコ)(1500円)
●チョコラベリー(1400円)
●バターとお砂糖のシンプルクレープ(素焚糖)(1300円)
●こがしバナナと自家製ビターキャラメルソース(1500円)
●ルビーチョコと苺のクレープ(ベリーヨーグルトソース)(1600円)
今回はデザート系のクレープにしました。そして個人的にクレープはどシンプルが好みなのです。
●バターとお砂糖のシンプルクレープ(素焚糖)(1300円)
カウンター目の前で手際よくクレープ焼いてくれるのってウキウキしますね。
バターは塊ごとドンと乗っけてまんべんなく塗って(もちろん全部は使用しませんよ)、折り畳んでいきます。
焼き方は、イートインはふんわり柔らかめ、テイクアウトはカリッとめに焼いているそうです。
仕上げにかけるお砂糖は、奄美大島産サトウキビ100%の「素焚糖(すだきとう)」です。サラサラとした乾いた粒感のある砂状で、透明な茶色をしています。
クレープのもっちりとボルディエバターの芳醇なコクが層状に重なり、素焚糖のシャリシャリした歯触りとミネラル感が食感に遊んでハーモニーを奏でる。素焚糖はたっぷりかかっていますが、甘さが自然であっさりしています。
派手目のクレープも映えるし楽しいですが、個人的には素材感重視のどシンプルが好きだし味的にもオススメしたい。