「鮨いくた」金沢片町中心部にオススメすし店あり。大将自ら釣ってくる魚も魅力!

料理: 8.0 その他: 7.8 ポイントについて
鮨いくた (すし いくた)
営業時間 【昼】12:00〜14:30(最終入店13:00)、【夜】18:00〜22:00(最終入店20:30)
定休日 不定休 (予約とお問い合わせは10時〜12時、14時〜18時に電話にて)
価格帯 【にぎりのみ(昼のみ)】 7,700円、11,000円、【つまみ+にぎり(昼・夜)】15,400円 ※蟹の時期は料金プラス
訪問回数 6回

金沢市中心部、片町にある人気のすし店。
店主の生田大将は、「鮨みつ川」「鮨歴々」など金沢を代表する鮨店グループで6年間修業を重ねた実力派。特筆すべきは、料理人であると同時に釣り人でもあるということ。魚の目利き、そして何より“魚との距離感”が違う。市場が休みの日でも見事な地魚がそろうのは、自ら海に出るからこそ。
界隈を知る人には馴染みのロケーションで、「宇宙軒食堂」や「一平鮨」の斜向かいに位置しています。白地の暖簾をくぐると、L字カウンター8席、日本料理「一献」の跡地ですが臨場感ある構えはすし店に極めて適した間取り。

感想は総括にて。
お米は石川県産コシヒカリの新米と古米のブレンドで、お酢は赤酢と米酢にさらに数種類をブレンドしてあり、コクがあるけどまろやかで軽い絶妙な加減。この古米ブレンドが良く、効果的にご飯の輪郭を出し、咀嚼させることで湧き出る旨味が、ブレンドされた赤酢に調和し美味でした。シャリの形状は丸みのある卵型に握られているのが特徴的で、温度にも気を配ってあります。
ネタは地物が中心で、さらに大将が自らが釣ってきた魚もラインナップに加わっているというのが最大の強みです。特に、市場に魚が出回らない不漁の期間は、いくたさんが心強いのです。
調理法や薬味で味を変えながら飽きさせない組み立ても良いですね。大衆魚も美味しく昇華させてあります。
生田大将は物腰柔らかくて心のこもった接客をしてくださって、美味しいおすしがより一層美味しく頂けます。

コースは、昼はにぎりのみのおまかせコースが価格違いで2種類(税込7,700円、11,000円)と、つまみ+にぎりのおまかせコース(昼・夜、税込15,400円)があり。
※蟹の時期はプラス料金

おつまみ+にぎりディナー 2025年3月29日

(おつまみ)
・ヒラメのお造り
ヒラメの上品な甘みが際立つ。

・あん肝の奈良漬け
最中
クリーミーなあん肝に、奈良漬けの食感がアクセント。しつこくなく、ふわっと軽いのも魅力。お酒のおつまみとしても最適。

・金沢港底引き網 牡丹海老
特大サイズの牡丹海老を、塩と柑橘でシンプルに。歯が喜ぶ身の太さとみずみずしい甘みに、塩の対比効果で甘さをグッと引き出して、柑橘の風味を乗せて。

・鰯 七尾
炭で炙って浅葱と共に。
脂の乗った鰯に、炭の香ばしさが加わり、浅葱の清涼感とともに香味の層を生む。大衆魚の域を超えた美味しさ。

・メジマグロ漬け

・ハタハタ西京漬け
珠洲
産のハタハタを西京味噌漬けで甘味とコクを添え、さらに繊細な身は生かしてあるのが素晴らしい。酒肴としても秀逸。

(にぎり)
・アラ(珠洲)1週間熟成
寝かせによって引き出された旨味としっとりとした舌触り。咀嚼のたびに旨味が広がり、赤酢の酸味と絶妙に溶け合う。

・アカイカ(三枚おろし、大葉入り)
アカイカを三枚におろして大葉を挟み、細造りに。ねっとりとした甘さと、爽やかな大葉の香りが見事に調和し、舌に残る余韻が心地よい。

・黒ムツ
皮目を軽く炙って脂を引き出し、ふっくらとした身と皮の香ばしさの対比が美しい。

・甘海老
昆布締め
昆布の旨味をほんのり甘海老のせ、ただ甘いだけではない奥行きのある味わいに昇華。

・中トロ漬け(静岡釣り)

・こはだ

・カワハギ、肝のせ(金沢港の釣り)
透き通るような白身の上に、鮮度が良いからこそできる肝のせで。身の弾力が心地よく、肝の旨味と咀嚼するごとに重なる。

・ホタルイカ
刻んだホタルイカを桜の葉にのせて成形しながら握っていく。見た目に映えはしないが、ほんのりと香る桜が春の訪れを告げるようで、目を閉じると満開の桜が思い浮かぶ。

・イシナギ(七尾 80キロ)

・がすえび
絶妙な火入れにより、身がほんのり温かく、甘みが際立つ。口当たりは繊細で、ふるふるととろけるような質感。

・毛蟹手巻き
毛蟹がたっぷりと詰まった贅沢な手巻き。

・ボタン海老汁
おつまみで出てきたボタン海老の頭を入れて、濃厚な甲殻出汁が溶け込む。体の芯から満たされるような一椀。

にぎりコース 2023年11月5日

11月に入って(まだ県外産ですが)香箱ガニがコースに加わっていて、ちらしとして食べることができたので、そのコースにしました。
冒頭の3カンは大将自ら釣ってきたもので、そのプレゼンも嬉しいし、(この日も日曜でしたが)市場が休みである日曜日に本領発揮できるのは釣りの魚を持っているからこそ。素晴らしい。
個人的に好きだったのは、4枚におろして大葉を挟んだアカイカ、大間のトロ、カワハギです。

●にぎり+蟹ちらし(税込 11,000円)
メバル、アラ、アカイカ、マグロ漬け 大間、〆鯖、カガミダイ、バイ貝、トロ 大間、カワハギ、のど黒、うなきゅう、香箱ガニちらし

(写真は一部。写真ギャラリーです)

・マグロ漬け 大間

・カガミダイ

・トロ 大間
上質な脂が舌にたゆたう、そしてシャリに溶け合う、とっても美味しいトロでした。

・カワハギ
肝のせにできるのは、新鮮だからこそ。

・のど黒

・香箱ガニちらし
香箱ガニの外子をシャリに混ぜ込んで甲羅に盛り付け、いくらと雲丹とカニ足を添えて。

にぎりコース 2022年8月26日

●にぎりコース(昼のみ)
(写真は一部。写真ギャラリーです)
夏から秋へ季節が移り変わるこの時期の北陸は曇天続きで、魚が入らず泣いているお店が多いのですが、いくたさんの強みはやはり自分で釣って来ることで、この日も自ら調達してきたお魚が多種ありました。

・アラ 珠洲
能登半島の先端である珠洲で、大将が釣ってきた3キロのアラを軽い炙りで。冒頭に釣りの美味しいアラが出てきて、インパクトありました。

・アカイカ
こちらも大将の釣りアカイカ。三枚におろして大葉を挟んで糸造りにして、ねっとりした甘さと大葉の風味が重なる。

・琵琶鱒
琵琶鱒は腹の柔らかい部位を10日間の漬けで。

・新子 七尾
新子はこの季節の風物詩ですが、身が小さく仕込みに手がかかりますので、出てきたら嬉しくなってしまう。三枚付けで。

・メバル 釣り

・マグロ 青森大間

・鯵 金沢港
切り身からも大物と伝わる鯵でした。30cmオーバーの通称”尺アジ”と呼ばれるもの。

・新いくら
出始めの新いくらは皮が薄くて美味。

・のど黒 加賀

・カワハギ 肝のせ

・蛤
大きくてふるんと優しい弾力で、コース後半で印象を残しました。
蛤は臭みが残っていると敏感に伝わる食材ですが、丁寧な仕込みと絶妙な火入と味の添え方で絶品でした。

・うなきゅう巻き
アッツアツの鰻を鰻と共にくるんと巻いて。

にぎりコース 2022年7月1日

●にぎりコース(昼のみ)
7月8月は底引網漁が禁漁期なので、すし店や和食さんは一番ネタに困る時期ですが、いくたさんは大将ご自身が釣りに出ることもあるので強み。この日のネタは、イシダイ・アカイカ・カワハギ肝のせ・メジマグロ10キロ・ガス海老炙り・真鯛・トロ・鯵・煮蛤・鰻・玉子、そして味噌汁でした。

(写真は一部。写真ギャラリーです)
・アカイカ 金沢港の釣りのアカイカ

・カワハギ肝のせ

・メジマグロ 10キロ

・ガス海老 炙り

・トロ

・玉子

にぎりコース 2022年5月11日

●にぎりコース(昼のみ)
(写真ギャラリーです)
・アラ
大将が珠洲で釣ってきたアラを1週間熟成させ、皮目を炙って。

・アオリイカ
身を三枚におろして身の甘さを最大限引き出し、大葉を挟んで和の爽快な風味を乗せて。

・サクラマス漬け、木の芽

・フクラギ 藁焼き

・ガス海老 炙り

・鯵

・トロ

・トラフグ 金沢港
筋肉のシャクシャクとした食感が歯応えに感じられるトラフグでした。

・カワハギ 肝のせ
新鮮だからこそのできる肝のせ。フレッシュな身にふくよかでさっぱりとした肝がソースのように重なります。

・のど黒 氷見
炙ることで滲み出た甘い脂と、レア状態のほちゃほちゃな身が溶け合う。

・雲丹

・うなきゅう
鰻と胡瓜、胡麻を振って海苔でくるっと巻いてコースの締めに。

・味噌汁 アカモク
能登の海藻の一つアカモクのお味噌汁。潮騒が溶け合い美味。