「鮨くら竹」今やなくてはならない金沢のすし店のひとつ。肩の力を抜いて食べられる心地さ。常連さん多し!キム兄巻きを食べてみて

料理: 7.3 その他: 7.0 ポイントについて
鮨 くら竹 (すし くらたけ)
営業時間 昼12:00~14:00、夜18:00~23:00
定休日 火曜
価格帯 6,000円〜10,000円
訪問回数 20回20回以上

“気軽に立ち寄れるすし屋をつくりたい”という店主倉橋晃規さんの思いを形にしたすし店です。お客さんは場所的に観光の方も多いですが、地元民にもとても愛されているお店なんです。2019年4月15日に、金沢香林坊エリアからここ白菊町に移転オープン。場所は、片町から犀川大橋を渡って室生犀星記念館からほど近くにある“Labo白菊”という建物内です。ここ“Labo白菊”内には陶芸工房「いろどりや」さんが入っていますから、金沢のキラーコンテンツと言える食と工芸がここで楽しめるということになります。くら竹さんでは陶芸作家としても注目される川崎知美さんの作品でお料理が出て来たりします。

Labo白菊の建物は元染織工房で、長屋が5つ繋がっていたそうです。そのため中は細長い造りでちょっと迷路状ですが、この隠れ家感にもくすぐられます。壁などは作家さんが皆で塗られたそうで、同Laboの作家さんのハートが感じられる空間です。

鮨くら竹の好きなやつ

金沢も高級すしが多い中、同店は良心的価格帯なのですが、リーズナブルなだけではなく、季節感溢れるすしを地酒と共に味わえて、尚且つ倉橋さんのオリジナルも効かせてあって楽しい。何度も訪れていますが、訪れるたびに「金沢にくら竹さんがあって良かったなぁ」と思うわけです。
すしはおまかせコースのみ。
席はL字カウンター10席。カウンターから手元がよく見えるので、お客さんの目線は自動的にそこに集中。特にイカの三枚おろしは見所です。あと、(コースによってですが)のど黒炙りの巻物が最後に来るのも特に県外の方に喜ばれています。

●漬け甘海老
くら竹さんの甘海老握り大好きです。甘海老は漬けにして、子と海老味噌がのせてあるのがくら竹スタイル。漬けにすることによって身のねっとりとした甘さがハッキリ出ており、シャリに溶け合います。お醤油の旨味、海老味噌のコク、全てが口の中で重なって美味しさの相乗効果を発揮。

追加にて「漬け甘海老丼」にしてもらいました。至福。

●イカ
三枚におろして大葉を挟んであります。甘さを前に出したイカに、大葉の和の爽やかさをのせて。

●キム兄巻き
裏メニューです。キム兄こと木村祐一さんがカウンターでサラッと考案されていましたが、これが美味しい〜。能登牡蠣の煮びたしの巻物で柚子が香ります。ありそうでなかったおいしさで、オーソドックスなのに新しい。気になる方は注文してみてください。私も大好きな1品で、牡蠣あると聞いたらいつも絶対注文します。


こちらは夏バージョン。岩牡蠣なので、巻物ではなく軍艦巻きにしてあります。

季節の鮨くら竹

※何度も通っているので写真は一部です。写真ギャラリーとしてご覧ください。

2021年11月9日の鮨くら竹

蟹が解禁して一気に活気付く金沢。豪華食材がおすし屋さんにもバンバン出てきますが、ここはいつものペースで静かに少しずつ、そして気軽に食べられる流れが良いです。鰤、白子、香箱ガニなど冬の食材、そしていつもの漬け甘海老はやはり出てくると嬉しいのです。

2021年7月28日の鮨くら竹

もずく、蓴菜、岩牡蠣や蝦蛄が出ていて夏らしいラインナップでした。

2021年3月4日の鮨くら竹

まずは、はしりのホタルイカとウルイ、菜の花、ワラビで春を先取り。カワハギは肝のせで、あぁ美味しい。ホタルイカ沖漬けも。

サヨリ、ガス海老、甘エビ、メジなど、この日のオススメを頂きます。白魚も出ていました。

2020年6月25日の鮨くら竹

初夏らしく、もずくの蓴菜のせからスタート。今回はキンキや毛ガニなど蒸し寿司も出て来たのですが、これが完成度高く美味でした。蒸し器で温めることによって酢飯の酢の角が取れてまるくなりご飯をコーティング。魚もふっくらとなり、また別の美味しさが味わえます。他、七尾の赤西貝、鰹など。

2020年5月16日の鮨くら竹

鯛の白子軽く火入れしポン酢で、カワハギは肝ソースで。こういう小料理でお酒が進みます。

2020年2月19日の鮨くら竹

冬の美味として鰤や牡蠣などはまだ食べられましたし、ホタルイカなど春を予感させるものも出ていました。
ホタルイカはまだ身が太くないですが、はしりを頂けるのは嬉しい。白魚の昆布締め、タケノコ、菜の花と。

2019年12月23日の鮨くら竹

11月6日にカニ解禁してから何度か訪れましたが、12月の終わりも近づき香箱ガニももうそろそろ食べ納めの時期。なまこ、白子、能登牡蠣、寒ブリなど冬食材を少しづつ握ってくれました。(写真一部)
・香箱ガニとウニいくらのせ茶碗蒸し

・カニ
シャリには香箱ガニの内子外子を混ぜて、ネタはカニ味噌を混ぜたカニ身

・寒ブリ

2019年9月8日の鮨くら竹

9月1日に底引き網漁が解禁となり、甘海老やガス海老、ヒラメ、ハタハタ、毛蟹などの水揚げが開始しました。今年は初日から豊漁で、特に甘海老がよく取れているそうです。ひやおろしと共に。
・甘海老

・手取川 ひやおろし

2019年5月24日の鮨くら竹

川崎知美さんの新作器が結構出ていて素敵でした。すし皿はグッと色調を抑えて握りが引き立つ色合いに。ネタはハモが出ていて初夏を感じました。

・ハモ

・茶豆、ゴールドラッシュ、赤西貝

鮨くら竹の日本酒

日本酒は地酒中心で、日本酒好きのツボを抑えた取り揃え。酒蔵が数量限定で出荷している限定酒もあったりと、酒蔵さんとの信頼度の高さも伺わせます。

車多酒造さんの「TEN mousseux(テンムスー)」という純米吟醸生酒もあり(限定酒)。うすにごりで微発泡性、雪解けを思わせる春らしいお酒です(乾杯酒として注文)。さすが天狗舞さん、完璧なバランス感で、軽やかだけど軽いだけではなくしっかり支えるおいしさ甘さがあり、吟醸香も適度に。

吉田酒造店さんの「手取川」シリーズや「吉田蔵」シリーズも。

富山県岩瀬の桝田酒造店さんの「満寿泉」

獅子の里さんの酒未来。「酒未来」は山形県の銘酒「十四代」高木酒造さんが18年かけて開発した酒造好適米で、獅子の里さんが金沢酵母で醸します。華やかでバナナ香あり、食中酒にぴったり。