「鮨八や」美味しさ昇華させるひと手間にドキッ!独自に探求したおいしさへの工夫あり

料理: 8.0 その他: 7.0 ポイントについて
鮨 八や (すし はちや)
営業時間 17:00~22:00
定休日 月曜 第1、3日曜
価格帯 ¥15,000~¥25,000
訪問回数

(しばらく未訪問になってしまっているので、再訪したら書き加えます。レビューは参考まで)

金沢市中心部から離れた郊外にあり、住宅地というちょっと分かりにくい場所にありますが、求めて行きたい(ぜひ行ってもらいたい)一店です。ただし、人気のため予約がけっこう困難です。前もっての予約を。

【受賞歴】
・「ミシュランガイド富山石川(金沢)特別版2016」1ツ星獲得

八やさんの握りは、素材の良さは言わずもがな、美味しさを昇華させるひと手間ふた手間が必ずあること。それも自身で追及されたオリジナリティを感じるものが多いので、食べ手の好奇心が揺さぶられちゃいます。握りの特徴は、シャリ小さめですがネタごとに形状を変えてあり、酸味はまろやかで安心感のようなものがあります。予め全てに味付けが施されていますので、お醤油は必要ありません。

外食文化研究家 あすか

・トロの炙りポン酢
外食文化研究家 あすか

・マグロ漬け
外食文化研究家 あすか

海老は、ボタンエビや甘海老など味わいの違いを楽しめるように同時に出してくれることもありますよ。ボタンエビはもっちりとしており、シャリと一緒に溶けて行きます。甘海老は子とミソのせで、甘海老たる凝縮された旨味が口の中で炸裂。
外食文化研究家 あすか

雲丹は手毬寿司のように丸く握られており、ひょいと口に放り込めば、舌の上で無抵抗にとろけてゆきます。衝撃の美味しさ。
外食文化研究家 あすか

また、ある日のお椀は、のど黒の上澄みからとったスープで、コンソメのように黄金色をした出汁に切り身が泳いでいます。なんでも、わざわざ一度味噌汁を作って、分離させ取った上澄みなのだとか。これでもかというほど、のど黒の旨みが鮮烈に出汁に染み出していました。
外食文化研究家 あすか

握りの最後の玉(ギョク)は、出汁巻きと海老を練りこんだもの2種類でした。海老の方は気泡を含んでおり、軽く甲殻類の風味が香ります。
外食文化研究家 あすか

入った瞬間「このお店はおいしいに違いない」と感じる凛とした雰囲気。さらに大将の物腰柔らかいお人柄もステキです。