神奈川県の溝ノ口駅から徒歩5分ほどの場所にあるすし店。ここまで来る理由は一つ。「鮨すがひさ」さんが月10日ほど開催している、すしとタイ料理を掛け合わせた「変タイ鮨すがひさ」に行くため。
失礼ですが、特別な何かがないとこんな場所まで来ることはありません。皆さんこの「変タイ鮨」体験をしてみたくてここに足を運びます。通常営業のコースではないので一見さんの予約は出来ないのだと思います。予約難易度高。
私もキュレーターをしている、堀江貴文さんのグルメアプリ「TERIYAKI」の会員になると貸切会を開催しているので、きっと行けるはずです。
それにしても店名のインパクトよ。店主はすし店を開業する前にタイ料理店で修行経験があったそうですが、融合させてしまおうというアイデアと思い切りも凄い。内容も期待を裏切らないコンセプトそのままで、1品1品が“変態”で“タイ”で“すし”の要素を兼ね備えている。見た目はすしなのに、風味に必ずタイ料理に使用するハーブや香辛料を用いているので、特に冒頭は脳がバグを起こします(笑)それが楽しくもあり、まさに唯一無二の新境地。大将の実演も楽しい。
コースの中で個人的に好きだったのは、グリーンカレーのお稲荷さん。びっくりしたのは、スペシャリテの雲丹です。
●タイ寿司コース(裏メニュー)(ノンアル15,000円 、日本酒4種飲み放題付き18,000円)
飲み物はお茶をお願いしたら、レモングラスほうじ茶が出てきました。
アルコールはお寿司を食べるときは日本酒が欲しくなるのですが、この日はハーブと香辛料でシンハビールが欲しくなってしまいました。
(解説は上記の総括にて割愛)
【おつまみ】
●マグロのエスニック生ハム、タコカルダモン、アイナメとサルサヴェルデ
タコにカルダモンを和えた料理は“たこだもん”という可愛らしい名前です。
●とうもろこしナンプラー、鰆のクミン醤油焼き
●しめ鯖の生春巻き
しめ鯖となますをライスペーパーで巻いてあり、口の中ですしが完成するという鯖鮨の再構築。
それにしても大将映える〜!
●鰹とナスのエスニック煮浸し
【握り】(写真は一部)
●イカ、ミント、ワサビ
●ヒラメ、パクチー
パクチーペーストもオリジナルラベルあり。ここまでやり切ってくれたら気持ちいい!
●小肌、レモングラス、黄身酢
●タイ、ホーリーバジル、カタバミ、梅肉
●赤身、八角、海苔の佃煮
見た目は普通の赤身ですが、海苔佃煮が挟んであって八角が効いており、横幅のある風味が広がる。
●太刀魚、バイマックルー、ナンプラー
●中トロ、スイートチリ、ワサビ
●クジラ、グリーンカレー 醤油
●車海老、トムヤム
なるほど、口の中でトムヤムクンになるすし。
●雲丹、マッサマン
「変タイ産 すがの生うに」と書かれています。パッケージまで作ってしまうこだわり。
ネタバレになるのでどういう料理なのかは解説しませんが、なるほど!の名物。ぜひこれも楽しみに訪れてください。
●穴子、シナモン
煮詰めにシナモンの風味を効かせてあって、ウッディーな風味と甘さが余韻に広がりました。
●稲荷、グリーンカレー
完成された美味しさで、一番好きでした。グリーンカレーのまろやかなココナッツの風味と辛味、食感にピーナッツ入り。
●シャリカレー
●レッドカレーラーメン
こんなの今まで体験したことがありません。記憶に残るお店であることは間違いなし。
変タイ鮨 すがひさ
神奈川県 川崎市高津区久本 1-16-15