「Villa del nido」長崎県雲仙市|Villa del nido, Nagasaki JAPAN

長崎県の島原半島、豊かな自然に囲まれた雲仙市国見町にある一軒家レストラン。アクセス困難店でありながら、ミシュランガイドでは1ツ星を獲得し、地方の素晴らしいレストランを表彰するアワード「Destination Restaurants」(主催:ジャパンタイムズ)にも選ばれている名店です。オーナーシェフは地元出身の吉田 貴文(よしだ たかふみ)氏です。

シェフは、福岡での修業を経て26歳でイタリアへ渡り、星付きレストランで研鑽を積みました。特にピエモンテ地方の料理に影響を受け、料理と土地との深い関連性に魅力を感じ、その経験を生かして2015年に開業し、2019年にはリニューアルオープンしました。
空間デザインは、「森の中で食事をする」がコンセプトで、木の温もりが感じられる空間です。

お料理は、島原半島産の食材のテロワールと文化をお皿の上に表現してあり、一皿一皿が渾身。遠くから訪れる人々を魅了し、話題店となる理由がよく分かりました。わざわざここまで足を運ぶ価値があります。素晴らしい!

・新玉
テロワールとその旬の美味しさを教えてくれる、最初の一品。

・湧水パン
この美味しさは、湧水を使用しているからなの?むっちりとした食感で、咀嚼するほどに滲み出す甘さが口内に迸ります。絶品。

・根菜、魚
クサフグは湯引きをしてあり跳ね返す弾力。在来種の黒田五寸人参ピュレの力強い味わいを、レモン味噌と昆布水のジュレ、チャービルのゼリーが引き締め、ボラ節が旨味の余韻を残す。

・モリ突き海中神経締め スジアラ
アッツアツの、純白でホワホワな身が口の中を幸せで包み込む。

・煮浸し 宮内菜

・素麺
吉岡製麺所の手延べ極細プレミアムそうめん、新玉ねぎスープ
素晴らしい美味しさ。ちゅるちゅると極細の麺が滑り込んで入ってきて、シコシコとした食感が歯を喜ばせる。新玉ねぎの力強く美しい味がよく絡む。

・いりこと湧水のスープ、飯蛸、ケール
キラキラと光る無職透明なスープが登場して、コースに意外性を置きます。飯蛸の食感の妙も良いですね。いりこの風味が立っており、全体の流れのアクセントにもなっています。

・ラビオリ
地元の猪と黒キャベツと発酵生姜を使用した、ほこほこと温かく力強い美味しさのラビオリ。

・サフォーク
12ヶ月のサフォークは肉質柔らかくベストな火入れで、繊細なソースも相性良い。

・グラニータ

・黒米、イチゴ

・小菓子、オレンジティー

Villa del nido(ヴィッラ デル ニード)
長崎県雲仙市国見町多比良甲313-2