小松にある鳥料理専門店で、やや尖ったところもあるのがツボな名物店です。小松の方にはソウルフード的なお店であり、鳥料理のパイオニア。
炭火焼きの焼き鳥とはまた別物の、“鶏料理”がズラッとラインナップされているのですが、部位・味付・調理法・食感などが異なるので食べ飽きが来ないし、一品一品が完成されていて、単品としても全体としても素晴らしいと思いました。
しかも、中毒性のあるものばかりなので、1度注文して、後でもう一回注文してしまうことは避けられません。
特に、砂肝ととり串は2周したいし、若どりカツは予想外の美味さ。〆のラーメンは必食です。
小松にこんなすごいお店があるなんて衝撃!って感じでした。
しかもどれも手頃価格で、500円前後が大半です。
場所は小松駅から車で5分ほどで、私は徒歩でアクセスしたので25分ほどかかりました。Google Map頼りに歩いてきたら、ひたすら民家を抜けてきたので、本当にこんなところにあるの?と思いながら歩いてました。お店の看板を見つけて安堵。(少しでも歩いてカロリーを消費するため徒歩)
店内はカウンター席と小上がりと個室があります。予約は基本できませんが、個室は6人から予約可だそうで、お願いしました。
ちなみにお酒が飲める方は、ビールが必ず欲しくなるので、代行で帰るか電車などが良いです。
飲まずにはいられない!
(下記の料理写真は3人前〜6人前の盛り合わせにしてもらっているものもあります。)
●皮口取
若鶏の皮と胡瓜の生姜和え。優しい弾力と爽やかな和の風味で、まずはウォーミングアップ。
●砂肝
冒頭から衝撃の一品の登場。これは必食です。
砂肝をサクサクと咀嚼するたび、胡椒の優しい刺激と風味が絶妙に重なり、食べ出したら止まらない。早くもビールのグビグビが加速。
●とり串
こちらもとにかく止まらない美味しさでおかわりオーダー。2周しました。
炭火焼きの焼き鳥ではなく、串を打って揚げてタレを絡めてあるので、焼き鳥のカリっとからのプリッとの段階的な食感とは一味違い、はじめからプリッがきて、すんなり鳥の旨味とタレが合わさる。パクパク進んで、気がついたら「もう一皿!」。
●皮焼
一品目の皮口取とはガラッと食感を変え、しっかりした弾力でコリコリ。噛めば噛むほど旨味が出てきて、唐辛子の辛味に重なります。ヤミツキになる。
●親どり塩コショー
●手羽先からあげ
こんがり狐色がとっても美しい手羽先。タレ系も好きだけど、シンプルな味付けで骨周りの筋肉の美味しさが堪能できました。旨味のエキスが迸り口の中に広がる。
●わかどり・からあげ(半身単品)
これは視覚からインパクトある大物だけど、手羽先と比べて身の比率が多い分、淡白で繊細な味わいです。
●若どりのカツ
これが予想を超えた美味しさでした。
見た目もガッツリ系でジャンクフードっぽいし、鶏の揚げ物というと、ちょっとパサっとしている先入観を持ってますが、同店のとりカツは厚みを持たせたカットで、衣に旨味が内包され、身もしっとりしており歯が喜ぶ弾力。これはうまい。
●ささみカツ
こちらもササミの旨味を最大限引き出した揚げ方をしており、厚みを持たせてソフトな食感で、ササミが衣の香ばしさに負けていない。
●串カツ
●ラーメンしょうゆ ※ラーメンのみの注文は不可
同店の〆の定番はラーメン。これを食べなきゃ帰れない。
もうとっくの昔に腹パンなのに、一人一杯ぺろりと食べてしまいました。
6人だったので6杯注文しましたが、笑ってしまうくらい気持ちよく全部の丼が空になりました。
シンプルな中華麺なのですが、散々食べて飲んだ後にも心地よい絶妙な塩気と旨味で汁全部飲み干したくなる。
大人数で訪問すると色々食べられて楽しいと思いました。
胃袋を本気にさせるすごいお店!ここまで来る価値がある。
【メニュー(金額は1人前)】
皮口取(605円)、砂肝(495円)、とり串(5本、550円)、皮焼(605円)、親どり塩コショー(495円)、わかどり・からあげ(半身単品)(990円)、手羽先からあげ(4本、528円)、若どりのカツ(968円)、ささみカツ(2本、550円)、ラーメンしょうゆ(748円)※ラーメンのみの注文は不可