「Little Spice(リトルスパイス)」金沢でタイ料理が食べたくなったらここ!カオマンガイにガパオ、レモングラスサラダ、汁なしトムヤム麺。モバイルオーダー取り入れてました。

料理: 7.5 その他: 7.3 ポイントについて
Little Spice (りとる すぱいす)
営業時間 17:30~23:00(L.O.22:00)
定休日 月曜 祝日休み、不定休あり
価格帯 2,500円~5,000円
訪問回数 15回15回以上

金沢の中心部片町エリア、21世紀美術館近隣の柿木畠にあるタイ料理店。オーナーシェフの谷川哲一さんは東京のタイ料理店で腕を振るっていた方で、同店は2012年春にオープンしています。タイ料理店が少ない金沢で食べられるのは貴重ですし、おいしさでリピーターも多い。店内にはタイの小物が散りばめてあったり、椅子は赤や青のプラスチック製のものを使ってあったりと、現地の屋台をイメージした可愛らしくオープンな雰囲気です。個人的に特に好きな料理は、ソムタム、レモングラスのサラダ、空芯菜炒め、汁なしトムヤム、カオマンガイ、ガパオです。
あと、片町で日曜の夜に営業しているのもありがたいのです。

注文はスマートフォンでのモバイルオーダー方式を取り入れていました。
これが画期的で、時代にもマッチしていて良いと思いました。店主はほぼワンオペ状態でお店を回しているので、お客さんが数組入るとオーダーのたびに手を止めなくてはなりませんし、接触回数も増えます。それを解消したのがモバイルオーダー。モバイルオーダーがちょっと煩わしいなと言われる方もいたそうですが、個人的には、お客さんにもお店にも良いことの方が多いなと思いました。
オーダー画面は料理写真がキレイに載っていて、視覚的にも分かりやすいと思いました。

ビールは、タイガービールやシンハなど、アジアビールが豊富。


●レモングラストニック(ノンアルコール)

私が好きな料理と定番で注文する料理です。
●レモングラスサラダ
パクチーやレモングラス、玉ねぎ、ひき肉、海老、ローストカシューナッツなどをタイ料理ならではの酸味と少し辛みの効いたやや濃い目の味付けで。ビールにぴったり。レタスに巻いて食べます。

●ソムタム(パパイヤのサラダ)
パパイヤは思っているよりも果実系の甘さが無いので、大根サラダのような感覚で食べられますね。こちらもビールにぴったりのサラダ。

●ヤムウンセン(春雨のサラダ)
海老、イカの魚介に春雨と香草、酸味と辛味のタイ料理らしい複雑なハーモニー。

●空芯菜炒め(パッブンファイデェーン)
アジア料理店でメニューにあったら注文してしまうやつ。高温で一気に炒めてみずみずしく、旨味の濃い味わいが辛さとガーリックの味付けにピッタリ来て食べ出したら止まらない。

●汁なしトムヤム麺
汁がひたひたなラーメンタイプではなく、濃厚なトムヤムスープを麺に絡ませて食べます。ココナッツミルクの個性的なコクが複雑な味をまとめあげており、食べだしたら止まらない。これはハマる味!


●カオマンガイ
茹で鶏を長粒米にのせたタイ定番のご飯メニュー。現地では屋台などで食べられる庶民的料理。特製ダレをかけてパクチーや玉ねぎと共にいただきます。十数種類の調味料を合わせたタレは、味噌などの発酵食品のコクやビネガーやレモンの酸味が絶妙に合わさって、複雑でオリエンタルな味わい。フライドエッグも中が半熟で、卵黄がとろとろ流れ出します。



●ガパオライス
鶏肉のホーリーバジル炒めをご飯に添え、フライドエッグを乗せて。こちらもジャスミンライスが止まらない味。ホーリーバジルの爽快なアクセントもいいですね。

●トムヤムクン(1~2人前)
酸っぱ辛い印象があるトムヤムクンですが、同店のは甲殻類の旨みがのっていて奥深いコクの余韻が残ります。レモングラス、カー(生姜)がたっぷり入っており、パクチーやハーブ類との絶妙な風味のバランス。複合的な味わいに調和のとれた完成系で日本人も食べやすい。写真なくてすみませんが、オススメです。

●冷やしトムヤム麺(2020年9月1日訪問にて)
店前の「冷やしトムヤム麺やってます」が目に止まってお店に吸い込まれました。同店の「トムヤムクン」は美味しくて好きですし、ヌードルメニューの「汁なしトムヤム麺」も大好きなのでこれも気になりました。

冷やし中華のタイ味のような印象で、細切りキュウリや茹もやしに、さらに海老やパクチー、フクロタケが入っています。汁なしトムヤム麺はスープを詰めてあってマイルドで濃い味なのですが、こちらはスープがひたひた多く、ライムをぎゅっと絞って好相性なさっぱり味でした。