とんかつ専門店「かつ坊」別格!茶美豚(ちゃーみーとん)ヒレかつが衝撃の美味しさ!金沢工業大学近く

料理: 8.2 その他: 7.3 ポイントについて
とんかつ かつ坊 (とんかつ かつぼう)
営業時間 【昼】11:30~14:30(L.O)、【夜】17:30~20:30(L.O)
定休日 月曜・火曜
価格帯 黒豚 ヒレかつ定食(中:2800円)、茶美豚 ヒレかつ定食(中:2200円)
訪問回数 1回

金沢のお隣、野々市市にある大人気のとんかつ専門店です。初めてお邪魔しましたが、衝撃の美味しさでした。

私は普段は揚げ物メインでは食べに行かないのですが(コース内に出てくるのは大歓迎)、ここは激しく推したい素晴らしいお店でした。

オープンしたのは2018年。住所は野々市市となっていますが、金沢工業大学近くであり、金沢の境目くらいです。飲食店が何店舗か並ぶ通りの一角にあり、店内は居酒屋っぽい大衆的な雰囲気ですが、厨房に清潔感が漂い、研ぎ澄まされたとんかつが出てきて驚きました。

豚肉は、鹿児島産の茶美豚(ちゃーみーとん)と黒豚の2種類があり。
超鮮度高湿庫(常に-1~-2°C)にて保冷。1週間以上の熟成によって、旨味成分であるイノシン酸を増加させて、食べ頃を使用します。

【メニュー例】
ロースかつ定食、上ロースかつ定食、ヒレかつ定食、ミックスかつ定食(各単品もあり)
黒豚は、かつ坊特選 黒豚メンチかつ定食もあり。

(食材に関しての解説はメニューより引用)
揚げ油は、オランダ産の高級ラード(カメリアラード)と黒毛和牛のヘット(牛脂)を混合。
※黒豚メンチかつ、海老フライ、牡蠣フライは植物性の油で揚げているそうです。

カメリアと言えば、ラード界のフェラーリと言う料理人もいるくらい!

低温でゆっくりと揚げるのですが、その様子をカウンター越しに拝見しれていると、低温なのでぷくぷく沸き立つ気泡も少なく、豚肉が気持ちよさそうに入浴しているようにも見えます。
そして何より油が美しいのです!

●茶美豚(ちゃーみーとん)ヒレかつ 単品(中130g、1700円)
飼料にお茶とサツマイモを加えた専用資料を食べさせて育てたブランド豚の銘柄です。チャーミングな可愛らしい名前。一度聞いたら覚えますね。
“旨味が豊富でジューシー”という解説の通り、素晴らしい肉質でした。

最高の火入れで断面が見惚れるほど美しく、ジュで潤います。食べる前からもう美味しい。

卓上に置かれている「さとうのしお」でいただきます。
五島列島の佐藤さんという方が作った塩で、自宅前の半泊湾の清純な海水を、自作の塩竈でじっくり煮詰め、天日干しで乾燥させたものだそうです。マイルドで、ヒレの旨さを上手に引き立て、相性抜群でした。


衣は繊細なカリッと感と香ばしさはあるものの上品で繊細。お肉もミシミシとする食感は皆無で、柔らかいというだけでなく、シルキーでうっとりするような優しい弾力なのです。さらに食材の持つ旨味が、こだわりのお塩に重なり、口内で品のあるソースになって寄り添っている。
これは感動的な、素晴らしいヒレカツ!

●黒豚ヒレかつ 単品(中130g、2,300円)
鹿児島県産「黒豚」(「六白」ろっぱく)は、渥美の”島豚”がルーツと言われており、児島の本土に持ち込まれてから400年以上の歴史があるそうです。

どちらも素晴らしい美味しさです。

私の好みは茶美豚かな。

定食のお米は、旧鶴来町の大神地区で、有機肥料と減農薬のこだわりのお米を還元水で炊き上げているそうです。

 

郊外に名店あり!