「酉囃子」東京麻布十番|Toribayashi , Tokyo JAPAN

2025年2月にオープンした焼鳥店「酉囃子(とりばやし)」さんは、店主 林裕太さんと、女将 茜さんが切り盛りする予約制の焼鳥店です。すでに食通の間で人気となり予約困難店に。
場所は麻布十番駅の南2出口を出てすぐにあるビル4階。エレベーターを降りると、凛とした和の佇まいが迎えてくれます。カウンター8席のみの空間は、洗練されつつも肩肘張らずに過ごせる居心地の良さ。お二人の丁寧なおもてなしに自然と緊張もほぐれていきます。

同店の焼鳥は、炭火と薪火を巧みに使った焼きの技が特徴的。さらに、大葉を鶏に挟んで清涼感を持たせたり、黒胡椒でピリリとアクセントを効かせたり、葉生姜を包み込んで食感と香りを重ねたりと、風味を意識した構成で立体感を持たせてあります。野菜を織り込んで焼き物も美味。焼鳥との緩急や、味のコントラストのつけ方にもセンスが光ります。大将のオリジナリティを出してあって、どれも工夫が凝らされているなと思いました。

個人的に印象的だったのは、加茂茄子、薩摩揚げ、鴨九条ネギ、葉生姜のハラミ巻き、神楽南蛮の肉詰め、鶏出汁で炊いたおあげさんの焼きいなり、黒胡椒入りのハツ、ちょうちんと椎茸の肉詰めでした。

(下記は料理写真一部)

・烏骨鶏の卵 冷製茶碗蒸し

・賀茂茄子 炭火焼き

・ムネ肉食べ比べ 比内地鶏(右)とホロホロ鶏(左)

・新潟の茶豆

・ねぎま 皮で巻いて大葉を挟んだ

・手羽先、骨を抜いて青柚子を巻いた

・薩摩揚げ(やさい、クミンとチーズ)

・野辺地葉つきこかぶ 薪焼き

・鴨 九条ねぎ

・すなぎも

・葉生姜ハラミ巻き

・神楽南蛮の肉詰め

・ホロホロ鳥 もも肉 藁焼き仕上げ

・お口直し 酢の物

・焼きいなり、鶏節、鳥だしで炊いたおあげ

・ハツ、黒胡椒

・ちょうちん、椎茸肉詰め ロックフォール

・熊本の「ゆきやぎ」 茹でるのは18秒のみの極細麺

・ホロホロチョウの卵の親子丼

・鳥の形のレアチーズケーキ

酉囃子
東京都港区麻布十番1-6-9 ARUGA22 4F