金沢の名店「こいで」では、この時期、大将自らが山に分け入り、天然茸を採取します。今回は天然舞茸が入ったということで、無くなってしまう前に1人で訪問。
↓こいでの店舗詳細、これまでのレビューはこちらからご覧ください。（※価格は時価）
天然舞茸はその名の通り、出会えたら舞い上がるほどの希少な茸。菌床のものとは異なり、発生のタイミングを読むのは至難の業。何度山に入っても“ゼロ”ということも珍しくありません。だからこそ、出会えた瞬間の喜びは格別です。
こいでの暖簾をくぐると、入り口には、手のひらをゆうに超えるほどの立派な天然舞茸が鎮座しておりました。力強く、褐色を帯びたその姿はまるで山の生命力そのもの。これは迫力あるな。
（今回は1人訪問なのでカウンター席です。）
天然舞茸 ホイル焼き
蒸し焼きにすることで、舞茸からのジュが溢れ、繊細で奥深い味わいを堪能できる。
天然舞茸 天ぷら
口の中でサクッと乾いた音が響き、それを追いかけるように山の香りが鼻腔に広がる。
焼き松茸
出始めということでまだ少量でしたが、これは嬉しい！初物の松茸の香りにクラクラ。
天然舞茸、松茸の軸、能登牛ミスジのすき焼き
松茸の軸のしゃくしゃくとした食感、能登牛のとろける旨み、そして天然舞茸の香りが共鳴。
白いご飯にのせれば、最強の“山の牛丼”が完成です。これでお腹いっぱいという贅沢。
・松茸ご飯
ご飯と同量くらいに松茸が惜しみなく使われ、炊きたての湯気から秋の森の香りが立ちのぼります。
少し後に訪れる「能登松茸の会」を前に、今回はひと足早く天然舞茸の芳香を堪能。
店名：こいで
住所：石川県金沢市笠市町5-5
TEL：076-221-5190
営業時間：18:00〜
定休日：日曜
価格帯：時価（※季節と食材の入荷で異なるので要確認のこと）50,000円〜
