2026年5月の片折さんです。
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「片折(かたおり)」究極の地産地消。研ぎ澄まされた美味しさの先に見える宇宙。もはや日本の頂点のひとつに(※基本的に紹介制)
今回のコースは、5月の端午の節句を織り込んだしつらえと料理が印象的でした。
店内カウンターしつらえには、魯山人の菖蒲の銅板、そして青々とした苗。この苗は、片折大将のご実家で育てられている氷見の特別栽培米コシヒカリで、普段「片折」でお食事として供されているお米です。いつもここでいただいているお米の、これからの成長と田園風景を思い浮かべられるしつらえに、まず心を掴まれました。

・よもぎ豆腐
青々とした香りとほろ苦さが広がる、春の野趣をそのまま映したような一皿。

・小鯛の煮麺
糸のように繊細なそうめんに、片折さんの吸い地が重なり、吸い込まれるように身体へ入っていきます。


・お造り(アラ、アオリイカ、赤貝)
端午の節句らしく馬上杯にて。この器でいただくのは久しぶりだなぁ。

・利賀村のこごみ
山の生命力を感じる力強い味わい。

・白海老のアラレ揚げ
香ばしく軽やかな衣の中から、白海老の儚い甘みがふわりと現れます。

・のど黒の幽庵焼き
脂の厚みを感じさせながらも品よく美味。いつも火入れがほんと絶妙。

・手綱鮨、一寸豆の山椒煮
印象的だった一品。手綱鮨は、提供時間から逆算して仕込まれているそうで、サヨリのしっとりとした繊細な質感が見事。

・一塩の甘鯛

・すっぽん椀、力餅
澄み切った黄金色の吸い地は驚くほどクリアで、雑味を感じさせず、すっぽんの旨味だけが静かにとくとく広がっていきます。

・毛蟹と金時草土佐酢

・珠洲の蛤、若竹煮
絶品。記憶に残る一品。雑味になる部分を丁寧に取り除くことで、蛤のまろやかでクリーミーな旨味だけを際立たせていました。それにしても珠洲で蛤が獲れるとは知らなかった。

終盤のお楽しみのお食事。氷見のコシヒカリ一等米は清く澄んだおいしさで、甘さが余韻する。

おかわりは、鯵の漬け丼、クエの天丼、他


・新生姜わらび餅
透き通るように輝くわらび餅に、針にした新生姜の香りが重なり、爽やかな和の余韻でコースを結びます。

今回も片折さんらしい世界観でした。
「片折(かたおり)」究極の地産地消。研ぎ澄まされた美味しさの先に見える宇宙。もはや日本の頂点のひとつに(※基本的に紹介制)

