「AASHIRWAD(アシルワード)」金沢でおいしいインドネパール料理が食べられる!安齋肇さんが壁に描いたガネーシャが存在感を放つ

料理: 7.2 その他: 7.0 ポイントについて
AASHIRWAD (あしるわーど)
営業時間 11:30~15:00(L.O 14:30) 、18:00〜22:00(L.O 21:30)
定休日 月曜、第1火曜
価格帯 ランチ850円~2,000円、ディナー2,000円~4,000円
訪問回数 10回10回以上

インド北部出身のシェフが作る本格的なインドカレーとネパール料理が食べられるお店。店名はインドやネパールの言葉で“恵み”を意味するそうです。お店は片町エリアのせせらぎ通りにあり、2017年12月に移転オープンをしています(場所は以前のお店からほど近く)。以前はビル1階で営業をしていましたが、新店は2階建ての一軒家で、外観も内装もセンスに溢れています。ナチュラルでエキゾチックな空間で、鮮やかな色彩に心躍ります。

ランチではカレーのターリーセットや麺のトゥクパ、ディナーではビールを飲みながらネパール料理のアラカルトをつまむという楽しみ方も良いでしょう。
たくさんあるメニューの中で、私が好きなのはビリヤニと海老ココナッツカレー(下記)。
また、ベジタリアン対応も可なので、特に海外からのお客様で頼りにして来る方も多いようです。

店内で存在感を放っているのが、壁に描かれたガネーシャの絵。これはなんと、イラストレーター安齋肇さんが描いたものです(ちなみに同店の店名ロゴも安齋さん)。2019年3月にガネーシャが描き足され2つになりました。



ネパール出身の女性セーヌさんが「ナマステ~」と優しく迎え入れてくれるのも嬉しい(そしてカワイイ!)。英語にも対応してくれます。
 

  
  
さらに最近では、インドやネパールの高品質な紅茶もドリンクメニューに加わっていました。温度や淹れ方にこだわった格別な紅茶が楽しめます。お食事と一緒にどうぞ。おすすめです。
●イラム紅茶のアイスティー
ダージリン(インド)と国境に接するネパールのイラム地方「Mist Valley 茶園」の2021年春摘み紅茶です。口に含んだとき、まるでマスカットのような爽やかな風味と華やかさがあり、目の前の景色が変わるようでした。渋みはなく、スイスイ飲めました。

その他、ニルギリ紅茶のアイスティー、フローズン・シトラスティーなどあり。

AASHIRWADのディナー

夜は単品料理が豊富で、ネパール料理も食べられて探求し甲斐があります。
●キングフィッシャー(インド)

●ムスタン(ネパール)
ムスタンは同店で取り扱うビールの中で一番人気。苦味がやわらかい印象でした。

おつまみと一緒に!

●ビリヤニ
私が一番好きなのがこれ。インドの炊き込みご飯と言えば良いでしょうか。ご飯はバスマティライスを使用しておりパラパラで、そこに香ばしいフライドオニオンのジャミジャミとした食感とスパイスの複雑な風味がとても良く合います。美味しい!!なんども食べたいハマる味。

●チャナサラダ
ひよこ豆のサラダ。健康志向の人にも嬉しいですね。トマト、ハーブ、レモン果汁で和えてあるのでさっぱりした味わい。

●モモ
中華料理の“小龍包”に似ているネパールの蒸し餃子。その愛らしい名前は一度聞いたら忘れませんね。鶏挽肉にスパイスを混ぜてあります。


●鶏の砂肝のスパイス炒め
ビールが進む一品。砂肝の表面を香り高いスパイスが覆っており、舌が痺れるような心地よい刺激と複雑な風味、弾力ある食感に夢中になります。

もちろんカレーは夜も食べらます。

●プラウンココナッツ
海老の旨味が溶け込んだココナッツカレー。うまい!

●サーグパニール(カッテージチーズ)
サーグはほうれん草などの葉物のカレーのことで、ほうれん草が一番使われていますが、ここではほうれん草に有機栽培の小松菜を使用。辛いの苦手なので私はサーグ好き。カッテージチーズのフッレシュであっさりした味がマッチしています。健康的だが、えぐみなく優しくまるいおいしさ。

●ガーリックナン
ガーリックの粗めみじん切りにネギという、見た目から食欲が湧いてくるナンです。

食後はチャイ

マンゴーラッシーや冷たいチャイもいいね!
 

AASHIRWADの期間限定メニュー

アシルワードさんでは時折、期間限定メニューが登場するのですが、これが注目なんです。限定メニューは自信作しか出さないと言われているだけあって美味しい。再度メニュー化して欲しいカレーを挙げておきます。

●レモンとメティ香るチキンカレー
2021年8月20〜22日の週末3日間のみ登場した限定メニューです。

レモンのカレーというだけでそそられますが、これがとても完成されてた美味しさでした。
高知県産レモンを合わせたカシューナッツベースのグレイビーで自慢のチキンマライティッカを煮込み、独特の香りが食欲を掻き立てるメティ(フェネグリーク)をたっぷり使用し、バターを加えてあります。

どっしりしたコクに、メティの妖艶な風味とレモンの爽やかな酸味が絶妙なバランスで溶け合い、味わいを持ち上げていました。
バスマティライス、パパドと一緒に。

とにかくまた食べたい。

AASHIRWADのランチ

ランチでみなさん一番注文されているのがこちらではないでしょうか。
●アシルワードセット
(カレー2種類、ナンとターメリックライス(少量)、野菜のサラダ、タマネギのピクルス、自家製ヨーグルト)

●トゥクパ
セーヌさんの故郷であるネパールの汁麺。ベースは鶏出汁で多種のスパイスの良い香りが食欲をそそります。辛味と酸味が効いています。もっと辛いのがお好きな方はお好みでプラスを。“トュクパ”という響きもなんだか可愛い。


●ビリヤニプレート
インドの炊き込みご飯ビリヤニが食べられるプレートで、ビリヤニとライタ(ヨーグルトサラダ)は固定で、それ以外の3品はサラダやカレー6種などから自分好みにカスタマイズできるという太っ腹企画でした。ビリヤニはフライドオニオンがのせてありますが、炊き込むときもフライドオニオンを入れているらしく、甘さ香ばしさがしっかりお米に移っていて美味。食べ出したら止まりません。選べる3品はキーマ、アサリとイカのカレー、サラダを選びました。


 
●ミールス(南インド式のプレートセット)

南インド料理が食べられるのは珍しい。しかもプレートの中にいろんな料理が集合しています。1品ごとに、辛さや酸味、甘さといった個性あって、食べ進めるごとに発見あり。また、辛さや酸味のエッジが効き過ぎていると食べ疲れるのですが、アシルワードさんのはまとまりがあっておいしく食べられるのがいい。インドカレー通の玄人も喜ぶ内容でありながら、インドカレーをあまり食べたことのない人もおいしいと思えるちょうどよい路線を行かれているなぁと思います。
(ある日のミールス。前店にて)

「サンバル」はバリ料理のサンバルソースとは別物で、南インドで食べられるスパイスを使ったスープのこと。野菜と豆を煮込んだまろやかな味わいでした。
「ラッサム」は酸味と辛味が強めの南インドのスープ。辛さが強く感じられたら、これを食べてからヨーグルトにいくといいですよ。
「クートゥ」野菜の炒め煮で、ココナッツミルクで調味してあることが多いそうです。
「ポリエル」北インドではサブジと呼ばれる炒め野菜で、クミンやターメリック、コリアンダーなどで味付けしてあります。南インドでは、野菜をマスタードシードやココナッツで調味してあります。
「チャツニ」チャツネのこと。インド料理には欠かせないペースト状の薬味ソースで、甘めと辛めがあります。ここに添えてあるのは辛めタイプ。
「バスマティライス」なんと国産のバスマティライスなんです!珍しい!上越で育てている農家さんがあるそうで、日本のお米との掛け合わせなのだとか。そのためインドカレーには合いますが、ドライすぎずにちょっとみずみずしさも感じられ日本人好み。
「カチョリ」インドカレー店というとナーンですが、これはまた新しい美味しさ。有機栽培の小松菜入り揚げパンで、キレイな緑色をしており、出来立てはぷーっくら膨らんでいます。ポンポンしてて中は空洞。出来立てはアッツアツです。ナーンのようなシンプルな味わいですが野菜味もあります。
それら賑やかなプレートの中で、スープやカレーをライスにかけたり、カチョリを浸したり、いろんな味を交互しながら食べるのが楽しい。あっさりしていて胃にどっしり来ないし、個人的には大好きなタイプのカレー。