「国立工芸館」金沢 |美術館

金沢新名所と言える美術館「国立工芸館」は、2020年10月25日にオープンしました。
場所は兼六園近隣、石川県立美術館のお隣で、立派な洋館は通りからも存在感を放ちます。

兼六園近くを走っていたら、突如現れる映え過ぎる洋風建築にびっくりしたそこのアナタ!私も気になっていました。


この施設は、「東京国立近代美術館工芸館」(皇居北側の北の丸公園)が、2020年10月25日に「国立工芸館」として石川県金沢市に移転オープンしたもので、金沢市に明治期に建てられた2つの旧陸軍施設を移築・復元しています。
明治のレトロな建築美に、明治・大正・昭和・平成・令和へと時を刻むことで生まれた本物の趣きが、なんともロマンティックに感じられます。引きで見るとより一層凄みがあり、圧倒的な存在感です。
夜はライトアップがされていてまた素敵でした。

ここでは「国立工芸館へ行こう!初級編」として、まずはこれだけは押さえて行ったら良いなと思ったポイントを紹介します。

ポイント①
同館は2棟あり、作品が展示してあって皆さんが入ることができるのは、向かって左の展示棟です。
「えー!そうだったのー」と驚きでした。
向かって右側のグリーンとホワイトの館は管理棟で、職員さんたちがいらっしゃいます。

ポイント②
エントランスを入ると、まずは巨大な作品に迎えられます。ここ撮影ポイント。
作家は金子潤氏。私の身長を優に超える、見上げる高さですが、この作品はなんと陶器で出来ているんです。一体どうやって焼いたのでしょうか。陶器のどっしりした温かみと艶、大きさに見惚れる。最初から圧巻です。
(※取材のため近くで拝見しておりますが、通常はガラス越しでの鑑賞です。)
金子潤《Untitled (13-09-04)》2013年 東京国立近代美術館蔵

ポイント③
2階へ続く木造の階段も洋館たる趣があって素敵。明治時代にタイムスリップしたようです。ここも撮影ポイント。

ポイント④
展示の作品にはもちろん触れることが出来ませんが、1階に設置されているタッチパネルにて、デジタルで360度立体的に所蔵作品の一部を見ることが出来ます。質感が分かるくらいアップで見られて、角度も変えられるので、高台までじっくり眺められます。すごい。


最新技術も駆使し、伝統や芸術がもっと楽しくもっと身近に。金沢自慢のスポットです。

 

ちなみに、2023年3月21日〜6月11日は「ポケモン×工芸展」が開催されています。
土日は特に大行列になる人気です。
ポケモンマンホールも探してみてください(建物外にあります)。

 

【施設詳細】
名称:国立工芸館
住所:〒920-0963 石川県金沢市出羽町3-2
電話番号:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(祝休日は開館し翌平日休館)、展示替期間、年末年始
観覧料:展示とイベントで異なる(国立工芸館 公式HPでご確認ください)