「スペイン料理アロス」説明するより体感してもらいたい。一度行ったらクセになる。秋からのジビエ、冬の香箱バーガー、香箱パエリアは絶対食べたい。のど黒ピルピルまで

料理: 6.8 その他: 6.8 ポイントについて
スペイン料理 アロス (すぺいんりょうり あろす)
営業時間 17:30~翌3:00
定休日
価格帯 3,000円〜10,000円
訪問回数 30回30回以上

金沢で一番ゴキゲンなお店といえばここ、スペイン料理アロス。「アロス行こうぜ」「昨日アロスだった」で、たちまち周りが笑顔になるくらい“アロス=楽しい”“アロス=ハイテンション”で認知されています。地元常連、県外の方もリピーターかなり多いです。オーナーシェフの石浦隆史さんは外見もお人柄もダイナミックで、大きな笑い声が毎夜木倉町に響いています。料理はそれにふわさしく、豪快にドーンと出てくるものもあれば、味の構築が繊細なものまで、その日の食材やお客さんの好みに応じて出してくれます。そのためお客さんのほとんどは「おまかせ」で注文。お客さんとの間に成り立っている信頼感はすごい。私もいつもおまかせで。元気が欲しい時に足が向かってしまいます。

石浦さんはスペイン・バスク地方にある一つ星レストラン「アラメダ」を経て金沢で独立。それゆえ、実力派のお店としても定評があります。ちなみに2012年10月14日に大工町からここ木倉町に移転しています。お店としては2016年8月で10周年を迎えました。

ここ木倉町の新店は奥に長い形状を活かし、入り口からカウンター席がズラーっと並びます。オープンキッチンなので臨場感がすごい。店の入り口には小さなカウンターが設けられており、4名くらいは立ち飲み可能。ちょっと寄りたいときはここが良いです。


(最終訪問 2021年1月15日)



●シードラ

壁の上の方に設置された樽からジョボジョボ出して注いでくれるというパフォーマンスあり。リンゴの発酵した個性的な深みとキリリと爽やかな風味と微発泡の軽さが美味。

まずはこれからスタートがオススメ。


もちろんワインも揃ってます。

料理はその日の素材などで変則的なのですが、定番として皆さん注文するのはまずはシードラ、そしてピルピル。そして、出てきた瞬間皆が「おおおおお!」と歓声を上げる料理も多い。特に秋から春先のジビエ、11月12月の香箱ガニシリーズはぜひ体験してほしいです。

アロスの定番ピルピル

●塩ダラのピルピル

アロスのテッパン料理です。アロスに来たら「とりあえずピルピル」という注文が聞こえてきます。スペインの郷土料理で、鍋に火を入れている時に、“ピルピル”という音が聞こえるからこの名前なのだそうです。耳を澄ませば、本当にピルピルと音が聞こえてきそう。オリーブオイルで乳化したペースト状のピルピルをアツアツをバゲットにのせて頂きます。


夏出てきたのはのど黒入りピルピル。出てきた瞬間「うっそーーーん」って叫んでしまいました。ほんと豪快なんだから笑

冬は白子入りも登場します。

アロスの香箱パエリア

香箱ガニがある季節のみ提供の香箱パエリアです(11月上旬〜12月末まで)。香箱蟹を一体何杯使っているの?ってくらいの香箱度。蟹足と内子外子がみーっしり入っていて、ご飯と半々くらいの香箱感があります。蟹の出汁もしっかりご飯が吸っていてうまいのなんのって。

アロスの香箱バーガー、ズワイバーガー

香箱ガニの季節に遊び心で作ってくれたのが香箱ガニのハンバーガー風。出てきた瞬間吹き出しちゃった(笑)香箱蟹の甲羅をバンズに見立ててサンドしてあります。お皿に描かれた「M」はきっと有名ハンバーガーチェーンさんのマーク⁉︎身と内子外子はもちろんたっぷり。ちなみに、箸で中だけ食べます(笑)甲羅は食べられません。
●香箱ガニバーガー2020(2020年10月9日訪問にて)
地物は11月解禁なので新潟だと思いますが、お通しに何気に出て来て「ああ、もうこの時期かぁ」ともはや風物詩になってる笑。

●香箱ガニバーガー2019
冬の定番今シーズンも当たり前のように出てきました(笑)

●加能ガニバーガー2019

●香箱ガニバーガー2018
シェリーでソテーしたマッシュルームが中に。

●香箱ガニバーガー2018、加能ガニバーガー2018
加能ガニ(ズワイガニ)のほうはチーズ入りでした。ちなみに、こちらも箸で中だけ食べます(笑)甲羅は食べられません。

アロスのジビエ

こんなダイナミックなジビエ三昧は他ではなかなかできません。しかも富山など地物のジビエをその場で捌いて調理し、多種盛り込んでくれたりもしばしば(グループ訪問がオススメ)。説明の必要はないでしょう、ぜひ体験してみてください。


グループでなくとも、一人で伺ったらお一人様ポーションでも対応してくれますのでご心配なく。柔軟に機転を利かせてくれるところも有難いです。


●イベリコ豚のセクレタ

“セクレタ”は部位の名前で、スペイン語で「秘密」という意味。シークレットということですね。肩ロースの上についている脂の中に潜む美味しい稀少部位で、サシもキレイに入っています。絶妙な火入れは、特注のグリル器を使用しているから。直火で焼くと、脂がしたたり火が強くなるため火力調整が難しいですが、ギリギリの火距離で焼ける特別な調理器具を使用しています。口に入れると、旨味の強い脂がじんわり滲み出します。
スペインのじゃがいもとチーズを合わせたソースは、こってりし過ぎず、深みはあるがさっぱりしており、黒胡椒で味を付けられたお肉と強弱を出しています。



●蝦夷鹿のランプ

粒マスタードのソースはアロスさんお得意とも言えます。
ぷつぷつとした食感がアクセントになっており、また、少々の辛味はありますが、なによりその中に旨味があります。味付けはシンプルで蝦夷鹿の素材自体を引き立てています。

●雉 ムネ、ササミなど多部位を雉の肝ソースで。

●富山の鴨

ちなみに2階席もあり。グループやパーティーにも対応できるようです。