四角いお好み焼きで有名なお店です。場所は富山市新富町にあるCiCビル地下1階。人気店ゆえ行列ができているのは当たり前で、お昼は1時間から1時間半、いや2時間待つのを覚悟しなければならない場合もあります。しかしながら夕方からの営業は比較的スムーズですから、(ダイエットを気にしなけえれば)夜が狙い目と言えるかもしれません。ただし、焼き上がりに30~40分かかるため、皆さんコミックや週刊誌を読みながら気長に待っています。もしカウンターの特等席が陣取れたら、出来上がりまでの独特な工程を見物できて楽しいですよ。
ちなみに焼きそばもあって、セットメニューも人気。
お好み焼きの工程は、まずは鉄板に生地を流し込むのですが、ここは通常のお好み焼きと一緒です。最初から四角いわけではないんですね!その上にもう一度生地を流し、かつお節をハラッと散らします。ここで一旦裏返しますが、裏返した途端、コテを使ってお好み焼きのヘリを中に折り込むようにして形成します。あっという間にキレイな長方形の完成。
そのうち広い鉄板上には、まるで厚揚げのような巨大な長方形が整列します!
何度かひっくり返して仕上がりを見極め、こんがりキツネ色に焦げた生地にケチャップをちょっと乗せ、さらにソースを塗って伸ばします。時折鉄板に垂れて、焦げたにおいが鼻腔をくすぐって胃袋が騒ぎ始めますよ。さらにその上には、カスタードクリームのようにマヨネーズをこんもりのせ、ひと匙の辛子を加え、コテでカンカンカンとカットして完成。
●ミックス玉
ふわふわ軽いクッションのような食感になるのは中が蒸し焼き状態だからでしょう、もったりしたクリーミーなマヨネーズが抜群の相性です。旨さが複雑なソースも箸を進め、食べ出したら止まりません。
丸いと思い込んでいたものが四角いだけで、なぜこんなに興味をそそられるのでしょうか。
でもこの満腹グルメ、四角四面でないやわらかさが魅力!