「越前 蟹の坊」“福井で蟹と言えば”の望洋楼さん直営店。三国港が目の前で蟹オフシーズンも新鮮な海の幸が堪能できる。甘海老てんこ盛り丼うまい!

料理: 7.5 その他: 7.0 ポイントについて
越前 蟹の坊 (えちぜん かにのぼう)
営業時間 【平日】11:00~15:00(L.O14:30)【土日】11:00~15:30(L.O15:00)
定休日 月曜・火曜 不定休あり
価格帯 旬のお刺身定食(2,860 円)、三国湊 甘海老てんこ盛り丼(2,365 円)
訪問回数 3回

“福井で蟹と言えば”の「望洋楼」さんの直営店で、こちらでは手頃な価格で海鮮丼などの鮮魚料理やご当地料理が食べられます。
場所は、海風が頬を撫でる三国港のセリ場の目の前。お店を守る大きな蟹のオブジェが通りからも目を引きます。入店前から新鮮な海の幸が堪能できそうな期待感で胸が膨らむ。
今にも襲って来そうな躍動感ある越前がに、センスあるー。



さらに、えちぜん鉄道三国芦原線の終着駅である「三国港駅」というレトロな駅がお隣にあって情緒あり。車両が到着している時に出会えるとラッキーです。
入り口入ってすぐには大きな水槽が鎮座しており、ここでなんだかすでにもう「あぁ三国まで来た甲斐があったなぁ」となっている自分がいる。
望洋楼さんと言えば越前蟹ですが、今は蟹はオフシーズン。しかし、漁港が目の前なので鮮魚料理が堪能できるのは良いですね。

お店入ってすぐに巨大水槽があり!


店内は古民家の雰囲気で、2階には掘り炬燵の個室が多数あります。
2階の窓からは、市場と三国港駅が見えますよ。

●甘海老てんこもり丼(2022/10/27)
個人的に海鮮丼は魚種が多いものよりも単体のほうが好きなので、甘海老のみの丼ぶりにとてもそそられます。
三国港は九頭竜川から良質な水が注ぐポイントが漁場なので、カニはもちろん甘海老も絶品。海底がきれいな近海の水深200~700m付近の砂泥で育っています。むき身にして、予め「特製海老醤油」に絡ませてあります。海老醤油は、甘海老の頭をじっくりローストして調味料と合わせて煮込み、丸2日かけて仕上げています。甘海老は柔らかくて歯応えもあり、海老醤油が抜群の相性。豪快に頬張る嬉しさよ。

●越前そば
おそばが美味しいのはさすが福井。良い野趣とコシがしっかり出ておりました。

●甘海老てんこ盛り丼とおろし蕎麦の膳(2021/5)
甘海老てんこ盛り丼とおそばがセットにできるなんて激アツです。


福井のおそばと言えばの「おろしそば」は一度食べたらハマる。大根のキーンと来る辛さが味わいを引き締めます。

●旬のお刺身定食(2022/5/27)(ご飯、お味噌汁、手作り豆腐付き)
ヒラマサ 三国、鯛 三国、鯵 三国、イサキ 若狭、アラ、イカ 若狭、岩ダコ、マトウダイ昆布締め、甘海老 三国
地物を中心とした鮮魚のお刺身をメインとした人気の定食です。パツパツとしたフレッシュなお魚にテンションが上がる。筋肉がまだしっかりしていて食感からも鮮度の良さを印象付けられました。個人的には熟成魚よりも鮮度高いお魚の方が好みなので嬉しい。
港と市場の前で食べる意義を大いに感じます。

その他、単品メニューも豊富でした。
●お造り(カンパチ、鯵、アオリイカ)(2022/10/27)
このお造りが素晴らしくて印象的でした。鮮度良いカンパチと鯵は、ピンピンとハリのある食感で跳ね返す弾力。潮風が吹き込む漁港前のロケーションで食べるのにふさわしい。

●へしこ
福井を代表する郷土料理の一つ。保存食として作られたものですが、塩辛さがなく、ふっくら仕上げてあり、料理として美味しかった。いいお酒を合わせたい。

●汐雲丹
福井を代表する高級珍味です。米飴をもう少し固めたような密でねっとりとした舌触りで、舌の上で溶けると凝縮した雲丹の旨味が口の中に広がり夢心地。なんとも言えない絶妙な塩加減で、目の奥に潮騒を思い起こさせる。

●絹もずく

●ふぐ唐揚げ

●越前蟹ちまき
ズワイガニと阿難祖地区のカグラモチ米を竹皮に包んで蒸したオリジナル蒸すし。

「望洋楼(ぼうようろう)」三国で越前がにの最高峰“皇室献上がに”を味わう。2021年11月7日リニューアルオープン!