「チェコ料理DUB(ドゥブ)」日本でも珍しいチェコ料理の専門店が金沢にあります!何度も通いたいおいしさ。シェフは元公邸料理人の実力派!

料理: 7.8 その他: 7.5 ポイントについて
DUB (ドゥブ)
営業時間 18:00~0:00
定休日 不定休
価格帯 5,000円~10,000円
訪問回数 8回

チェコ料理店は全国でも5軒ほどしかないと言われていますが、そんな珍しいチェコ料理の専門店が金沢にあるんです。オープンしたのは2014年8月10日。私もチェコ料理に経験があるわけではありませんが、チェコ料理未経験でもおいしく感じられ、人気の理由がよく分かります。チェコ共和国はヨーロッパの内陸国なので、食材は肉類や穀類、乳製品が中心。限られた食材に工夫を凝らした伝統料理がたくさんあります。オーナーシェフ柏照康さんは、ロシアやブルガリアなどの公邸料理人を務められてきた実力派。チェコを含め各国で約5年半腕を磨かれてからの帰国、故郷である金沢に開業されました。
場所は中央味食街と新天地の間で、店内にはオープンキッチンのL字カウンターがあり、2階にもワンフロアお席があります。
同店の器がいずれも“チェコスロバキア”時代のアンティークということでこちらも必見です(1993年にチェコスロバキアがチェコとスロバキアに分離し、チェコ共和国が成立)。なかなかの年代物もあります。

料理はアラカルトとコース↓があります。
●軽く食べられるチェコ料理(4皿、4000円)
●しっかり食べるチェコ料理(6皿、6000円)
●リッチに食べるチェコ料理 (要予約、4名様より、10,000円)

(最終訪問 2021年4月20日)
生ビールもチェコから。

チェコ瓶ビールの取り揃えにも注目です。

DUBの定番チェコ料理

●ウトペンツィ
チェコの定番おつまみであるソーセージの酢漬け。毎回絶対に食べたい大好きな料理です(コースだと前菜に入れてくれます)。約5日ほど酢漬けにしてあり、まるみのある心地よい酸味が、肉の旨味と程よく調和しています。

●トラチェンカ
豚の耳と舌と足の煮こごりで、豚のコラーゲンだけで固めてあるナチュラルなおいしさ。

●ザビナーチ
(盛り合わせ手前の)くるくる巻いてあるイワシの酢漬け。

●ナクラダニーシール
カマンベールチーズのオイル漬け。オイルに漬けながら熟成させてあり、白カビの個性が和らぎ、いつものカマンベールとは違うニュアンスで品良いコクが出ていて美味。とろとろのチーズを、両面をちょっと焦がしたパンにつけて頬張る幸せ。散らしてあるのはチェコのパプリカパウダー。

●ホベジー グラーシュ
牛肉とパプリカのシチューのことで、どっしり重く見えますが赤みはパプリカなのでコクはありますが案外あっさり頂けます。
●クネドリーキ
肉料理に添えてあるのはチェコの伝統的な茹でパン。何度か発酵を繰り返した生地を茹で、オーダーがあってから蒸してくれます。日本の蒸しパンよりもふわふわ軽くシンプルな味わいでソースに良く合います。こちらも大好きな料理。

●蜂蜜ケーキ、アップルステュルーデル
蜂蜜ケーキは、全粒粉、キャラメルバター、蜂蜜クリーム、胡桃で構成される層状のケーキで、重厚で滋味のあるおいしさ。アップルステューデルは、林檎パイをロール状にしたようなスイーツで、外皮が薄くて食感軽い。毎回食べたい大好きなデザート。

DUBのディナー

2021年3月10日のディナー

軽く食べられるチェコ料理(4皿、4000円)
●前菜
ザビナーチ、ウトペンツィ、ピクルス
冷たい前菜を少しづつ盛り合わせ。乳酸発酵のピクルスは1つ1つの野菜の個性に合わせて別に漬けてあります。

●能登牛のタルタール
バゲットは揚げてあり香ばしく、そのザクザクな断面にまずは生ニンニクを塗りつけてから、能登牛タルタールを乗せて頂きます。口の中でカリッと乾いた音を立てるたびに広がる香ばしさとニンニクの風味、そこにひやりとしたタルタールが咀嚼するごとにねっとりと舌に絡んでくる。ああ、おいしい。


●3種の豆と野菜の具沢山スープ

●鴨
ハンガリーの鴨のローストに、鴨出汁ベースのソース。添えてあるザワークラウトは酸味と甘味がしっかりあって、鴨にベリー系のソースを合わせるようなイメージです。そして、いつも肉料理に添えてくれるのは、ふわふわ軽い食感の伝統的な茹でパン「クネドリーキ」ですが、こちらは鴨に合わせたジャガイモのクネドリーキで、いつもよりもっちりとしていて骨太さもあり鴨に相性良し。この3つを一緒に口に運ぶと三位一体のおいしさに驚きがありました。
また新たな柏シェフの魅力を教えてくれた一品。

2021年2月6日のディナー

軽く食べられるチェコ料理(4皿、4000円)
●チェコのポテサラと砂肝のコンフィ
まずはお通し的な一品を出してくれました。チェコのポテサラには、根パセリ、人参、セロリなどのピクルスをゴロゴロ混ぜ込んであり、優しい酸味が効いていて美味。

●前菜
ウトペンツィ、トラチェンカ、鶏タルタールバゲット、ピクルス

●ナクラダニーシール

●スープ

●鹿の赤ワイン煮込み(左)、イノシシの黒ビール煮込み(右)、クネドリーキ(茹でパン)添え
いつもの定番は牛肉とパプリカのシチュー「ホベジー グラーシュ」ですが、今回は2種類の煮込みをワンプレートにしてくれました。
黒ビール煮込みは苦味を効かせたさっぱり味で、対照的に鹿の赤ワイン煮込みは甘めで。濃厚ですが脂がどっしり過ぎずておらず美味。