2021年5月26日にオープンした、“Bean to Bar（ビーントゥーバー）”のクラフトチョコレートとハンドドリップコーヒーのお店。
同店を手がけるのは、人気のカウンターフレンチ「FIL D’OR（フィルドール）」さんで、“夜立ち寄れるコーヒー店を作りたい”という思いで生まれました。確かに、夜ご飯を食べてから、2軒目でコーヒーが飲めるお店が欲しかった。
フィルドールさんと言えば、2021年3月19日に金沢駅の百番街あんとのリニューアルオープンに伴って登場したスイーツゾーンにもクラフトチョコレート店「FIL FIL（フィルフィル）」（自社工房で作るダブレットチョコレートを販売）を出店していますので、これで3店舗目となります。

「FILFIL CACAO FACTORY & CAFE」の場所は、中央通りにあるフィルドールの向かいです。なんて分かりやすいのでしょうか。店舗はガラス張りで、通り沿いからも店内がよく見える造りです。カフェスペースはフィルドールさんらしいシンプルでおしゃれな雰囲気にスタンディングのカウンターがあり、チョコレート工房を眺めながらコーヒーが飲めます。
チョコレートはカカオ豆から選定して作っているという、かなりマニアックなもので、これだけの設備もカカオ豆も技術も、ここ金沢で完成させたのだからすごいことです。金沢から発信するチョコレート、今後の展開が非常に楽しみです。

FILFILのカフェメニュー（片町）

店内には、カーブを描くカウンターテーブルがあります。
さらに、2022年3月11日から増設された壁向きのテーブルも登場。2〜3名で利用できそうです。

●ホットチョコレート
ベトナムベンチェ産のカカオを使用。ホットチョコレートというと重厚な印象を持ちますが、とってもフルーティーで酸味のあるタイプのカカオでさっぱり頂けます。カカオは種類や製造方法によって味わいがガラリと異なりますので、風味のマジックを楽しめるのも同店の楽しさです。

●アイスチョコレート
ひんやり冷たく乳脂肪も少ないのでスッキリ飲めます。飲み口はさっぱりですが、カカオの豊かな風味が広がる。

●コーヒー
ハンドドリップで一杯一杯淹れてくれます。

●カカオシュークリーム
絶品。メニューにある日はぜひ食べてほしい一品。さっくりと焼きたてのシュー生地に、バヌアツ産のカカオを使用した冷たいカカオクリームを詰めてくれます。クリームは品のある風味で、滑らかなクリームが軽い生地に溶け合います。大人の美味しさ。

他、スイーツはティラミスやブラウニーなどあり。

FILFILのタブレットチョコレート（片町・金沢駅）

金沢駅あんとで販売しているタブレットチョコレートは、ここ自社工房で作っていますので、もちろん片町でも購入可能です。

金沢駅百番街店舗↓

パッケージデザインがシンプルでおしゃれなのはFILDORさんらしい。このセンスの良さはさすがです。
お味は、定番に加えて季節ものの新作がどんどん出てくるのが面白く、目が離せません。かなり攻めた味の組み立てにも注目。

2022年バレンタインの新商品

●ミニチョコハッピーセット（2,400円）
チョコレートミニサイズ5種（いちごダーク70%、柚子ミルク45%、コーヒー100％、ダーク70% マレクラ、ダーク80%ベンチェ各1枚ずつ）
2022年1月28日より、バレンタインにぴったりの「ミニチョコハッピーセット」の販売が開始。

カカオ豆から手作業で作っているため数量限定です。
この季節ならではの金沢花柚子と苺チョコもセットになっていて、少しずつ色々試せるのが魅力です。プレゼントにも良いけど自分のためにも買いたいやつです。シンプルな入れ物も逆にオシャレですね。

2021年秋の新商品

●CHAMPIGNON MASARA（マサラチャイ・キノコ）
インド・アナマライ産カカオ豆とインド人直伝レシピのマサラスパイスを練り込んだキャラメルミルクチャイチョコレートに、なんとドライのポルチーニ茸とエノキ茸をトッピングするという挑戦的なお味。これが不思議で美味しい組み合わせで、キノコの芳醇な香味と旨味がカカオの深みに溶け合って広がり余韻に残り、妖艶なスパイスの風味が持ち上げて鼻から抜けるという段階的美味しさ。

●F・F・C
Fig（イチジク）、Fermentation（発酵）、Chocolate（チョコレート）
“発酵”をテーマとするチョコレートで、ミルクチョコレートに宝達志水町の完熟イチジクの甘露煮をゴロゴロとトッピングし、チーブサブレとドライの粕漬けを散らすという、一見奇抜に思える組み合わせですが、イチジクのどっしりした甘さに、各々の発酵の深みが重なり合いグラデーションを描きながら調和していくという絶妙マッチングです。

「FIL D’OR（フィルドール）」田川真澄シェフのセンスが光る料理と自然派ワイン・日本酒。コンパクトでおしゃれなカウンターのお店

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FILFILのクリスマス（片町）

2021年12月23から25日の期間は、【FILFIL Christmas Edition アルザスのクリスマスを楽しむ3日間】と題して、クリスマスメニューを提供しています。
●FILFIL Christmas Edition【アルザスのクリスマスを楽しむ3日間】
12月23日（木） 18:00〜23:00
12月24日（金)）18:00〜23:00
12月25日（土） 12:00〜17:30、19:30〜23:00

ブレデレやジンジャークッキーなどのクリスマスのお菓子がずらりと並びます（テイクアウトも可能）。ボンボンショコラやパンデピスまでバリエーション豊か。飲み物は、いつも通りのホットチョコレートに加え、ホットワインもあり。

●ブッシュドノエル（イートイン限定）
ビターなカカオ感とミルキーなクリームのハーモニー、そして至福の口溶け。作りたてだからこその繊細さが素晴らしい。大人のノエル。

●クリスマススパイスのフルーツケーキ
クリスマスのスイーツ。クリスマスをイメージしてブレンドしたスパイス入りのフルーツケーキで、パネトーネのようなイメージでした。スパイスとハーブ、柑橘と赤ワインで煮込んだドライフルーツが複雑な美味しさを奏でます。