鮨オーベルジュ「一 能登島(ひとつ のとじま)」島々が浮かぶ静かな内海の非日常空間。オールインクルーシブも魅力

料理: 7.7 その他: 8.3 ポイントについて
一 能登島 (ひとつのとじま)
営業時間 チェックイン15:00〜18:00、チェックアウト11:00 ※お子様の滞在は不可。
定休日
価格帯 2名利用: 153,000円(税サ込)など、お部屋とプランによって異なる。
訪問回数 1回

能登半島に抱かれるように浮かぶ能登島に、2023年9月にオープンした“鮨オーベルジュ”。監修は「鮨みつ川」さん。
鮨オーベルジュという響きが新しいですね。全国でも珍しいのではないでしょうか。北陸では初で、ロケーションも他にはない唯一無二の宿として話題を集めます。ディナーには地元食材の鮨が堪能できて、さらに滞在中は料理もお酒も込みの“オールインクルーシブ”という点もポイントです。※お子様の滞在は不可

場所は、能登島大橋を渡ってから道なりに5分ほどなので、迷わず辿り着けるはずです。
私は地元なので、よく知っている道沿いに素敵な建物が出来ていて驚きました。

「ひとつ」という素敵なロゴが描かれた白地の暖簾が掛かっており、それをくぐってフロントに入ると、大きく取られたガラス窓からは、静寂した海が一望できて小島が浮かびます。まずはここで感動するはず。

あぁ、来て良かった。


迎えてくださる宿のスタッフみなさんも、とても丁寧でホスピタリティーに溢れ、心地よいひとときが過ごせます。

 

お部屋は8つあり、全室オーシャンビュー。
私のお部屋は「KODA」で、能登島の地名のひとつ“向田”から来ています。

海と一体になれる心地良さに時を忘れそう。七尾湾にはイルカが生息しているので、運が良ければ見られるかもしれません。

能登島は内海なので、ずっと眺めていても飽きない景色で、湖のような静けさで日常を忘れさせてくれます。
いつも知っている光景のはずなのに、格別なものに感じられました。能登って美しい。

 

バスルームは、黒を基調としたスタイリッシュなデザイン。

薬草湯にして入れます。アメニティーも充実!

サウナ付きのお部屋もあり、七尾湾を眺めながらの外気浴でリフレッシュできるのが最高です。


夕食は、1階にある鮨レストランにて、銀座や金沢の名店で腕を磨いたすし職人が、地元を中心とした鮮魚ですしを握ってくれます。
広々とした空間に、L字カウンターが設けられております。

この日の食材は、加能蟹 石川県橋立、鰤 七尾、蛸 七尾、鱈白子 北海道、能登牡蠣 七尾、角ばく(カワハギ)七尾、赤西貝 七尾、紫雲丹 七尾、甘鯛 宇出津、虎河豚 七尾、本鮪 青森県大畠、べっと(コノシロ)七尾、本鰹 七尾、鰆 七尾、雲丹 浜中、穴子 七尾、のど黒 七尾

まずは冬の王様ズワイガニ、石川県のブランド加能蟹の登場。

ひれ酒

能登鰤は3種の薬味違いで食べ比べ。

タコにかぶら寿司

白子は鼈甲あんがかけられており、やさしい甘さがぽってり絡んで美味。

おつまみをある程度いただいたら、すぐににぎりを始めてくれるのも嬉しい。


カワハギは新鮮だからこそできる肝のせで。


また、にぎりの途中にもお料理を挟んでくれて、食べ手のツボを押さえてくれるのもありがたい。

トラフグはとうとうみ(2番目の皮)を焼きで、ふるっふるとして弾力があり美味。ネギソースを添えて。








能登の絶景に心が開放され、楽しくておいしく、格別なひとときが過ごせます。