金沢市中心部から少し離れた住宅街の中にひっそり佇む、“気まぐれ豆乳カレーとロイヤルミルクティーのお店”。
スパイス好きに同店のファンが多いですね。
さらに、茶葉にこだわり抜いた、究極と言えるロイヤルミルクティーの美味しさにも定評あり。
あまり聞きなれない「飄逸」という言葉は、“世俗のわずらわしさを気にしないでのびのびしていること。また、そのさま。”という意味なのだそうです。
この、優しくもあり尖ってもいるコンセプトもそそられます。
お店の営業日は、水・木・金・土と限られておりますので、カレーを絶対食べたい方は曜日にご注意ください。
少量仕込みのため、売り切れのタイミングもあるかもしれません。
カレーは基本的には、「気まぐれ豆乳カレー」1種類で、時折別の種類も出していることがあるそうです。
●「気まぐれ豆乳カレー 選べるロイヤルミルクティーセット」(1800円)
スパイス好きにはたまらない、見るからにスパイスたっぷりのカレーです。スパイスの豊かな風味に豆乳が溶け合っており、鼻腔をくすぐるスパイスの香りに、まろやかで優しい奥行きも加わります。カレーを受け止めるご飯は、現在は白山市で栽培される「にこまる」という品種のお米の3分づきを使用。
胚芽が残る玄米が咀嚼させることに繋がり、プツプツとした食感と滋味が広がり、ご飯にまぶされたスパイスの余韻で次の一口が進む。
体の中から温まってきて、細胞が喜ぶようなカレーです。
“ロイヤルミルクティーは常温がおすすめです”とメニューに書いてありますが、ぜひ常温で飲んでみてください。常温と言ってもぬるいという印象ではなく、キーンと冷たくはないという感じ。
茶葉は数種類から選べて、私は、「朝宮紅茶」(べにふうき・ファーストフラッシュ)を選びました。
べにふうきは1993年に農林登録された日本生まれの紅茶で、こちらは甲賀市朝宮産。品種農薬・化学肥料不使用の特別栽培茶です。
スッと上質で透明感のある紅茶の美味しさが、絶妙にミルクに調和して美味しいこと。常温なので風味と味わいが一層しっかり伝わりました。
米粉のシフォンも、きめ細かくてしっとりしており美味です。