金沢駅内の商業施設「百番街」の西エリアが「百番キッチン」として2020年6月24日にリニューアルオープンし、レストランフロアが新しくなりました。各店に壁の仕切りをなくした造りでとても広々と感じられます。その中には、片町にあるおでん店「ちくわ」さんも出店しています。ここ金沢駅の店舗は、その名も「かなえきのちくわ」です。席はコの字カウンターで、黄色の暖簾が目を引きます。
おでん屋さんは、おでんが既におでん鍋に出来上がっているので、駅内にあるのはいいですね。サクッと食べられて電車時間に焦らず済みます。
また、利酒セットもあるのでじっくりと飲み比べも楽しめます。
ちくわさんのおでんで一番の特徴は“自家製の練り物”です。自家製ちくわ、手作りはんぺんなどはぜひ食べて頂きたいです。
さらにちくわさんのおでん出汁は、“飲み干せる出汁”を目指していて、真昆布、宗太鰹、サバ節、ウルメイワシに数種類の食材を加えて出汁を引き、大野のお醤油や能登の塩などの調味料で味を整えています。金沢の老舗おでん屋さんは、結構シンプルに出汁を作ってあったりするのですが、こちらは多種の旨味成分を掛け算してあります。
おでんに添えてあるのは福井麩一(ふいち)の地がらしです。
ちくわさんの自家製ちくわはここに来たら食べておきたい。既製品とは違って、白身魚の密な美味しさが良いですね。
●大根、ちくわのちくわ
●ちくわのちくわ、手作りごぼ天、手作りつみれ、車麩、糸こんにゃく
●大根、手作りごぼ天、手作り鰯つみれ
さすが自家製の練り物はおいしい。ごぼ天はごぼうの馥郁たる香りが口に広がります。
●ちくわのちくわ、車麩、手作り鶏団子、こんにゃく
●肉豆腐
おでんとは味わいを変えて少し甘め。アッツアツのお豆腐と、とろとろ煮込まれたすじは熱燗が飲みたくなる。
●茶飯の魯肉飯(ルーローハン)
ご飯ものの一番人気だそうです。台湾料理である豚バラがけご飯“魯肉飯”を、金沢おでんの定番である、おでん出汁で炊き上げた“茶めし”です。出汁香る茶飯が合わないわけがない、食べだしたら止まりません。八角の風味も良いアクセントになっています。
おでんのたまごものっていて、これとおでん数種類でお腹いっぱいになりました。
こちらは片町の本店です↓
ちなみに本店はジョジョファンも多いお店なのです。
「ジョジョの奇妙な冒険」(作者: 荒木飛呂彦 氏)の「JOJO nicle(ジョジョニクル)」に掲載されているため、ファンの方が訪れてくれるそうです。