「河原町 一(はじめ)」大将は太平寿し出身の濱本慎二さん。スクランブル交差点すぐに一軒家の立派なすし店あり。

料理: 7.5 その他: 7.5 ポイントについて
河原町 一 (かわらまち はじめ)
営業時間 18:00〜最終入店21:00(完全予約制)(日曜は昼営業あり)
定休日 月曜
価格帯 17,000円〜22,000円
訪問回数 7回

金沢の繁華街、片町スクランブル交差点近くに2017年秋に暖簾を上げたすし店。
同店の料理人さんは、石川県野々市市「太平寿し」にいらっしゃった濱本慎二さんです。太平寿しの高谷進二郎大将は石川県のすしを牽引されてこられた偉大な方。2018年春に旅立たれ、悲しみに包まれた金沢でしたが、独立されたお弟子さんのお店は皆人気店になり、大将の功績の大きさを改めて感じさせられます。
ここ「河原町一」の経営者は東京の日本料理店「一凛」さんだそうですね。濱本慎二さんと女将のめぐみさんご夫婦で切り盛りをされています。女将さんの明るい接客にも心ほぐされますよ。

同店の場所には以前、和倉に本店を構える「信寿し」さんがありました。ここはスクランブル交差点が目と鼻の先の前であるものの、立派な一軒家で、暖簾をくぐる前にアプローチがあり、さらに店内は余裕がある造りで外の雑踏を感じさせません。

内装は信寿しさんのときの間取りで10席のカウンターがあり、その奥には小上がりがありますが普段は使いません。スッキリと整えられた空間が粋でカッコイイ。
食材は、能登七尾の内湾や外海などの旬の地物の良いネタが揃っています。
おつまみが一通り出てからにぎり開始というスタイルではなく、おつまみの合間におすしが出きたり、同じネタで刺身とにぎりの両方を同時に出す太平スタイルも時折ありそこに濱本さんのスタイルがうまく調和しています。
太平寿しのスペシャリテとして有名な温かいおすし「のどぐろ蒸しずし」も食べられますよ。ふくふくと湯気が立ち上る温かいお寿司。太平寿しのスペシャリテであり、これを食べると大将の顔が思い浮かびます。蒸すことで酢の酸味の角が取れてまあるいお味に。潮騒と品のある旨味がじんわりと余韻に残ります。

2021年8月13日

天候が荒れていてきっと海は時化(シケ)だったと思いますが、それを感じさせないラインナップに感謝の回でした。能登の岩もずく、鮑、雲丹など夏を堪能。(※写真は一部)
・岩もずく

・鮑

・雲丹

・甘海老

2021年6月29日

6月ももう締めくくりとなる日、名残の七尾トリ貝、さらに七尾の鱧、七尾の天然の車海老など、七尾からの食材が目立ち心躍りました。
(※写真は一部)


・七尾 鱧

・七尾 トリ貝
名残のトリ貝。おつまみと握りの2通りを準備してくれるのが太平寿しの系譜。

・鯖棒ずし、七尾の天然車海老
ハートに見える鯖棒ずしは太平寿しのスペシャリテのひとつ。七尾の天然車海老と。

・のどぐろ蒸しずし
太平寿しのスペシャリテとして有名な一品。蒸してとろっとなったのど黒と、蒸すことで酸味がまろやかになったシャリが口の中で溶け合います。

・イカ

・雲丹巻物
握りでも軍艦でもなく巻物の雲丹。これがなかなか良く、口に放り込むと中からシャリと馴染んだ雲丹がトロッと流れ出します。

・穴子

2020年10月中旬

この日のコースは、まず輪島アラつまみからスタート。赤西貝にぎり、小肌にぎりとつまみ、煮鮑、奄美トロにぎり、イクラすし、しめ鯖にぎりとつまみ、アオリイカにぎり、毛蟹すし、赤身漬けにぎり、カマスにぎり、トロおろし、のど黒と松茸の蒸し寿司、甘海老にぎり、バイ貝にぎり、穴子にぎり、玉でした。
(※写真は一部)
・煮鮑 大根菜
大根菜の優しい苦味、胡椒の健やかな風味で引き締めてありました。

・イクラすし
シャリとウニが敷いてあります。とても薄くて柔らかい皮からぽわっと飛び出るイクラの濃厚な旨味が、口の中でグラデーションを描きながらシャリと一体になります。

・シメ鯖棒ずしとつまみ
太平寿しのスペシャリテのひとつで、おすしは包まれたシャリがハートに見えるんですよね。

・毛蟹
地物毛蟹をおすしとして。シャリにも身をたっぷりと混ぜ込んであります。

・のど黒と松茸の蒸し寿司
のど黒の蒸し寿しも太平寿しのスペシャリテ。今回は松茸をのせて秋の豊満な風味を添えて。蒸してとろっとなったのど黒と酸味がまろやかになったシャリが口の中で遊びます。

・甘エビ
子を混ぜ込んだ薄青のシャリと薄赤の身の2トーンが目に映えます。ねっとりした甘い身にシャリと子がさわさとほぐれて心地よい舌触り。

2019年4月25日

(※写真は一部)
七尾を中心に春の素材が揃っているあたりも嬉しくなりました。下記以外に感激したのは、(写真は無いですが)能登の桜鱒の握り。少し脂の乗った桜鱒のおいしいこと。黒胡椒の清々しい風味が引き締め役に一役買っていました。白エビの握りも美しくおいしかったなぁ。能登毛ガニはほぐし身とカニ味噌をシャリに混ぜ込み、
山のような形に盛り付けてくれました。
・アラ、サヨリ握り煎り酒で

・ホタルイカ 醤油漬けで

・〆鯖、〆鯖の棒ずし 

・鳥貝、煮ハマグリ

・イイダコ

・あん肝
とろけるような口どけで口の中でふわっと消えていく、まるでムース。

・のど黒の蒸し寿司
ふくふくと湯気が立ち上る温かいお寿司。太平寿しのスペシャリテであり、これを食べると大将の顔が思い浮かびます。蒸すことで酢の酸味の角が取れてまあるいお味に。潮騒と品のある旨味がじんわりと余韻に残ります。

2018年8月23日

(※写真は一部)
・能登黒もずく、鯖寿司、赤西貝
能登黒もずくは厚みのあるシャコシャコとした歯ごたえが美味。燃えるような赤い身、七尾の赤西貝は噛むと広がる深い甘みが良い。

・雲丹手巻き
持つのも震えるほど繊細な雲丹手巻き。口の中でじゅわっとソースのように飛び出してとろける。これはやられたー!

・白えびの冷たいおすし
濱本さんのオリジナルの、器で食べる冷たいおすしです。シャリに白えびをたっぷりのせ、殻でとった出汁をかけてあります。冷やしてあってこの時期ぴったり。白えびの身のねっとりした甘さ、そこに甲殻類の風味がパァっと広がります。冷たいので甘さが引き締まってキリっとなっているのもまたよし。これはうまい!

・七尾シャコ、数の子
この時期は七尾でシャコが揚がります。しかも子持ちが出てきて嬉しいわぁ。

・秋刀魚

・のどぐろ蒸しずし

・甘エビ握り
甘エビの身に子とエビ味噌をのせたエビの三重奏。目を閉じて味わいたくなるおいしいハーモニー。

・穴子

・蒸し鮑(追加)
蒸し鮑は切り身と握りで。じゃばらに切って添え、肝をのせてくれるのは太平スタイルですね。

その他にもたくさん頂きまして、どれも良かったです。特に印象的だったのは岩牡蠣。貝柱の部分は刺身で、ミルキーな部分をやや薄めにして握りに。シャリとのバランス、口どけなど考えられているなぁと思いました。