「小橋お多福」お多福の直系で暖簾分け一号店。昔から愛され続けている野菜もりもりつゆだくのジャジャメンもいいね!

料理: 6.5 その他: 6.5 ポイントについて
小橋お多福 (こばしおたふく)
営業時間 昼11:30~(L.O.)14:30 夜17:30~(L.O.)20:30 【土日祝】11:00~(L.O.)20:30
定休日 水曜
価格帯 600円~2,000円
訪問回数

「お多福」と言えば、金沢市民なら知らない人はいないうどん店です。総本店(金沢市野町)が明治43年に創業後、暖簾分けをして、高度成長期には69店舗もの支店がありました。そこから店舗数は減少していったのですが、現在でも27店舗が営業しています。(金沢17、野々市2、白山5、能美2、小松1)店舗で味が少しずつ異なり、メニューにも個性の発揮をしているのがお多福の面白いところで、みなさん贔屓にしている“Myお多福”、またはここのこれがおいしい!というのがあるはず。

ここ小橋のお多福は総本店の直系であり、暖簾分け第一号店で創業は昭和5年です。
店内に入ると、囲炉裏が鎮座しており、庭が眺められるようにテーブル席が幾つかも受けられています。別フロア、2階席もありますよ。


メニューが多種あるので選ぶのに苦労するくらい。丼ものとセットのそばメニューや、単品のそばやうどん、カツカレーや天津ライスなどご飯ものもあるんです。オーソドックスなメニューからちょっと変わりメニューもあるのが面白い。価格は全体的にちょっとだけ高めの印象。日常使いしたいお店なので、1000円以下(もありますが)で充実していたら嬉しいなぁ。

同店のそばは、2010年末で閉店した姉妹店の蕎麦処「鬼は外」のものをそのまま受け継いでいます。そば粉は、北海道産と信州産のブレンドで、毎朝打っているそうです。キリッとしていておいしいので、大衆的なおそば屋さんよりも高めで専門店価格ですが、オススメできます。

●つけめん赤鬼(そば)
つけめんはごまだれの「赤鬼」としょうゆだれの「黄鬼」の2種類があります。ごまだれは結構濃い目なので、最初におそばだけを楽しんでから、ちょびっとずつ付けるのがいいでしょう。豚肉がしっかり入っていて、お肉を食べた満足感もあり。ニンニクが効いているので、パワー出ます。(しょうゆだれのほうは鶏肉です。)


・そば湯

●ジャジャメン
昭和34年に、栄養補給のために開発された経緯があるメニューなのだそうです。当時から今日まで、根強い人気のロングセラー。あま口のだし焼きそばで麺は細め。具はたっぷりの野菜と肉。さらに刻んだおあげさんが入っており、金沢らしい味わいのあま口出汁を吸い込み、お口の中でじゅわ~。この辺りがお多福さんらしいなぁ。野菜にも合う味付けで、もりもり進む進む。8番らーめんの和バージョンて感じです。


ちなみに店内にあるジャンボお多福さま、創業時の昭和5年からずっとお店を見守っているそうです。