「昆布屋孫兵衛」創業1782年の福井の老舗和菓子店がアシェットデセールが食べられるお店に!2023年6月リニューアルオープン

料理: 7.3 その他: 7.2 ポイントについて
昆布屋孫兵衛 (こんぶやまごべい)
営業時間 10:00〜16:00
定休日 火曜・水曜
価格帯 アシェットデセール(2500円)※予約不可
訪問回数 1回

2023年6月に福井市にオープンした、アシェットデセールが食べられるお店。
なんと1782年(天明2年)創業の240年以上続く老舗和菓子店が、17代目の昆布智成さんでパティスリーとしてリニューアルオープンしました。江戸中期からの歩みってすごい歴史!
昆布シェフは、東京の「ピエール・エルメ」や「オーボンヴュータン(AU BON VIEUX TEMPS)」、南青山「アン グラン(UN GRAIN)」などで腕を研磨されたそうです。

同店では、①和菓子の商品販売②アシェットデセールのイートインを行っています。

店舗は、美術館のように現代的でスタイリッシュ。通りからも人目を引いています。

背の高い扉を開けると、店内も天井が高くて余裕のある空間使い。
入り口入ってすぐに販売台があって、その延長線をイートインカウンターとしている設計なので、終始お客さんが入ってくる様子で賑わっていました。
イートインは予約不可なので、タイミング良く入店できないと待つことになります(カウンター5席)。

とにかく、美術館のようなおしゃれな空間デザインが素敵。
モノトーンだけど曲線をデザインに取り入れてどこか温かみもある。
 

夏のケーキとフルーツ大福

●ウバとアッサムのブレンドアイス紅茶

●梅香(540円)、淡い(650円)、常盤(660円)、甘美(700円)

「梅香」は、黒龍酒造 黄金梅の梅酒を使用したマンゴーケーキです。梅とマンゴーのジュレ、マンゴーとオレンジのピール入り。
黄金梅は完熟して自然落下したものを収穫していて凝縮された味わいで、マンゴーの南国の味わいと、軽やかなバタークリームがまとめ上げます。
「淡い」 は、イタリアンメレンゲでフロマージュブランとマスカルポーネのムースを包んであります。リュバーブとフワンボワーズのコンフィチュールで、優雅な味わい。
「常盤」は、宇治抹茶ムース、杏子のジュレとマリーゴールドの風味、自家製丹波産大納言で、和であり華やかな一品。
「甘美」は、カカオハンター小方真弓さんのカカオを使用したムースショコラ。ブラックベリージュレと、トンカ豆とセイロン産のシナモンとスターアニスのクリームで妖艶な風味で仕上げます。

●マスカット大福(テイクアウトもあり)
マスカット1粒をレモンあんと求肥で包んだ夏の味。

●いちご餅(1個260円)、ふくうめもち(テイクアウトのみ 3個1200円)

アシェットデセール(2023年6月)

●アシェットデセール(ドリンク付き 2500円)
金沢でもなかなかない、結構高めの価格設定(悪い意味ではなく)。福井でやりきっちゃうのはすごい。
この日はメロンとクレソンのデセールで、紅茶付き。
シェフが目の前で盛り付けて仕上げてくれます。

アイスは、福井県池田町「徳太夫」さんのクレソンを使用。ライムでマリネしたメロンとメロンのスープ、クレソンの香りを移したオリーブオイル、グレープフルーツとミントのジュレ、パンナコッタ、福井の塩を使ったクランブル、クレソンの花と宇治抹茶のメレンゲを添えて。それぞれ微妙に違ったニュアンスの青い香りが口に広がり、サクサクのクランブルとメレンゲも食感に遊びます。

新しいスタイルの注目店。
この日のテイクアウトのお菓子は、いちご大福(6個入り)、わらび餅(6個入り)、どら焼きなどがありました。